- Photo: (c) Kasumi Abe
あなたの知らないニューヨークがここに。これぞ『NYのリアル』がわかる特別展が明日より開催となる。
アップタウン地区の「ミュージアム・シティ・オブ・ニューヨーク」は、創立100周年を記念し、この街のアートとポップカルチャーにフォーカスした特別展This is New York: 100 Years of the City In Art and Pop Cultureをスタート。

ニューヨークの文化の代表格は、ストリートと地下鉄。おそらく観光で訪れると華やかで賑やかで楽しい「エキサイティング」な思い出が刷り込まれるだろう。
一方この地に根ざすと「リアル」なニューヨークの側面も見えてくる。それは人混み、渋滞、ゴミや害虫問題、孤独…。この特別展では、そんな光と影の両方がコントラストに表現されている。
映画やドラマ、レコードやCDジャケットの撮影地としても有名な当地は、『スパイダーマン』、『ジョーカー』『セックス・アンド・ザ・シティ』の舞台としても知られる。そんな撮影現場のシーンを表した1コマや、ドラマの中で使われた小物なども展示され、作家やクリエイターらがこの街に受けたインスピレーションが展示を通して伝わってくる。
ただ見るだけではなく、本や音楽ビデオなど音で聞く没入型コーナーもあり、大人も子どもも両方楽しめる。

特別展は、5月26日から来年7月まで開催。
(祝100歳の同博物館は、リノベーションが終わったばかりで驚くほど綺麗です)
Info:
Museum City of New York(MCNY)
Text and photo by Kasumi Abe (「ニューヨーク直行便」(c) 安部かすみより一部転載)無断転載禁止