007 創作カクテルのおいしいバー「The Binc」

  ブルックリンのガイドブックの著者が、本で書ききれなかったことやまだまだあるお気に入りスポットを紹介します。「大切な友人に紹介するとしたら?」という目線で選んだとっておき、今週はブルックリンハイツにある「The Binc」です。     ブルックリンには、歴史的建造物の保存地区が33カ所もあり、ブルックリンハイツは第1号として1965年に認定された地区。 それより102年も前の1863年に創立されたブルックリン歴史博物館を中心に、映画に出てくるような重厚なブラウンストーンが一帯に広がり、街歩きが楽しい地区です。   関連全6店はすべてブルックリンに そんなブルックリンハイツを散策していてたまたま見つけたバーが、この「The Binc」でした。     The Bincがオープンしたのは2016年。姉妹店全6店の一つとして誕生しました。 姉妹店は、Bevacco、Provini、Bar Tano、Bar Toto、Ogliastroなど、すべてブルックリンにあり、イタリア系です。 そしてBevaccoとThe Bincは隣同士で、Bevaccoでの食事後にThe Bincへ移動し2次会というのもカンタンです。 The Bincは看板バーテンダーのフレージャー・タイが生み出す、季節ごとのクラフトカクテルが自慢。常時13種類以上がそろい、好みを伝えればその場でオリジナルカクテルを作ってくれます。 中でも人気は、日本文化にインスパイアされた酒&ジンベースの「ボンサイ」と、メキシコの蒸留酒メスカルベースの「エビータ」。 私はボンサイをいただきましたが、ワサビが鼻腔を通ってほんのり香り、レモンの爽やかさと黒コショウの苦味が混じり合ったユニークな味で飲みやすく、一瞬で飲み干してしまいました…。   環境問題にも真剣に取り組む店 この店は、環境問題にも真剣に取り組んでいます。脱プラスチックに向け、プラ製ストローから紙ストローへの移行をオープン時から計画していました。取引先の会社が紙ストローを取り扱っていないため、紙ストローの業社を調べたそう。     「価格は1本プラ製が0.005セントほどなのに対して、紙製は3~5セントほどに値上がりしました。でも環境保全を考えたらどうってことのない差額です」と、ジェネラルマネジャーのエイミー・マスセナ。 今後は、フードの持ち帰り用の紙製容器の導入も考えていくそうです。   The Binc(ザ・ビンク)   (Text & Photo by Kasumi Abe)   本稿は、Weekly NY Japionのコラム Brooklyn本著者が案内する「古くて新しい、とっておきのブルックリンへ」を転載した。無断転載禁止©️ Kasumi Abe  

006 川沿い&絶景が魅力の地中海店「Celestine」

ブルックリンのガイドブックの著者が、本で書ききれなかったことや、まだまだあるお気に入りスポットを紹介します。「大切な友人に紹介するとしたら?」という目線で選んだとっておきスポット。今週は「Celestine」です。 イーストリバー沿いの絶景が眺められるダンボの老舗レストランといえば、昔も今も「The River Cafe」(ザ・リバーカフェ)。プロポーズの場所としても有名で、これまで何組のカップルがここで結ばれたことか。 明るい店内&天気の良い日はテラス席へ 高級&ロマンチック路線はThe River Cafeがダントツおすすめですが、よりリーズナブルでカジュアルな雰囲気を探しているなら、ぜひ「Celestine」へ。 地中海料理店のCelestineは2017年10月にオープンしたばかり。全面ガラスの明るい雰囲気で、川沿いの景色を眺めながらの食事はおいしさがさらに増します。 店を取り仕切っているのは、ハワイ出身で飲食業界20年のマネジャー、ニック・フォルチャー。フレンチやベジタリアン・レストラン、ペイストリー業界でキャリアを積んできたニック。実は日本にあるイタリアンレストランでも働いた経験があるそうです。しかしなぜ日本へ? 「名古屋のNOVAで英語教師をしていたんだけど2007年に会社が破綻したため、東京の広尾にあるイタリアンのシェフから声が掛ったんです」 名古屋に4年と東京に1年住み、ニューヨークへ。ブルックリンのボーラムヒル地区にあるイタリアンの名店「Rucola」(ルッコラ)で働き、オーナー&レストラター(飲食ビジネスを手広くするビジネスマン)であるジュリアン・ブリッツィに実力を認められ、彼が新しく手掛けるようになったCelestineをまかされることになったのです。 新鮮なアペタイザーやワインがおすすめ 味もお墨付きです。主に東地中海沿岸料理(トルコ、イタリア、ギリシャ)をニューヨークスタイルでアレンジしているのは、アメリカ人シェフのガレット・マックハーマン。 ジューシーで香ばしいラム・カバブや、新鮮なメゼ(アペタイザー)をいただきましたが、焼き立てのフラットバン(パン)や地中海の各種コーストワインとの相性もぴったりでした。天気の良い日は、テラス席がおすすめです。 Celestine(セレスティン) (Text & Photo by Kasumi Abe) 本稿は、Weekly NY Japionのコラム Brooklyn本著者が案内する「古くて新しい、とっておきのブルックリンへ」を転載した。無断転載禁止©️ Kasumi Abe 取材こぼれ話 今週のジャピオン掲載の私のコラム「古くて新しい、とっておきのブルックリンへ」は、ダンボの景色の良い地中海レストラン。伊語で苦いという意味の食後酒Amaroは消化を助け、日本の養命酒のように老人が飲んでたけど今では若者のトレンドのドリンクだって。お昼から、美味しゅうございました😇 pic.twitter.com/MbA7re8YR8 — a.kasumi NY (@kasumilny) October 27, 2018

