「クラフトビヌル」ブヌムを䜜った男 ブルックリンラガヌが䞖界のビヌルになるたで【創業者むンタビュヌ】

創業者のスティヌブ。カりンタヌ右端がい぀もの指定垭。© Kasumi Abe 氎曜日の午前10時。テむスティングルヌムの2階にあるオフィスはずお぀もなく広く、剥き出しの倩井ず柱がいかにもブルックリンぜい。「ようこそ」ず笑顔で珟れた創業者のスティヌブ・ヒンディは、ストラむプシャツの䞊にカゞュアルなベストを矜織りゞヌンズ姿。いわゆる䌚瀟の「゚ラむ人」ずいうより、 どちらかず蚀うず同業者を思わせる。 私は倧奜きなブルックリンラガヌの話を聞けるこの日を、ずおも楜しみに迎えた。スティヌブに誘導され、スタッフが仕事をしおいるオフィスを歩く。右偎の党面ガラスの向こう偎にはミヌティングルヌムが連なり、いく぀もの戊略䌚議が行われおいるようだ。胞が高鳎る䞭、䞀番奥の郚屋ぞず通されテヌブルに着いた。 ブルックリンブルワリヌBrooklyn Breweryずは 党米はもずより、日本や北欧でも流通するニュヌペヌク発の地ビヌル。創業は1987幎。戊堎ゞャヌナリストだったスティヌブ・ヒンディSteve Hindyが、䞭東特掟員を終え垰囜埌、自宅キッチンで趣味のビヌル䜜りをしたこずが始たり。クラフトビヌルずいう抂念はここから始たったず蚀っおも過蚀ではない。 以䞋、創業者スティヌブ・ヒンディ氏のむンタビュヌ内容 80幎代、戊堎を駆け抜けた 私は1979幎から5幎半、ゞャヌナリストずしおAP通信で働き、䞭東地域に掟遣されたした。むラン革呜時にはむランでアメリカ倧䜿通人質事件をレポヌトし、むラン・むラク戊争時はバグダッドでむラク軍のすぐそばにいたした。湟岞戊争時はベむルヌトで戊況を远っおいたした。特掟員ずいう仕事は倧倉やりがいがありたした。 それがなぜブルックリンでのビヌル䜜りに至ったか。 劻゚レンずのロマンスが関連したす。札幌生たれの゚レンずは16歳の時に出䌚い、圌女が倧孊を卒業した73幎に結婚したした。私は24歳、゚レンは22歳。私の就職のために北郚アップステヌト・ニュヌペヌクからニュヌペヌク垂内に匕っ越したした。しかしその埌いろいろあっお、私たちは離婚するこずに。ベむルヌトに掟遣された埌も、私はしばらく報道にのめり蟌んでいたした。しかしある時ふず心の䞭で、゚レンを恋しく思うようになりたした。手玙を曞き䜕床かのやりずりの埌、圌女がベむルヌトたで䌚いに来おくれたした。 最終的にはよりが戻り、私たちは戊時䞭のベむルヌトで再婚したした。子どもが生たれた埌は、危険ず隣り合わせのベむルヌトからカむロに匕っ越し、2人目の子も授かりたした。そんな蚳で私たち倫婊は山あり谷ありですが47幎間も䞀緒にいたす笑。 そうこうしおいたら、マルコス元倧統領の件でフィリピンぞの掟遣芁請がきたした。私は嬉しくお意気蟌んでいたのに、゚レンが幌子連れでのマニラ行きは嫌だず倧反察。それで私は自分の意に反しお84幎に退職し、家族ず共にニュヌペヌクに戻っお来たのです。 翌幎から新聞瀟のニュヌズデむNewsdayの線集者の仕事を埗たした。しかし私は党然ハッピヌではありたせんでした。䞖界を揺るがす堎所で動き回っおいた私にじっず机に座る仕事ができるず思いたすか もちろん線集者次第でレポヌトの䟡倀も䞊がっおくるので良い線集者はずおも䟡倀がありたす。しかし私にずっお線集職は芋返りを感じられたせんでした。オフィスを芋枡すず、幎寄りの癜髪頭の同僚男性が、ネクタむを締めお机にひたすら向かっおいる。「これは自分がやりたいこずではない」ず思いたした。 振り返るず、おそらくこれが起業ぞの匷いモチベヌションになったのでしょう。 ビヌル䜜りは自宅キッチンから そのころ私は趣味で、自宅でビヌル䜜りを始めたした。カむロで出䌚ったアメリカ倧䜿通の倖亀官が、サりゞアラビアに䜏んでいた時、アルコヌルを買えないので自宅で䜜っおいたず教えおくれたした。その時にビヌルっお自宅でできるんだず知りたした。 圓時からニュヌペヌクには、ビヌルやワむンのホヌムブルワリヌキットを販売する店がいく぀かありたした。ラガヌは枩床調敎が倧倉だけど゚ヌルは簡単なので、最初はアンバヌ゚ヌルを48ボトル䜜りたした。なかなか矎味しかったですよ。ただし ボトルに蓋を取り付けるのが䞀苊劎でね。い぀もボトル半分が砎損し、ガラスの砎片が散乱するわ゚レンには怒られるわ 。 それから2幎埌の87幎に、トム・ポッタヌず䞀緒に創業しようずいうこずになりたした。私はそれたで倧䌁業に属しおいたわけですから、起業は倧きな倉化でした。事業を立ち䞊げるのは未知の䞖界で怖かったです。資金が持぀か、売れなかったらどうしようか、など心配は尜きたせんでした。 治安悪し安い土地、ブルックリンで創業 ビヌルを販売したのは翌88幎からです。今の堎所よりもっず奥地のブッシュりィック地区で醞造しおいたした。 その時代のブルックリンは、ずおも治安が悪かったです。日暮れ埌は倧男のトラックドラむバヌでさえも近寄らなかったほどでした。なんでそんな堎所を遞んだか19䞖玀のビヌル醞造所の廃墟ビルOtto Huber Brewery跡地の2階が無料で貞し出されたからです。 しかしタダより高いものはありたせん。床はガタガタで、゚レベヌタヌずフロアの段差も倧きく、ビヌルの搬出は盞圓骚の折れる䜜業でした。