ブルックリン名物「スモーガスバーグ大阪」開催! 【創業者インタビュー】

ニューヨークの週末の昼下がり、香ばしいグリルの香りに誘われて辿りつくのは── 「Smorgasburg(スモーガスバーグ)」。ニューヨーク・ブルックリンの公園や広場、空き地などを利用した屋外フードマーケットだ。地元ブルックリンはもとより全米、世界中からも人々が訪れる、アメリカ最大規模の食の青空屋台市場として2011年にスタート。以来「週末のお楽しみ」として人々に親しまれてきた。 そんな週末の定番イベント、スモーガスバーグがブルックリンでのスタートから6年、いよいよ今秋、大阪に上陸することが決まった。 「Smorgasburg(スモーガスバーグ)」とは? 時期によって参加する店(ベンダー)のラインナップは違うが、平均100店前後が参加し、食の競演が繰り広げられる。BBQ、ハンバーガー、ホットドッグ、ロブスターロールなどアメリカンフードから、フィリピンやタイ、中国など世界各地の軽食もそろう。中にはたこ焼き、お好み焼き、焼き鳥、おにぎり、味噌汁、ラーメンなどといった、日本の軽食を見かけることも。屋外で食べるとどんどん食が進んで、あれもこれも食べたくなる。 また、ベンダー側にとってこのイベントは、新メニューを試験的に出して客のリアクションを知ることができるポップアップ的なショーケースとしての意味合いも大きい。スモーガスバーグからスタートし、実店舗を持つまでになった店は数多い。 10月27日(金)~29日(日)大阪で開催。その理由は? 2017年10月27(金)・28(土)・29日(日)、大阪で開催されるにあたり、共同創業者のエリック・デンビー氏に、日本進出のきっかけやイベント開催に向けての抱負を聞いてみた。 ── 大阪でスタートさせるきっかけになったのは? 3年前に長年の友人ハリー・ローズンブラム(料理学校、Brooklyn Kitchenの共同オーナー)が、大阪で貿易関係やマーケティングの仕事をしているユウコ・スズキを紹介してくれたんだ。みんなでマンハッタンでラーメンをすすりながら、大阪とブルックリンのベンダーを交換できたらいいねという話になった。大阪とブルックリンは共通点が結構あるからね。例えば両都市とも、歴史的に食べ物がおいしい街だし、マンハッタンや東京とは違う「第2の都市」として異彩を放つ存在だし、両市ともアントレプレナーががんばっている街でもあるからね。 その後ユウコが阪急電鉄を紹介してくれて、今年の3月、阪急電鉄を訪問する機会に恵まれた。企画をプレゼンテーションしたところ、スモーガスバーグに興味を持ってくれて、ぜひ大阪でやりましょう!となったんだ。 ── スモーガスバーグ大阪に期待していることは? 大阪のすばらしい食文化のショーケースになり、スモーガスを披露するめでたい場になるだろう。才能あるシェフが作り上げた特別なフードにたくさん出合えるはずだ。そしてブルックリンの食ベンダーも参加するから、海を超えて彼らのスキルをどう日本のみんなに披露できるか、僕も楽しみにしている。たくさんのハッピーな笑顔が溢れるイベントになるのは間違いないよ。(SNSも)食べ物の絵文字で溢れるだろうね(笑)。 ── 次の展開としてほかの都市への出店の可能性は? 大阪のイベントがうまくいったら、もちろん今後も日本で継続していきたいと思っているよ。ただ2018年いっぱいは、大阪での開催にフォーカスしていきたいと思っている。 ── 日本での開催を楽しみにしている読者にメッセージを。 スモーガスバーグ初の国外開催を、大阪というすばらしい食文化と歴史を持つ街で開催でき、とてもうれしく思っている。今年3月に大阪を訪問した際、たくさん美味しいものを食べ、人々から心の温まるすばらしいおもてなしを受けた。ブルックリン同様、大阪でも人々に楽しんでもらえるイベントになればうれしい。 日本初のスモーガスバーグの開催は、2017年10月27日(金)~29日(日)の11:00~22:00、大阪市北区、阪急・中津の高架下にて。入場無料。 (写真・文:安部かすみ fromニューヨーク) ■開催情報 「スモーガスバーグ大阪」 開催日/2017年10月27日(金)~29日(日) 開催時間/11:00~22:00 会場名/阪急中津(梅田方) 高架下区画 Smorgasburg 世界の素敵な暮らしをお届け。『Global Lifestyle』 ■取材国・都市:アメリカ・ニューヨーク 安部かすみ(あべ・かすみ) 2002年に渡米し、在ニューヨークの新聞社でのシニアエディター職を経て、2014年からフリーの編集者、ライターに。ニューヨークから食やエンタメ、テック系などのトレンドを発信中。編集者歴は日米で20年。 HP Global Press Blog Twitter   TSUTAYA T-SITE(2017.10.13)「ブルックリン名物「スモーガスバーグ大阪」10月開催! 創業者インタビュー」より転載(無断転載禁止)ウェブサイトのコピー    