005 ブルックリナイツの社交場「Royal Palms Shuffleboard Club」

  ブルックリンのガイドブックの著者が、本で書ききれなかったことやまだまだあるお気に入りスポットをご紹介します。大切な友人に紹介するとしたら?という目線で選んだ私のとっておきスポット。今週は「Royal Palms Shuffleboard Club」です。     メタルの加工工場をリノベートした、500人収容可能な「Royal Palms Shuffleboard Club」。 1,579平方メートルの広さを誇る元工場ならではの広くて開放的なスペースは、ブルックリンならでは。友人から「ブルックリンらしいところに行きたい」というリクエストを聞いて、まず思い浮かぶお店です。 ここでは、夜な夜なブルックリナイツ(ブルックリン子)がニューヨークでも珍しいシャッフルボードをしながら、飲んだりおしゃべりしたりして、社交を楽しんでいます。   誰でも簡単にできるルールが魅力 シャッフルボードとは、キューと呼ばれる長い棒で円盤を突いて点数が書かれた枠の中に入れるゲームのこと。2人以上からプレーでき、もともとはクルーズ客船の甲板で行われていたスポーツとのこと。 オーナーのジョナサン・シュナップスは、「初心者には無料レッスンがあります。シンプルなルールので、誰でもすぐにプレーできるようになりますよ」と紹介してくれました。   人気は東海岸から中西部にも拡大中 ジョナサンがシャッフルボードと出合ったのは、幼少のころ。 祖父母の住むフロリダで人々がプレーしているのを初めて見て興味がわき、大人になったある日「ブルックリンで若者がシャッフルボードをプレーできる場を作ろう」とひらめいて、2013年にオープン。これが大当たりして噂が広がり、シカゴにも姉妹店ができました。 飲みながらする軽めのスポーツかと思いきや、参加者はチームごとにユニフォームなどをそろえて、リーグトーナメントも開催するほどの熱の入りよう、です。 シャッターを開けたスペースには、週替わりのフードトラックが横付けされ、タコスやホットドッグ、バーベキューなどの軽食も楽しめます。それぞれのグループがプレーしているのを、飲みながら見るだけでも楽しめますよ。     コートの使用料は、1時間40ドルで予約不可(早いもの勝ち)。人数が多ければ多いほどお得です。パーティーは10人以上からコートの予約が可で、ドリンクつきのパッケージ料金も用意されています。   Royal Palms Shuffleboard Club (ロイヤル・パームズ・シャッフルボード・クラブ)   (Text & Photo by Kasumi Abe)   本稿は、Weekly NY Japionのコラム Brooklyn本著者が案内する「古くて新しい、とっておきのブルックリンへ」を転載した。無断転載禁止©️ Kasumi Abe