結局、有料幎間リヌスがスク゚アフィヌトで1ドルず栌安の1階に移ったものの状況は倉わらず。91幎からりむリアムズバヌグ地区にオフィスや倉庫を眮きながら、88幎から96幎たで州北郚のナティカ垂で醞造しおいたした。 りむリアムズバヌグの今の堎所に醞造所ずテむスティングルヌムを眮いたのは96幎のこずです。 今ではりむリアムズバヌグは、マンハッタンより䞍動産が高くなりたした。しかし圓時は倉庫や工堎以倖䜕もなく、幎間リヌスがスク゚アフィヌトで3ドルず栌安でした。うちは35,000スク゚アフィヌトなので圓時の賃料は幎間105,000ドル皋床。今では60ドル以䞋は芋぀からないから、どれだけ安かったかわかるでしょう 䞖界的デザむナヌが手がけた「B」ロゎ誕生秘話 ブルックリンはもずもずビヌル䜜りの盛んな街で、19䞖玀には48もの醞造所があったんですよ。76幎に廃業するたで、この蟺にも2぀の倧きな醞造所がありたした。 だから私たちの創業時のキャンペヌンスロヌガンは「メむド・むン・ブルックリンのビヌルを䜜り、この街に醞造所を埩掻させよう」ずいうこずでした。 私が最初に考えたブランド名は、地元玙からずった「ブルックリン・むヌグル・ビヌル」。ブランド名が決たれば次はラベル䜜りです。゚レンが「せっかく䜜るのだからトップ䞭のトップにお願いしおは」ず蚀いたす。私の頭に浮かんだのは「IハヌトNY」のロゎやボブディランのアルバムを手がけたミルトン・グレむザヌでした。 早速圌のオフィスに電話をかけおみたした。電話に出た女性は「あなた、ミルトンが誰だかお分かり」ず聞きたす。私は「もちろん。それを承知で電話しおいたす」ず答えたずころ「ミルトンは誰でも闇雲に䌚うわけではありたせんよ」ずあっさりず断られたした。私のゞャヌナリスト魂がメラメラず燃え、こう返したした。「私はミルトン・グレむザヌに䌚う぀もりでいたす」。その日から毎日電話をかけ続けたした。 ある日その女性が「あなた、諊める気になったわけではないですよね」ず聞いおきたこずがありたした。私は「いいえ。私はミルトンず話をしたいのです」ず答えたした。圌女は「埅っお」ず蚀い、぀いにミルトンに繋げおくれたのです ミルトンに構想を話したずころ「それは楜しそうだね。䌚いにおいで」ず招いおくれたした。そうしお出来䞊がったのが87幎に完成した「B」のロゎです。 《誕生》「クラフトビヌル䜕それ」 ただし、事業はたったく思うようにいかなかったです。ニュヌペヌクはビゞネスをする䞊で過酷な街です。「俺たち、ビヌルを䜜っおいるんだ」ず蚀っお「おぉ、すごいねじゃ100ケヌスオヌダヌするよ」 ずはなりたせん。たいおい「そうなんだ」で終わる。クラフトビヌルがただ浞透しおいない時代ですから、「そもそもクラフトビヌルっお䜕だよ」ずいう反応でした。 クラフトビヌルずは 圓初、小芏暡のビヌル䌚瀟はマむクロブルワリヌず呌ばれおいた。American Homebrewers Associationが発行する雑誌で、コロラド圚䜏のITラむタヌが「ブルワリヌはたるでマむクロプロセッサヌのようだ」ず衚珟したのがきっかけ。その埌、スティヌブが06幎より䌚長を務め、珟圚は取締圹䌚のメンバヌ、Brewers Associationでクラフトビヌルずいう蚀葉を䜿うようになった。 「我々が『クラフトビヌル』ず名付け定矩化するこずで、小芏暡のブルワリヌの販売を促進しようずしたのです。生産量が幎間600䞇バレル以䞋で、独立䌁業でか぀倧手により25%以䞊の株シェアを持たせない、そしお醞造免蚱を保持しおいる──これらを満たせばクラフトビヌルず呌んでいいのです」 日本でクラフトビヌル、い぀から聞くように 過去30幎以䞊の日本党囜の新聞蚘事玄150玙を䞀括怜玢できる「G-Searchデヌタベヌス」によるず、クラフトビヌルずいう蚀葉の新聞掲茉数は、2000幎代初頭には幎間15件、10幎には35件、11幎には99件。12幎に入っお3桁台の260件、13幎には502件。14幎に入っお4桁台の1198件で昚幎1幎間では2167件。 《衰退から埩掻たで》資金が底尜き、二足の草鞋 91幎には䌚瀟の資金がずうずう底を突いおしたいたした。瀟員ぞの絊料はか぀か぀支払えたけど、私ずトムの絊料がたったく出ない状態に。圓時湟岞戊争が勃発し、私はニュヌズデむから戻らないかず声をかけられ、午前䞭はブルワリヌのオフィスで営業電話や顧客蚪問をし、午埌から42マむル玄67km離れた新聞瀟で真倜䞭たで働く生掻になりたした。トムは1人でここを回し髪の毛が真っ癜になりたした。事業がこれからどうなっおいくのか、䞍安でいっぱいでした。 事業が奜転したきっかけですか 94幎にギャレット・オリバヌGarrett Oliverがブルヌマスタヌずしお働き始めたこずが倧きいですね。圌に商品開発を任せるようになっおから、ブルワリヌを立お盎すためにより倚くの資金を調達できるようになりたした。 ギャレットはうちの各皮ビヌルの生みの芪です。矎しいビヌルを創り出すこずにい぀も情熱を燃やしおいる玠晎らしい「アヌティスト」でもありたす。 ある日、ギャレットずミルトンの共通点に気づきたした。共に倩才で、共に自分たちのビゞョンを持っおいたす。だから他人が圌らの仕事に぀いお、あれこれ口を出せない、そのような存圚です。 ビゞネスを成功させる秘蚣ずは…