デトロイト発のアメリカ最先端デザインブランド「SHINOLA(シャイノラ)」、レディース腕時計&革製品が伊勢丹 新宿店に上陸

近年アメリカでは、アルチザン(職人)による物づくりのシーンが再び脚光を浴びている。その中でもっとも注目されている新進気鋭のデザインブランドが、腕時計や革製品、ジャーナルなどのプロダクトを発表している「SHINOLA(シャイノラ)」である。 製造業のDNAがいまだ色濃く残るデトロイトで2011年に誕生し、現在国内に24箇所、国外にはロンドンとトロントにも拠点を置くなど、一大ブランドに急成長した。オバマ元大統領が着けていることでも話題になった。そのこだわりは、すべての商品をアメリカで経験豊富な匠の技により1点1点手作りしているところにある。 日本には2017年5月にメンズラインが東京の伊勢丹 新宿店(本館4階)にオープンしたばかりだが、10月4日にレディースラインも上陸。シャイノラが本国アメリカでどのように愛され、親しまれているのかを探るために、ニューヨークにある旗艦店を訪ねた。 「いつも身につけていたい」。一生使える腕時計 シャイノラの店舗はニューヨークに3店舗ある。今回訪れたのは、マンハッタンの中でもレンガ作りのお店が連なる閑静なトライベッカ地区。 歩いていると、まず石畳のストリートに面したおしゃれなカフェSmileが見えてくる。旗艦店はそのカフェ奥のスペースにひっそりと佇んでいる。まるで隠れ家を発見したかのように胸が高鳴ることだろう。 ここでは、シャイノラの腕時計を2年間ずっと愛用しているCaroline Mock(キャロライン・モック)さんが出迎えてくれた。ブルックリン在住でリージョナル(地域)マネージャーとして忙しい日々を送る彼女。週末になると大好きなアート鑑賞をしに、いろんな美術館を訪れることが多いそう。 「アメリカの近・現代美術が好きで、ホイットニー美術館の会員になったのよ。そのほか企画展によっては、クーパーヒューイッド・スミソニアン国立デザイン美術館やMoMA(ニューヨーク近代美術館)、クイーンズエリアのPS1などにも足を運ぶことがあります」 そんな感度の高いニューヨーカー、キャロラインさんが毎日欠かさず身に着けているのは、シャイノラの「The Canfield」(32mm)。ストラップの色は落ち着いたブラックで、ダイアル(文字盤)は上品さが光る白いMOP(マザー・オブ・パール)製。 「オフィススーツ、パーティードレス、週末のジーンズ……どんなシーンや洋服でもしっくりくるデザインと落ち着いた色の組み合わせになっているから、毎日着けてもまったく飽きがこないの。フェミニンな雰囲気も併せ持っているし、レザーストラップがスウィングログという手首にぴったりとフィットする仕様になっているのも気に入っているわ」 キャロラインさんはこの「The Canfield」以外にも、シャイノラの腕時計をいくつか使っているという。ほかのブランドの腕時計とはいったい何が違うのか。 「クラフトマンシップによるメード・バイ・ハンド(手作り)ということが一番の違いだと思う。細部に至るまでひとつひとつのパーツがすべて職人によるものなので、質も当然高いし、その上、温かみも感じられるんです。”Limited Lifetime Guarantee”が徹底しているのも安心ね。だから自分の人生のいろんなシーンに自然に溶け込み、一生使い続けたいと思えるスペシャルな腕時計なんです」