003インダストリアルな雰囲気で世界46ヵ国の豆を楽しむ「BRC」

ブルックリンのガイドブックの著者が、ガイドブックで書ききれなかったことやまだまだあるブルックリンのお気に入りスポットをナビゲートします。今週の私のとっておきスポットは、ダンボにある「Brooklyn Roasting Company」です。     私がニューヨークに移住したのは2002年のことですが、そのころコーヒーといえば、薄くて味もフレーバーもほとんどないものが主流で、おおよそ今市場で出回っているおいしいコーヒーとはまったく別物でした。スターバックスでさえ、数は今ほど多くなかったと記憶しています。 そして時代はサードウェーブコーヒー・ブームとなり、コクや深みのあるコーヒーが浸透し、本格的なカフェも増えました。   どんなコーヒー好きも唸らせる   ダンボにある「Brooklyn Roasting Company」(ブルックリン・ロースティング・カンパニー)(以下BRC)は、ニューヨークに数あるサードウェーブ系カフェの中でも、私にとって5本の指に入る店です。 日本からのゲストや友人を何人も連れて行ったことがありますが、どんなコーヒー好きを連れて行っても「これはおいしい!」と言ってもらえる、お墨付きです。 オーナー、マイケル・ポラックは「普通の人はコーヒーを飲みながらほかの話をするけど、僕はコーヒーを飲みながらコーヒーの話しかしないんだ」と言うほど、根っからのコーヒーラバーです。 そんなマイケルは世界46ヵ国のコーヒー農園と提携し、自らが足を運んで豆を厳選。ネイビヤードにある約1,672㎡の広い工場で焙煎&独自にブレンドしています。 「自分の店以外のコーヒーを飲まない」。そんな彼のプラインドあふれるBRCのコーヒー、おいしくないわけがありません。 マイケルは21歳のころからコーヒーを飲み続けているそうですが、ここに到達するまで数々のストーリーがありました。 以前はビデオレンタル店の経営、映画撮影、子ども用ラジオ番組の制作、主夫と子育てなど、さまざまな仕事を経験したのち、現在のビジネスパートナーと出会って、2010年に焙煎工場をオープンしたという、ユニークな経歴の持ち主です。 翌11年、隣の家具屋が退去したのを機に壁を取り壊して店舗スペースを拡大し、現在のカフェスペースをオープン。お店で飲めるようになって、ますます人気が加速しました。   焙煎コーナーに飾られた1枚の絵   日本のメディアの取材ということで、あいさつ早々に「見せたいものがある」と連れて行かれたのは、焙煎コーナーの隅にある1枚の絵。 「昔、フランスの芸術家が外壁に残して行ったゲイシャの絵なんだ」 パナマなどから輸入されるGeishaコーヒー豆(エチオピア種)とかけたもので、マイケルはとても気に入っているそうです。「店のロゴとして使いたくて許可を取ろうと思い、芸術家を探したけど、連絡先がわからずにロゴにするのは諦めた」と言います。 そんな興味深いエピソードを思い出しながらBRCのコーヒーを飲むと、さらに一層味わい深く感じるので不思議です。   (データ) Brooklyn Roasting Company 25 Jay St. (718) 514-2874 地下鉄F線York St駅から徒歩4分     (人物キャプション) 大のコーヒー好きのオーナー、マイケル。©️ Kasumi Abe   (店内キャプション) 2017年『Men’s Journal』誌で「全米ベストロースター25」の1つとして選ばれた。©️ Kasumi Abe 女優のグウィネス・パルトローもここのファンだと、WSJ紙で語っている。©️ Kasumi Abe  …

002フレンチ&インダストリーの融合、 週末は2,000人が集まる「Lot 45 Bushwick」

ブルックリンのガイドブックの著者が、ガイドブックで書ききれなかったことやまだまだあるブルックリンのお気に入りスポットをナビゲートします。今週の私のとっておきスポットは、ブッシュウィックにある「Lot 45 Bushwick」です。 壁画街「ブッシュウィック・コレクティブ」のあるブッシュウィック・エリアは、クリエイターが多く住み、今ブルックリンでもっとも勢いがある地区の一つです。 私も2005年まで1、2年ほど住んでいました。「おしゃれだから」ではありません。好条件の家がたまたま見つかったからで、飲みに行くのはいつも決まって数駅先のおしゃれなウィリアムズバーグでした。 ブッシュウィックは長年劣悪な治安で、犯罪と戦ってきました。 1980年代、この辺に住んでいた知り合いの女性曰く「拳銃の流れ弾が飛んでくるのは日常茶飯事」だったそうです。私も空き巣に入られたり路上で変質者に遭遇したり、いろんな目に遭い引っ越しました。数年後に、こんなクリエイティブなエリアになるとは思いもせず…。   商業トラック製造所を改造   音楽&イベントベニューも兼ねたレストラン&バー「Lot 45 Bushwick」は、生まれ変わったこのエリアを象徴する店。 19世紀に商業トラックの製造所だった広い敷地を利用し、奥はバースペース、手前のパティオエリアはコンテナを改造したミニキッチンや卓球台もあり、夜な夜な近所のヒップスターが集います。   ラモン・ノラレホ(Ramon Noralejo)が2013年にオープンし、フランス出身のシェフ、サミア・ベハヤ(Samia Behaya)が共同オーナーとして参加。 ラモンが初めてこの空スペースを見たとき「大きなリビングルームが頭に浮かんだ。そこには風が通り抜ける明るいベランダがあって…」。まさに今のLot 45です!     料理は近郊農家で仕入れた食材を使い、すべて手作り。サミアの両親のルーツ、アルジェリアとフランスのフレーバーがミックスした季節ごとの手料理は、店が混んでない時間帯にぜひトライしてみてください。   姪っこへの思がこめられたキッチン   さて店名の意味を問うと、「Lotは大きなスペースを表しているのと、ここはもともと店外の向こう側まで一つの大きなプロパティで、店舗リースにサインをするときに割り振られたロットナンバーが45だったのさ」とラモン。 そして「実はねこの店には別のストーリーもあるの」とサミア。 サミアが立つコンテナキッチンは「djenna 」(ジェナ)という名前がついています(アラビア語でパラダイスという意味)。 「2012年に亡くなった姪の名前よ。彼女は生前『フードトラックをしてみたら』とアドバイスをしてくれていた。姪を忘れないために名付けたのよ」     多くのほろ酔いパーティーピープルは気づかないかもしれないけど、ブッシュウィックのイケてるスポットの随所には、そんなオーナーの大切な思い出が込められているのでした。   Lot 45 Bushwick 411 Troutman St. (347) 505-9155 地下鉄L線Jefferson St駅から徒歩2分   時間があれば、ここにも立ち寄ってみて Company XIV   (Text by Kasumi Abe)  …