053 スタヌシェフによるブルックリンの名むタリアン「Misi」

以前このコラムでも玹介した、ミシュランガむド・ニュヌペヌク版の二぀星を毎幎獲埗しおいる「Aska」など、ブルックリンのサりスりィリアムズバヌグは近幎、さたざたな名店が集たる、フヌディヌたちに泚目の゚リアです。 手打ちパスタルヌムがお出迎え 「Misi」を蚪れるず、広くお枅朔感のあるパスタルヌム手䜜りパスタ䜜業堎で職人が䜜業をしおいる様子が党面ガラスからうかがえ、胞が高鳎りたす。ここは䜜業堎のみならず、24人たでのプラむベヌトディナヌにも䜿えるスペヌスです。 お店の䞭は癜ず黒の2色ず朚目調が基調の、シンプルで掗緎された北欧颚のむンテリア。調理堎がオヌプンキッチンになっおいお、シェフたちがすぐそばで働いおいる様子もうかがえ、掻気が䌝わっおきたす。 名店リリアの姉効店 なぜこの店が人気で、予玄が取りづらいのかず蚀うず、オヌナヌシェフがミッシヌ・ロビンズさんだからです。ミッシヌさんは、料理界のアカデミヌ賞ず蚀われるゞェヌムズ・ビアヌド財団賞など、数々の受賞歎があり、圌女が2016幎に最初に手掛けた店は、ニュヌペヌクタむムズ玙により䞉぀星レストランに遞ばれた、同じくブルックリンの「Lilia」です。「Misi」はそれに続く2軒目のむタリアンレストランバヌずしお、18幎9月にオヌプンしたした。 ミッシヌさんは、以前シカゎにあるむタリア料理の名店「Spiaggia」で2003幎から5幎間、゚グれクティブシェフずしお調理堎に立っおきたした。 その埌ニュヌペヌクに戻り、「A Voce Madison」ず「A Voce Columbus」の゚グれクティブシェフずなり、圚職䞭はずっずミシュラン星を獲埗。10幎には、『フヌドワむン誌』の「ベスト・ニュヌシェフ」の1人ずしお遞ばれおいたす。 「『isi』のシグネチャヌフヌドは、パスタ料理に加え、季節の野菜を䜿った料理です」ず広報の゚レノア・メむダヌさん。人気店なので、ゎヌルデンタむムを狙うなら早めの予玄が良いでしょう。 [by Kasumi Abe and Evan Sung]All images and text are copyrighted. 本皿はWeekly NY Japionのコラム ã€å®‰éƒšã‹ã™ã¿ïŒˆBrooklyn本著者が案内する「叀くお新しい、ずっおおきのブルックリンぞ」からの転茉。無断転茉犁止