食のトレンドがNYブルックリンに集合。「Taste Talks Brooklyn」レポート

ニューヨークのフードトレンドが一目でわかる食のフェスティバル「Taste Talks Brooklyn(テイスト・トークス・ブルックリン)」が、2017年9月8日~10日、トレンドの発信地、ブルックリンのウィリアムズバーグ各所で行われた。 NY中の食通たちの注目を集めたイベント「Taste Talks Brooklyn」 3日間にわたって食のエクスポ、授賞式、ワークショップ、パネルディスカッション、テースティングイベントなどが開催。いずれも今注目のレストランやシェフが続々参加するとあり、どの会場も食通や飲食関係者、ブロガー、インスタグラマーなどで賑わった。 中でももっとも注目が集まったのは、最終日の屋外で人気レストラン12店がブースを出す「オールスター・クックアウト」だった。 参加者はブースごとに、一口サイズの小皿料理をテースティングした。ここでは特に、世界の飲食業界で急先鋒になっている北欧料理のニューカマーであり、ミシュランスターがプロデュースするブルックリンの人気店「Noman(ノーマン)」が食通から注目されていた。 また、「旬、地産地消、もったない」を同地で実践する日本人シェフ、ユウジ・ハラグチ氏による日本食店「Okonomi(オコノミ)」も出店。どのブースも長蛇の列ができるほど大盛況だった。 エクスポでは食の未来を予感させる展示も また、前日に開催された、次世代の食文化の行く末を探る「フューチャーフード・エスクポ」も多くの来場者で賑わった。会場となったデザインホテルのウィリアムズバーグホテルに飲食メーカーや食のスタートアップが集まり、自慢の自社商品を競い合った。 中でも、グリーンコーヒーと呼ばれる、ローストする前のピュアなコーヒー豆で作られた新しいタイプのコーヒー飲料「Sunup(サンナップ)」や、お茶会社の「teapigs(ティーピッグス)」によって開発されたオーガニックの抹茶商品、そしてここ数年スーパーフードとして大注目されているインセクト(昆虫)を使った各種商品などに人気が集まった。 どの会場でも、アメリカでひと昔前まで主流だった「量が多い」「大味」「甘ったるい」とは真逆の、「上品な小皿料理」「繊細な味」「甘さ控えめ」路線だった。健康を気づかったものが、さらに今後もニューヨークの食の主流になっていくことを感じさせるイベントとなった。 「Taste Talks Brooklyn」の写真をもっと見る Taste Talks Brooklyn (文・写真:安部かすみ fromニューヨーク) 世界の素敵な暮らしをお届け。『Global Lifestyle』 ■取材国・都市:アメリカ・ニューヨーク 安部かすみ(あべ・かすみ) 2002年に渡米し、在ニューヨークの新聞社でのシニアエディター職を経て、2014年からフリーの編集者、ライターに。ニューヨークから食やエンタメ、テック系などのトレンドを発信中。編集者歴は日米で20年。 HP Global Press Blog Twitter TSUTAYA T-SITE(2017.10.1)「食のトレンドがNYブルックリンに集合。「Taste Talks Brooklyn」レポート」より転載(無断転載禁止)ウェブサイトのコピー