001ミシュラン二つ星、 新たな食の冒険ができる店 「Aska」

ブルックリンのガイドブックの著者が、ガイドブックで書ききれなかったことやまだまだあるブルックリンのお気に入りスポットをナビゲートします。今週の私のとっておきスポットは、ウィリアムズバーグにある「Aska」です。   ニューヨークに住んでいると、居酒屋、ラーメン、寿司など日本食はもちろん、ハンバーガーにメキシカン、中華にシシカバブetc…と、世界旅行ができるくらい、どこの国の料理も気軽にアクセスできますよね。 ニューヨーク在住歴が長くなってしまった私も、だいたいのものはこの街で食べてきましたが、世界はやっぱり広かった!まだまだ食べたことがない料理もたくさんあります。「おそらく皆さんもあまり馴染みがないのでは?」と思う料理が、ここ「Aska」でいただけます。 開店4ヵ月でミシュラン2星獲得   アスカはスウェーデン出身のフレドリック・バーセリウス(Fredrik Berselius)が手がける、北欧料理にルーツを持つニューヨーク・スタイルのレストランです。2016年のオープンからたったの4ヵ月で、ミシュラン二つ星を獲得したすごい店なのです(二つ星は現在まで更新中)。 そんな才能を放つイケメンシェフ、フレドリックですが、かつてはプロのスノーボーダーになることを夢見ながら実現できず、将来の自分に不安を抱えていたどこにでもいるような若者でした。 建築やデザインの勉強をしたり、バイクメッセンジャーやモデルの仕事をしながら、マンハッタンの某高級レストランにレジュメを直接持参して働き始めたことから、調理の基礎を築き、セレブシェフとして開花した大変な努力家です。   新たな食の冒険ができる店   アスカに行くとまず苦手な食材を聞かれます。アボカドが嫌いな友人は「大丈夫。うちでは使ってない食材です」とサーバーに言われました。 ここでは、ビーフ、カタツムリ、魚介類、海藻、キノコ類、ベリー類など、フレドリックが食べて育った馴染みのある故郷の食材を使った料理がまるで芸術品のようにクリエートされます。 中には、アップステートにあるセカンドハウスや店に併設したガーデンで栽培した食材も。 「新たな食の冒険」がコンセプトで、Lichenという地衣類(コケの一種で磯のような独特の香りが特徴。キャラメルクリームやスプルース酢など甘酸っぱい出汁入り)や、Mignardisesという豚の血を使った生チョコなど、「わぁ〜これ何!?」と何度言ったことか。 チップ込みで185ドルか265ドルの2種類のコースは、これぞという特別な日に超おすすめ(要予約)。地下スペースとガーデンは予約なしで、ドリンクだけでも利用できますよ。   Aska 47 S. 5th St. Brooklyn, NY 11249 (929) 337-6792   地下鉄J・M・Z線Marcy Av駅から徒歩11分、フェリーSouth Williamsburg乗り場から徒歩8分   時間があれば、ここにも立ち寄ってみて Domino Park   (Text by Kasumi Abe) 本稿は、Weekly NY Japionのコラム Brooklyn本著者が案内する「古くて新しい、とっておきのブルックリンへ」を転載した。無断転載禁止©️ Kasumi Abe  