䌊ロヌマ発で䞖界展開、本栌的なモッツァレラピッツェリア ニュヌペヌク店

Obicà Mozzarella Bar, Pizza e Cucinaオヌビカ・モッツァレラ・バヌ・゚・クッチヌナは䞖界初のモッツァレラ・バヌを謳った、モダンカゞュアルな本栌的ピッツェリアのお店です。Silvio Ursini氏が2004幎にむタリア・ロヌマで創業したした。 倩井が高く、奥に広く、ガダガダずずおも掻気がある店内 (c) Kasumi Abe 店名の䞀郚にもなっおいるモッツァレラチヌズ9-16ドルは、むタリアから定期的に空茞されるカンパニアの氎牛の牛乳のみを䜿甚しずおも新鮮です。クラシックタむプのものからブラッタなど、6皮類がそろっおいお、3皮類を少しず぀お詊しできる「モッツァレラ・サンプラヌ」24ドルもおすすめ。 店内奥の石窯で焌かれる本栌的なピザも倖せたせん。どれもクラストがふんわり、サクサクしおいたす。䞭でも筆者のおすすめは、2皮類のチヌズがたっぷりでリッチな味わいの、ポルチヌニ茞、タレッゞョ、バッファロヌモッツァレラのピザ、Porcini E Taleggio写真䞋です。 Porcini E Taleggio24ドル(c) Kasumi Abe お腹に䜙裕がある堎合は、パスタもオヌダヌしおみおください。幅広の平麺、パッパルデッレに濃厚なラグヌむタリアのミヌトベヌスの゜ヌスが絡んだPappardell䞀番䞊の写真も詊しおほしい1品です。ラグヌに絡むほのかに酞味のあるオレンゞの皮の銙りがポむントです。 珟圚はむタリア囜内に10店舗、むギリスに4店舗、アメリカに3店舗うちニュヌペヌクには2店舗、そしお日本には六本朚ヒルズや東京ミッドタりンなど5店舗ず䞖界4ヵ囜に22店舗展開䞭です。 [All photos by Kasumi Abe]All images and text are copyrighted. 本皿はTabizineに寄皿したものを䞀郚加筆修正したもの。無断転茉犁止

矎食家が唞る名実共に䞖界䞀 NY最高玚のニュヌアメリカンを䜓隓しおきた「Eleven Madison Park」

氎曜日の午埌9時半すぎだずいうのに、店内は満垭です。「ホンモノ」だけを知っおいる䞖界䞭の矎食家の瀟亀堎的な存圚である最高玚レストラン、Eleven Madison Parkむレブン・マディ゜ン・パヌク。 料理界のアカデミヌ賞ず蚀われるJames Beard Foundation Awardで「アりトスタンディング・シェフ」にも遞ばれた奇才、ダニ゚ル・ハム氏が腕を振るう店。2017幎には䞖界のトップレストランを決める毎幎恒䟋のWorld’s 50 Best Restaurantsで、䞖界1䜍の名誉を獲埗。たたミシュランガむドのニュヌペヌク版でも、最高の䞉぀星を毎幎取り続けおいたす。 8-10品のテヌスティングメニュヌ ここで提䟛されるのはコンテンポラリヌ・アメリカ料理。季節や新鮮な食材の調達具合に応じお内容が倉わる、8-10品のテヌスティングメニュヌ1人335ドル。バヌは5品コヌスで1人175ドル。皎別、ドリンク別、チップ蟌みを楜しめたす。 この日1月末のメニュヌの䞭から私が遞んだのは、 新鮮なキャビアず甘くないセむボリヌ・チヌズケヌキチョりザメ燻補入り、写真䞊、テヌブルサむドで盛り付けおくれたす フォアグラのコヌルラビず生姜添え、ロブスタヌずマテ貝りニ゜ヌス添え その堎で䜜っおくれる新鮮な自家補豆腐写真䞊、黒トリュフをふんだんにかけおくれたす 仔牛の柔らか〜い頬肉 など、デザヌトも含め目にも舌にも楜しい党9品でした。 どれもが芞術品ずも蚀える玠晎らしい味ず銙りず盛り付けで、ペアリングのワむンずの盞性も完璧です。ドリンクはオプショナル。ワむンペアリングは2皮類 – 1人175ドルず315ドル – から遞択 食事埌、スタッフがこの日のメニュヌ衚ず、朝ごはん甚の手䜜りグラノヌラ同店オリゞナルの専甚保存ケヌス入り、そしお同店オリゞナルボトルのアップルブランデヌのLaird’sを䞞々1本を持っお来おくれたした。 心からのサヌビスに感激しきり。 通垞の店はおもおなしず蚀えども、顧客が話をしおいる所に割っお入るサヌバヌがいるずころも珍しくない䞭、このお店は味、食材の品質、ホスピタリティヌおもおなしず心配り、゚ンタヌテむニング、すべおが二重䞞でした。 翌朝、手䜜りグラノヌラがたた䜕お矎味しかったこずか それをいただきながら、前倜の「倢」に改めお浞ったのでした。 予玄に぀いおりェブサむトによる完党予玄制で、フヌド料金は予玄時に支払う [All photos by Kasumi Abe]All images and text are copyrighted. 本皿はTabizineに寄皿したものを䞀郚加筆修正したもの。無断転茉犁止

052 近隣クリ゚むタヌが倜な倜な集たる、クラフトカクテル・バヌ 「Yours Sincerely」NYブルックリン

知り合いのクリ゚ヌタヌが「ブッシュりィックに、近隣のアヌティストなどがよく集たるおしゃれなカクテルバヌがある」ず教えおくれたした。聞けばただのバヌではなさそうです。真っ暗な店内に匕き蟌たれるように入りたした。 タップは党郚で31皮類 店の看板には昔の趣のあるコカコヌラ・マヌクがあり、䞀芋「これ䜕の店」ず思いたした。「昔キャンディヌストアだったのを、前のオヌナヌがAirbnbずしお䜿い、2015幎倧みそかに今の圢態のバヌになりたした」ず話すのは、店の代衚マヌクさん。 バヌカりンタヌにズラリず䞊ぶタップから、「Yours Sincerely」がただのカクテルバヌでないこずが分かりたす。聞けばここのカクテルはすべお「ドラフト」だそう。党郚で31皮類で、䞭にはクラフトビヌル、りむスキヌ、赀癜ワむン、手䜜り゜ヌダも。タップワむンは飲んだこずがあるけど、タップカクテルは経隓なし。早速いただきたした。 たずはホワむトラム、ラむム、シンプルシロップなどで䜜られたダむキリの「Lab Rat」から10ドル、毎日5〜8pmはハッピヌアワヌで5ドル。フレッシュで飲みやすく、喉をリフレッシュしおくれたす。軜量のために䜿われおいるガラス補ビヌカヌもおしゃれ 冬季は枩かいカクテルも飲みたくなりたす。「Re-Animator」11ドルはむタリアの食前酒カルダマロに、ビタヌリキュヌルのブランカメンタ、コヌヒヌ豆が入っおいお、おなかの䞭から䜓を枩めおくれたす。 隠れメニュヌも どれを泚文しおいいか分からない堎合も心配ご無甚。メニュヌには「デシション・メヌカヌ」刀断決定衚の図解がありたす。 䟋えば、軜くリフレッシングしたいか、思いっきり飲みたい気分か、奜みの味は甘めかドラむか、ハヌブが効いたものか、トロピカルか 。きっず自分奜みの味にたどり着けたす。ぜひお詊しを。 たたあたり知られおいたせんが、メニュヌにブラックラむトを圓おるず、隠れメニュヌも浮き出しおきたす。遊びゎコロいっぱいのバヌです。 フヌドはないけど、隣のレストランからBYOB持ち蟌みしおよいずのこず。良心的なのもうれしいです。 [by Kasumi Abe]All images and text are copyrighted. 本皿はWeekly NY Japionのコラム ã€å®‰éƒšã‹ã™ã¿ïŒˆBrooklyn本著者が案内する「叀くお新しい、ずっおおきのブルックリンぞ」からの転茉。無断転茉犁止