ニューヨークの人気スィーツ店Egglooが「色が変わるアイスクリーム」を新発売

ニューヨークで人気のアイスクリーム屋を経営している若きアントレプレナー、マイクさんから連絡をいただきました。 彼のお店の名前はEggloo(エッグルー)と言って、2016年のオープン以来、Instagramのフォロワーは4万人超え。人気過ぎて、イーストビレッジにも新店を出したほど。 オープン時に書いた記事 とにかく大成功しているスィーツ店です。そのマイクさんが 今度、うちで新しい商品出すんだ。Changing color ice creamって言うんだ。食べにこないか? と言うではありませか。 お誘いは基本断らないがポリシーの私。しかも、すっかり30℃超えで一気に夏になったかのようなニューヨーク。アイスクリームとは、なんとパーフェクトなお誘いではないですか。 二つ返事でOKしました! と言っても、行くまでChanging color ice creamが何のことだかよくわかっていなかった私…。 さっそくお店のスタッフが作ってくれました。 左はBefore、右はAfter。 わかるかな? この左に刺さっているスポイドの中の液体をかけたらあら不思議、青色が薄紫に変わって、さらにインスタ映え! 食べてみると、お茶のフレーバーで、アメリカらしからぬ甘さひかえめのお味です。(たこ焼きワッフルこと、香港スタイルのエッグワッフルが甘めなので、バランスが良い) アメリカの中でも、健康志向の人が多いと言われるニューヨークですが、庶民派スーパーやデリに行くと、体に悪そうな色と液体がそこかしこで大量に売られている。 このスポイドの液体も何か?と訝しげに思っていると、「自然のレモン汁だよ」とスタッフが教えてくれました。 ちなみに、ソフトクリーム(アメリカではソフトサーブと呼びます)は、アールグレイの茶葉とバタフライ・ピーの茶葉のブレンドで、この青色はバタフライ・ピーの茶葉からのナチュラルカラーだそうです。 ソフトサーブはカップが5ドル、エッグワッフル入りが9ドル。エッグワッフルな外側カリッと内側やわらかくておすすめです。 4月27日に発売したばかりの新商品で、店内にはまだメニューがない、いわば隠れメニューなのですが、インスタグラマーのお客さんが、店内メニューを見ずとも次々に注文していました。 1号店の場所はこちら 2号店のイーストビレッジ店はこちら 【お問い合わせ】 https://www.myeggloo.com/  

3ヵ月で4店舗が次々にオープン。ニューヨークでも「いきなり!ステーキ」の勢いが止まらない

私が日本で子どものころ慣れ親しんだステーキは、大きさはあれど薄い肉だった。だからアメリカに来て、ステーキハウスで初めて熟成肉のTボーンステーキをオーダーしたときに、その大きさ、厚さ、噛み応え、舌触り、香りに驚いたものだ。 アメリカ人はステーキハウスを接待やイベントでよく使うが、普段使いも比較的多く、肉の消費量は日本の比ではない。そんなステーキ王国ともいえるアメリカ、ニューヨークで、「安くて、スピーディーで、おいしい」の三拍子で勝負をかけている日本の飲食チェーンがある。「いきなり!ステーキ」だ。 いきなり!ステーキが、海外初出店のニューヨークに第1号店を出店したのは、ちょうど昨年の今ごろだった。 (1号店オープン時の記事)   1号店オープン時の2017年2月、創業者であり代表取締役社長の一瀬邦夫氏は「年内に10店舗オープンする」と明言していた。しかし同年11月までに新規オープニング情報は入ってこなかった。 ところが、12月に入って堰を切ったように2号店がマンハッタンのチェルシー地区にオープン。続いて2018年1月に3号店がタイムズスクエアに、2月に入ってからもその勢いは続き、4号店、5号店が同じくチェルシーとタイムズスクエアの別の場所に連続オープンしている。 2月16日(金)、タイムズスクエア近くの「5th アベニュー店」がグランドオープンした。元ニューヨークヤンキースの松井秀喜氏をゲストに招き、午前10時30分より華々しくオープニングセレモニーが行われた。