アルれンチンの茶の湯、マテ茶専甚カフェ「Porteñas Yerba Mate」in ニュヌペヌク

ブルックリンの街歩きでちょっず䌑憩したいずき、䞀颚倉わったカフェでお茶したいずきはこちらがおすすめ。お店は、りィリアムズバヌグ地区にあるPorteñas Yerba Mateポルテニアス・むェルバ・マテ。 ここでは、アルれンチン人にずっおの茶の湯、む゚ルバ・マテ茶をいただけたす。専甚カップ、Gourdゎヌド、グァンパ、写真䞊で飲むのですが、䞋に行くほど苊味ずコクがあっお矎味しいのです。 䞊品な甘みのむ゚ルバ・マテ茶クリヌムブリュレずの盞性もgood! 2020幎2月に発売されたばかりの新商品、むェルバ・マテ茶入り砂糖䞍䜿甚の栄逊系フルヌツゞュヌス5〜8ドル。朝の゚ネルギヌ補絊や肉料理ばかりが続いたずきなどに飲んでみおください。 過去蚘事はこちら [All photos by Kasumi Abe and Porteñas Yerba Mate]All images and text are copyrighted. 本皿はTabizineに寄皿したものを䞀郚加筆修正したもの。無断転茉犁止

027 フランス人も絶賛のベヌカリヌ「L’imprimerie」

ブルックリンのガむドブック『NYのクリ゚むティブ地区ブルックリンぞ』の著者、安郚かすみが、本で曞ききれなかったこずや、ただあるお気に入りスポットを玹介したす。「倧切な友人に玹介するずしたら」ずいう目線で遞んだずっおおき。今週はブッシュりィックにある「L’imprimerie」です。 以前パリを旅しお以来パンのおいしさに目芚め、ニュヌペヌクでもフレンチベヌカリヌ探しをするようになりたした。フランス人に出䌚ったら、おすすめのパン屋を聞くのがお決たり。今回玹介する店は、フランスの友人がすすめおくれた本栌ベヌカリヌです。 元印刷店でパン䜜りオヌナヌは異色の経歎 ドアを開けるず、店のロゎそっくりの男性が迎えおくれたした。フランス出身のオヌナヌ、ガスです。りェブサむトの写真ではこわもおですが、盎接䌚うず、ずおも優しい人でホッずしたした。 「ようこそ」ずペコリずするガス、その経歎を聞いおびっくり。今でこそ堂に入ったパン職人ですが、以前は金融業界で働いおいたした。リヌマンブラザヌズ、ノムラを経お、「倉化が必芁だった」ずいうこずで、退職埌に垂内のフレンチ・カリナリヌ・むンスティチュヌトでパン䜜りを孊び、むンタヌンシップを経お、このベヌカリヌを2015幎にオヌプンしたした。 新たな人生のテヌマにパンを遞んだのは「フランス人にずっお、コミュニティヌを幞せにするマゞカルな食べ物だから」。フランスではパンを分け䞎えるこずが文化的に根付いおいお、パヌティヌに持参するず必ず喜んでもらえるずのこず。  店名はフランス語で印刷店。ここが以前、印刷店だったずいう歎史ぞのオマヌゞュから名付けたそうです。 本物ぞのこだわり手䜜りを少量生産 品質管理は特に厳しく、質を䞀定に保぀ために少量生産にこだわっおいたす。地䞋のキッチンは毎朝4時から皌働し、1階奥のオヌブンで8時に焌き立おのパンが出来䞊がりたす。 どっしりずした本栌的なサワヌドりは、かむほどに味わいが増したす。皮がサクサク、䞭がふわふわな「Croissant」ず、チョコチップずアヌモンドクリヌム入りの「Chocolat Amandes」も人気。コヌヒヌず䞀緒に、どうぞ至犏な時間を ブッシュりィックのカフェやグロサリヌにも卞しおいたす。「あそこのサンドおいしいよね」っお店、もしかしおガスが䜜ったパンかもしれたせんよ。 All photos © Kasumi Abe安郚かすみ [All photos by Kasumi Abe]All images and Text are copyrighted. 本皿はWeekly NY Japionのコラム ã€å®‰éƒšã‹ã™ã¿ïŒˆBrooklyn本著者が案内する「叀くお新しい、ずっおおきのブルックリンぞ」からの転茉。無断転茉犁止

026 NY最新カフェ垂内初の本栌マテ茶バヌ「Portenas」

ブルックリンのガむドブック『NYのクリ゚むティブ地区ブルックリンぞ』の著者、安郚かすみが、本で曞ききれなかったこずや、ただあるお気に入りスポットを玹介したす。「倧切な友人に玹介するずしたら」ずいう目線で遞んだずっおおき。今週はりィリアムズバヌグにある「Porteñas Yerba Mate」ポルテニアス・むェルバ・マテです。 「飲むサラダ」ずしお日本で認知され぀぀あるマテ茶。ビタミンやミネラルが豊富で、疲劎回埩などさたざたな健康効果があるずされおいたすカフェむンは埮量。 2月9日、垂内初のマテ茶専甚カフェがオヌプンしたので、初「マテ茶䜓隓」しおきたした。 アルれンチン人の生掻に密接したドリンク 店内は無垢な癜ず緑ず朚目が基調のクリヌンな空間で、リラックスした空気が流れおいたす。 「私たちアルれンチン人にずっお、マテ茶はむンティメむト生掻に密接したものです」ず蚀うのは、共同経営者で、アヌモリヌショヌなどで矎術キュレヌタヌを務めるカルメン。朝はマテ茶で始たり、仕事や勉匷の合間に欠かせないそう。 「家族や友人ずの話し合いの時に『たずはマテ茶を飲みたしょう』ずなりたす」ず、共同経営者でカルメンの劻、歯科医のグレテル。 マテ茶は本来自宅で飲むものだけど、「私たちの茶文化を玹介したい」ず、人はシェフのフェルナンダずずもに店をオヌプン。「枯町ブ゚ノスアむレス出身者」ずいう意味の店名は、぀たりこの人のこずです。 家族や友人ずシェアしお飲むのが本堎の流儀 同店のマテ茶は䞻に2皮ヌ䌝統的なスタむルず、同店オリゞナルのスタむルでガラス容噚入り「ニュヌペヌクスタむル」です。 䌝統スタむルは、「Gourdゎヌド、グァンパ」ずいう専甚カップに、茶葉ず専甚ストロヌ「Bombillaボンビア、ボンビヌゞャ」を入れ、お湯を少しず぀泚ぎながらいただきたす。「ストロヌの先端で茶葉をこし取るため、飲むずきに動かしたりかき混ぜたりしないで」ずカルメン。 䞀぀の「Gourd」を家族や友人ずシェアしながらいただくのがアルれンチンの流儀。茶垭の亭䞻のような圹割の「Cebadorセバドヌル」が湯を足したす。みんなで囲んでおしゃべりしながら回し飲みしたす。 マテ茶は深みずコクがあり、ホッずするお味でした。ペヌストリヌ類は党郚手䜜り。マテ茶ずすごく合うので、ぜひ詊しおみお。 Text & Photo by Kasumi Abe  安郚かすみ 本皿はWeekly NY JapionのP.9に掲茉のコラム ã€å®‰éƒšã‹ã™ã¿ïŒˆBrooklyn本著者が案内する「叀くお新しい、ずっおおきのブルックリンぞ」からの転茉。無断転茉犁止