ブルックリンにオープンしたNY初の酒蔵「Brooklyn Kura」【創業者インタビュー】

ニューヨークでは、もはや珍しくない食のジャンルになってしまった日本食。レストランに行くと、現地の職人が器用にお寿司を握っていたり、熱々のおいしいラーメンを作ったりしている姿をよく目にする。板前が包丁持つまでに3年(もしくはそれ以上)というのは、伝統的な日本食の限られた世界だけの話になってしまったようだ。 そして時代は2018年。世界中のもので手に入らないものはないと言われるこの街で、これまでなかったものの一つに日本の酒蔵があったが、まさかニューヨーク初の酒蔵がアメリカ人によって作られるとは、誰が想像しただろうか。 オープンした酒蔵の名は、「Brooklyn Kura(ブルックリン・クラ)」。場所はトレンドの発信地ブルックリンで、クリエイターやアントレプレナーたちから大注目を浴びる、一大複合ビル群「Industry City(インダストリー・シティ)」の一室だ。 本格的な日本酒をNYで作った2人の男たち 早速、ブルックリン・クラを訪れた。鮮やかな青色のドアや、打ち放しのコンクリート壁や床など、モダンなインテリアがお出迎え。純米吟醸酒を試飲させてもらったが、程よいドライさと甘さが混じり合い、「この味がアメリカで実現できるとは」と驚く。麹の発酵から30~40日後にはここでいただけるとあり、できたて新鮮なお酒を飲めるのも魅力的。冷やや常温でもおいしいが、半年~3年ほど寝かせて熟成させても味わいがより深くなりそうだ。 この生まれたばかりの酒蔵で、共同創業者のブライアン・ポレン(Brian Polen)氏とブランドン・ドーン(Brandon Doughan)氏に話を聞いた。 日本旅行中に出合い意気投合した ── 2人が酒蔵をオープンするに至った経緯から教えてください。 ブライアン:僕たちは2013年、共通の友人の結婚式に参列するために日本を訪れた際に出会った。滞在中に何人かで飛騨高山や京都を訪れた。実はそれまで僕たちは日本酒についてほとんど知らなかったんだけど、たまたま訪れた伝統的な酒蔵で日本酒の美味しさに出合い、魅了されてしまったんだ。 ── 日本で飲んだ日本酒はどんな味でしたか。 ブライアン:これまでアメリカの日本食レストランで飲んだものとは似て非なるものだった。決して簡単には生み出せない複雑な味わいで、質の高さに驚いた。僕は当時金融マンで、ブランドンは生化学者。2人ともモノ作りに興味があり、ビール造りの工程を見学できるブルワリー訪問が好きという共通点があった。2週間の滞在中に多くの酒蔵を訪れ、さまざまな種類の酒を試飲した。 ── 自分たちで造ろうと思ったきっかけは何だったのですか。 ブランドン:僕は長年、趣味の一環でクラフトビールを自宅で作っていたんだ。1回あたり24ビールを一気に作っていた。まぁビールというより、どちらかというと「発酵」自体に興味があった。だから、自宅で醤油を造ったこともあるよ。日本でおいしい日本酒と出合って造り方を見学し、これはアルコール類の中でももっともユニークな発酵物だと思った。 ブライアン:アメリカの小さな街ではだいたいどこも地ビールや地ワインがあるけど、地酒はほとんどない。だからブランドンと話をして、地酒がなぜアメリカにはほとんどないのか? ないなら僕たちで造ろうじゃないか、となったんだ。 ── どこで日本酒造りを学んだのですか。 ブランドン:静岡県沼津市の高嶋酒造や長野県諏訪市の宮坂醸造、アメリカ・ポートランドのSaké One(サケ・ワン)で、見習いとして実地訓練をさせてもらった。また、酒造りの本でもいくつか学んだ。酒造りについて最初に学んだことは、「日本酒については一生学ぶことがある」ということだった。 原料は日本や全米各地から調達 ── そして、ニューヨーク初の酒蔵がオープンするに至るわけですね。 ブライアン:そのとおり!全米には大小合わせて約15~16軒の酒蔵があるけど、僕たちの酒蔵はニューヨークで最初の酒蔵になった。日本から戻ってすぐに、限られたスキルと知識で自宅で日本酒造りを始めた。それから2016年、ブルックリンのブッシュウィック地区の小さなスペースを実験的に借り始めた。当時は技術的にも未熟で今の10分1くらいのスキルしかなく、すべてが手探りだった。しかし日々酒造りに挑戦していくうちに、僕たちにも質の高いものができると自信がつき、本格的な酒蔵を作るため2017年3月この場所を確保し、6月中旬ごろから設備を整えはじめた。 ── 日本酒の原料はどこから調達していますか。 ブライアン:日本産の麹菌と日本とアメリカ産の酒母(しゅぼ)、カリフォルニア産とアーカンソー産の酒米(山田錦)、そしてブルックリン産の水を使っている。酒米はカリフォルニアとミネアポリスの業者に依頼し表面を60%磨いてもらい、それ以外は発酵からボトル詰めまですべての工程をこの酒蔵でやっているよ。 ── ブルックリンの水は日本酒造りに適していると思いますか。 ブランドン:ブルックリンの水質には自信を持っているよ。ニューヨーカーが世界に誇るべきご当地グルメ、ニューヨークスタイルのピザやベーグルも、同じ水源の水で作られているからね。それらで証明されているように、水質はすばらしい。ニューヨーク市が約100年前に開発し整備した水源がアップステート・ニューヨーク(ニューヨーク州北部)にあって、そこからニューヨーク中に水が供給されているんだ。軟水でイースト(酵母)に適しているが、パイプの関係で粒子、鉄分、塩素が含まれるので、フィルター(浄水器)に通してそれらを除去し、ミネラルを残している。 ── このブルックリン・クラでは、どのような日本酒を製造していますか? ブライアン:現在、純米吟醸生原酒を中心に造っていて、おり酒や搾りたてなどの期間限定商品も、このタップルーム(試飲ができるバーエリア)で出しているよ。将来的に、純米酒、純米吟醸生貯蔵、にごり酒、スパークリング酒なども加えて、生産量は年間最大300石(こく・一石=180リットル)まで増やし、市内の主要な酒屋や酒バーにも卸していきたい。このインダストリー・シティ内に人気バーベキュー店や日本のフードホール(フードコートのおしゃれ版)がオープンする予定なので、そこに行った人が帰りに寄ってくれる場所になったらいいな。 日米で日本酒ファンを増やしていきたい ── 日本酒ファンへ何か伝えたいことはありますか。 ブライアン:日本酒事業に参入し日本と繋がれるのは、僕たちにとって大変な挑戦だけど、同時にすばらしく誇りに思える。また僕たちが交流させてもらっている日本の酒蔵は、新たな酒蔵がブルックリンにオープンしたことを喜んでくれていてとてもうれしい。僕たちは伝統的な日本酒をリスペクトしているし、僕たちは僕たちで独自のスタイルのアメリカンクラフト酒をこの地で造っていきたい。 ブランドン:アメリカではたまに他国から持って来たものがぐちゃぐちゃにかき混ぜられたりすることが起こるけど、悪い例ばかりではない。例えばビールはアメリカでIPAが造られ世界に広がっている。カリフォルニア産ワインも個性的なものとして世界で高く評価されている。逆バージョンだってそう。日本産のウィスキーは今では世界一のクオリティーがあると呼び声が高いが、10年前に誰が日本のウィスキーを知っていただろう? ここで造られるアメリカンクラフト酒が今後どう発展していくか、楽しみに見守ってほしいな。 ── 今後積極的に挑戦していきたいことは何ですか。 ブライアン:この酒蔵の中にあるタップルームをイベントスペースとして活用したい。白ワインやミックスドリンクのようにもっと身近なものとして日本酒をこちらの人に楽しんでほしいから、日本酒のプロモーションのためのワークショップなどを開いて、日本酒のおいしさを啓蒙していきたい。また、日本から来る酒蔵の方にも使ってもらえたらと思う。酒だけじゃなく、いろんなイベントのために使っていきたい。 ブランドン:僕たちは、どのようにしたら質の高い日本酒ができるのか、いつも情熱を持って集中して考えているので、本気でやったら不可能なことはないと思っている。 アメリカは日本酒の輸出先としてもっとも大きな市場だ。私たちはこの市場を成長させたい。日本酒全体にとってもよいことだと思う。 ブライアン:今日本の若者の間では日本酒離れが進み、クラフトビールやウィスキー人気が高まっていると聞く。でもここ、ブルックリンのクールなトレンドを発信する土地柄を利用して、うちが成功することでそのトレンドを日本に逆輸出し、日本中で日本酒ファンが増えるといいなと思っている。 公式サイトBrooklyn Kura (文:安部かすみ fromニューヨーク) ■取材国・都市:アメリカ・ニューヨーク 安部かすみ(あべ・かすみ) 2002年に渡米し、在ニューヨークの新聞社でのシニアエディター職を経て、2014年からフリーの編集者、ライターに。ニューヨークから食やエンタメ、テック系などのトレンドを発信中。編集者歴は日米で20年。 HP Global Press Blog Twitter TSUTAYA T-SITE(2018.2.17)「NY初の酒蔵「Brooklyn Kura」がオープン。日本酒をタップでアメリカ流に提供も」より転載(無断転載禁止)ウェブサイトのコピー