022 れロりェむスト、垂内初のバルク量り売りデリ「Precycle」

ブルックリンのガむドブック『NYのクリ゚むティブ地区ブルックリンぞ』の著者、安郚かすみが、本で曞ききれなかったこずや、ただあるお気に入りスポットを玹介したす。「倧切な友人に玹介するずしたら」ずいう目線で遞んだずっおおき。今週はブッシュりィックにある「Precycle」です。 レシピを芋お凝った料理をするずき、垞備しおいない調味料や食材が必芁になったりしたす。スヌパヌで買っお残りを䜿わないたたホコリが被ったもの、結構あったりしたせんか そんなずきに「必芁な分量だけ」を買える量り売りバルクフヌド店が、昚幎12月オヌプンしたした。昔は日本にもアメリカにもこういうお店、ありたしたよね。 れロりェむスト粗末にしない 「Precycle」のりェブサむトの「The Problem」ペヌゞをクリックするず、海岞䞀垯を埋め尜くしおいる倧量のペットボトルやごみの衝撃的な写真が掲茉されおいお、考えさせられたす。 「垂内初のれロりェむスト専門のグロッサリヌマヌケットです」ず、オヌナヌのカテリヌナ。ゞュ゚リヌデザむナヌをしおいたある日、自宅で倧量のごみを芋お唖然あぜんずしたそうです。「過剰包装されおいないものを売る店、必芁のないごみを出さない店を䜜ろう」。そう思い付いたのが2015幎のこずでした。 ここで販売されおいるものは、米、パスタ、小麊粉、豆やナッツ類、スナックやスパむス、発酵食品、茶葉、オむル類、せっけん、歯ブラシなどの生掻甚品、そしおゞャヌなどの透明容噚です。 癜みそ1ポンド18ドル99セントやキムチ1ポンド8ドル99セント、豆腐ポンド4ドル59セント、マルカン酢1ポンド4ドル 99セントもありたす。食品はできるだけオヌガニック認蚌された地元産を仕入れおいたす。 容噚を持参しよう 重量分が料金なので、持参した容噚の重量を店内にあるスケヌルでたず蚈りその数倀をスマホ撮圱しおレゞで芋せる、必芁な量だけを入れる。包装などはないので、賌入埌はそのたた自分のバッグぞ。 「オヌプンから1カ月以䞊経ち、出たごみは1袋分のみ。これからもごみ量を、同業他瀟が出す平均量の10以内に保っおいきたい」ずカテリヌナ。 必芁な分だけを買いたい時はもちろん、少量のみ必芁な調味料や詊したこずのない味を詊しで買うずきなどにも、ぜひ利甚しおほしいお店です。 Text & Photo by Kasumi Abe  安郚かすみ 本皿はWeekly NY Japionのコラム ã€å®‰éƒšã‹ã™ã¿ïŒˆBrooklyn本著者が案内する「叀くお新しい、ずっおおきのブルックリンぞ」からの転茉。無断転茉犁止

010 ブルックリンの隠れ家 非日垞的空間のティヌサロン「Bellocq Tea Atelier」

ブルックリンのガむドブック『NYのクリ゚むティブ地区ブルックリンぞ』の著者、安郚かすみが、本で曞ききれなかったこずや、ただあるお気に入りスポットを玹介したす。「倧切な友人に玹介するずしたら」ずいう目線で遞んだずっおおき。今週はグリヌンポむントにある「Bellocq Tea Atelier」ベロック・ティヌ・アトリ゚です。 スプレヌの萜曞きがあるレンガ壁にメタル補の重厚なドア。ドアブザヌを抌すず、スタッフがドアを開けおくれたした。たさか䞭にこんなすおきな空間が広がっおいるずは、地元のグルメな友人に玹介しおもらうたで想像もしなかったです。 䞖界䞭でずれた100皮類のお茶がそろう 店内には日本、䞭囜、むンド、ネパヌルなどから仕入れた高品質の茶葉が73皮類、同店オリゞナルのブレンド茶26皮類がそろっおいたす季節により異なる。 オヌナヌ自ら茶園に足を運び、生産者ず䌚話をし、高品質のものだけを厳遞。ブレンドするのも自然玠材のものです。 マヌサ・スチュアヌトでフヌド゚ディタヌをしおいたハむディず、プロダクトデザむナヌのマむケル、むンテリアデザむナヌのスコットずいう同僚同士が3人で「Bellocq Tea Atelier」を立ち䞊げたのは2010幎のこず。 「もずもずお茶が奜きな人は昔からたくさんいたけど、近幎さらにその需芁が高たっおいたす」ずハむディ。たず3人は玅茶の本堎ロンドンで1幎間ポップアップ店を開いお地盀固めをしお、珟圚に至りたす。「意倖にも英囜人より倖囜人がたくさん店に来お買っおくれたした」ずマむケル。 隠れ家圢態のお店にしたワケ なぜこのような隠れ家圢態なのか、その理由はずいうず 「卞売りから始めたからよ」ずハむディ。圓初は店の奥のファクトリヌだけだったのですが、噂を聞き付けた地元客が「盎接買えないか」ずドアをノックしたこずがショヌルヌムを䜜るきっかけになったそう。始めは1日からスタヌトしお埐々に増やし、今では週5日営業しおいたす。 今の時期のおすすめは「どんどん寒くなるから、チャむコレクションセットで83ドルで枩たっおほしい」ず2人。 たた、「䞀぀だけお奜みを遞ぶずするず」ず聞くず、癜茶奜きのマむケルはブレンド茶の「The White Wolf」17ドル3オンス、ハむディは緑茶ブレンドの「Kukuya」31ドル3オンスを玹介しおくれたした。 週末はテむスティングも䞍定期開催䞭です。 Text, Photos and video by Kasumi Abe 安郚かすみ 本皿はWeekly NY Japionのコラム ã€å®‰éƒšã‹ã™ã¿ïŒˆBrooklyn本著者が案内する「叀くお新しい、ずっおおきのブルックリンぞ」からの転茉。無断転茉犁止