ニューヨーク五番街でリアル『ティファニーで朝食を』。オードリー・へプバーン気分で「The Blue Box Cafe」へ

これまでティファニーに朝食はなかった かの名女優、オードリー・ヘプバーン主演の映画『ティファニーで朝食を』に憧れ、ニューヨークの五番街にあるティファニーを訪れることを夢見た女子は世界中にいったいどのくらいいるだろうか? かく言う記者もあの映画に感化された一人で、初めてニューヨークを訪れたときは、もちろんティファニー前で記念写真を撮り、大満足したもの。 しかし、ティファニーでの朝食は映画(もとは小説)の中では架空の話であり、映画の中でオードリー・ヘプバーンは五番街に面した入り口横で、ショーウィンドウを眺めながらコーヒーカップ片手にペイストリーをほおばっている。店内ではこれまで、顧客サービスの一環としてドリンクを出してくれることはあっても、レストランやカフェのような飲食スペースは存在しなかった。 ティファニー初となるカフェ「ブルーボックスカフェ」が五番街にオープン ティファニー初となるカフェ「The Blue Box Cafe(ブルーボックスカフェ)」が五番街の旗艦店に昨年11月にオープンし、話題になったのは言うまでもない。文字通りティファニーで朝食を食べるという夢が叶えられることになったのだ。 カフェがある4階はティファニーのホーム用品やアクセサリーを販売するフロアで、カフェはその奥にある。カフェ内は壁、ソファ、いすなどのインテリアからお皿やカップなどの陶器にいたるまで、女子の永遠の憧れであるティファニーブルーが取り入れられている。 同店チーフ・アーティスティック・オフィサーのリード・クラッコフ氏は、「カフェを併設した実験的かつ体験型スペースで、新しいティファニーへのウィンドウ(窓、入り口という意)のような存在」だとコメントしている。 オープンから2ヵ月。「ブルーボックスカフェ」の評判やいかに? インテリアには、ティファニーのクラフトマンシップと伝統を反映したインダストリアルな ディテールが盛り込まれている。遊び心にあふれた意表を突くタッチが、ヘリンボーンマーブル(大理石)や アマゾナイトを使用したフロアと調和し、新しいホーム&アクセサリーコレクションのコンセプトである「日常のラグジュアリー」を反映。 ブルーボックスカフェの評判が気になったので調べてみた。アメリカの評価サイトYelp(イェルプ)を見ると、「量が少ない」「料金が高い」などネガティブな意見がいくつか見受けられる一方で、「食べ物がおいしい」「大満足」という意見も多い。 もっとリアルな声を聞きたいと、実際にカフェに行った人に話を聞いてみた。 UCLA大学を卒業したばかりで現在ロサンゼルスで女優をしているローレン・ヘニングさんは、「アンリアルな(夢みたい、信じられない)空間だった」と一言。 ローレンさんは、アボカドトーストや季節のフルーツつきのヌッテラのクロワッサン朝食(コーヒーか紅茶つき、29ドル)をオーダーしたそう。笑顔や丁寧さが無料の日本のような上質サービスがほぼ皆無だと言われるニューヨークのサービス業だが、「スタッフはとても親切でサービスもキビキビしていたし、言うことなし。使われている陶器はすべてティファニー製で美しく、盛り付けもお見事。カフェから見える五番街の景色も最高だった」と、体験を熱く語ってくれた。最後に「オードリー・ヘプバーンの大ファンの人は、絶対に気にいるハズ」と太鼓判を押した。(写真はローレンさんのインスタグラムで確認できる。@lauhen) また、マンハッタン在住の女性(匿名希望)も、ここで憧れの朝食を体験した一人。オーダーしたのは、トリュフ卵つきのクロワッサン朝食(コーヒーか紅茶つき、29ドル)で、感想を聞くと、「フードの量は確かに少なかったけど味はおいしかった。また私はもともと紅茶派ではないけど、紅茶もおいしかったし満足よ」とのこと。また、「インテリアが息を呑むほどすばらしく、それだけでもお金を払う価値はあると思ったわ。また朝ごはんを食べに行きたい」と絶賛した。 インスタ女子殺到で、予約が最も困難 日本同様、ここニューヨークでも「インスタ映え」するものがSNSで盛んだ。まぎれもなくブルーボックスカフェも、世界中のインスタ女子が今一番殺到している場所であろう。 予約は30日前の午前9時から、ウェブサイト上で受け付けている。オープンから2ヵ月経った今も、世界中から予約が殺到し、シートはすぐ埋まり、なかなか取りにくい状況だ。ただし、空きができるとお知らせしてくれる機能もあるので、ティファニーで朝食を体験したかったら、粘り強くチャレンジしてみて! (文:安部かすみ fromニューヨーク) ■店舗情報 The Blue Box Cafe (ブルーボックスカフェ) 世界の素敵な暮らしをお届け。「Global Lifestyle」 (All text by Kasumi Abe) ■取材国:アメリカ 安部かすみ(あべ・かすみ) 2002年に渡米し、在ニューヨークの新聞社でのシニアエディター職を経て、2014年からフリーの編集者、ライターに。ニューヨークから食やエンタメ、テック系などのトレンドを発信中。編集者歴は日米で20年。 HP Global Press Blog Twitter TSUTAYA T-SITE(2018.1.10)ニューヨーク五番街でリアル『ティファニーで朝食を』。オードリー・へプバーン気分で「The Blue Box Cafe」へより転載(無断転載禁止) ウェブサイトのコピー