NYはコワーキングスペース激戦区。最旬は「Spacious」や日本初上陸「WeWork」【創業者インタビュー】

ニューヨーク発のコワーキングスペースWeWorkが2018年、いよいよ東京にも上陸することが先日発表された。コワーキングスペースをはじめとするシェアリングオフィスの需要が世界中で高まっている中、WeWorkのような人気企業が東京にもやってくることにより、日本でも職場に求められる環境が今後さらに変わるだろう。 今回は、ニューヨークでWeWork同様に、今もっとも注目されているユニークなコワーキングスペースを紹介する。 おしゃれなレストランを有効活用 ニューヨークで2016年7月にスタートしたスペーシャス(Spacious)。今もっとも勢いのあるニューカマーのコワーキングスペースとして注目されている。 当地にはWeWorkをはじめ、The FarmやThe Productive、Ensemble、Primaryと数え切れないほどのコワーキングスペースがあり、数は日々増え続けているが、Spaciousのユニークなところはオフィス施設そのもの。 彼らが利用しているスペースは、昼間の営業していないレストラン。ディナーのみオープンするレストランを利用して、コワーキングスペースとして開放している。ロケーションもメンバー数もこの1年で急増し、飛ぶ鳥落とす勢いで成長中だ。CEOでコファウンダーのプレストン・ペセック(Preston Pesek)氏に話を聞いた。 ── ニューヨークからスタートし、現在何箇所拠点がありますか。 マンハッタンやブルックリンなど、この1年で10ヵ所ロケーションが増えました。この夏から秋にかけてさらに5ヵ所ロケーションを増やし、さらにニューヨークだけではなくボストン、サンフランシスコにも進出することが決まっています。 今年中には、ニューヨークに20ヵ所、ボストンに6~10ヵ所、サンフランシスコに8~10ヵ所オープンする予定で計画を進めているところです。 ── 総メンバー数は? 現時点で750人です。毎月20~30%ほどメンバーが増えています。 ── 昼間のレストランをコワーキングスペースとして利用していますが、そのユニークなアイデアはどこから浮かんだのですか。 大学院で不動産関連(Real Estate Science)の修士号を取得し、起業前は建築業界や商業用の不動産業界で働いてきました。2004年ニューヨークに移り、この街には美しくてセンスのよいレストランが、昼間ただの空きスペースになっているのを目の当たりにして、もったいないと思いました。この価値あるアセット(資産)をどうにか有効利用できないかと思ったのが始まりです。 ── スペースを貸し出すレストラン側にメリットはあるのでしょうか。 我々からはレストラン側に、毎月利用料を支払っています。しかも、私たちがSNSなどを使ってそのロケーションをPRするので、レストラン側にとっては無料でマーケティングができ、広告を出しているようなものなのです。またコワーキングスペースの利用者が、ディナータイムにそのまま残ってハッピーアワーやアペタイザーを楽しんでいることも多いです。 ── レストランがランチタイムにオープンしない理由は何ですか。 これはすごく自然に発生した経済的な理由があります。特に我々が利用しているハイエンドなファインダイニングレストランは、高品質のメニューを提供しているので、昼と夜、2つのメニューを作ってそれぞれ提供するのがなかなか困難なのです。 もう一つは、ニューヨークおよび全米の他都市でのランチ市場が近年、ファインダイニングからファストカジュアルに移行しています。高級なファインダイニングディナーは接待などで相変わらず需要がありますが、ハイエンドランチは以前ほど主流になっていません。 月95ドル払うだけで、どのロケーションも利用できる ── 利用者としてスペースの使い方について教えてください。 当日の気分で好きなロケーションを選び、そこに行くだけです。事前のサインアップは必要ありません。毎日違うロケーションの利用もできます。お店に着いてチェックインすると、携帯のテキストメッセージでWifiのパスワードが届きます。席は決まっていないので、好きなところで仕事ができます。席の空き状況は、事前にアプリで確認できます。 通常のコワーキング同様、ドリンク(コーヒー、お茶、水)やスナック、会議室なども完備しています。会議室については、ほとんどのハイエンドレストランはプライベートダイニングルーム(個室)を持っていますから、そのスペースを利用しています。プレゼンテーション用に、プロジェクターやホワイトボードも完備していますよ。 ── WeWorkなどで人気の生ビールは提供していませんか。 ビールは今のところ提供していないのですが、お店によっては我々のためにバーを早めにオープンしてくれるところもあるので、そういうロケーションでは仕事を早めに切り上げ、アフターワークの1杯を同僚と楽しんでいる姿をよく見かけます。 ── ニューヨークといえばコワーキング激戦区ですが、スペーシャスを使う一番のメリットは? 毎日同じオフィスに通うとどうしても飽きてしまうものですが、スペーシャスは毎日違った場所で(しかもレストランで!)仕事ができるという、ユニークな体験を提供している点だと思います。ニューヨークのほかのコワーキングスペースでは月額400ドルも500ドルもする利用額が求めれますが、スペーシャスは月95ドルというリーズナブルな価格で利用できるというのも、大きなアドバンテージです。 ── 席が決まっていないですが、休憩中やお手洗いに行く際、貴重品などセキュリティーの問題はないですか。 そういう問題はないですね。各ロケーションの入り口にレセプショニストが常駐し、出入りする人を必ず確認しています。来客などの際もレセプショニストが案内するので、不審者がうろうろするようなことはないです。利用者はSlackを使ってコミュニケーションをとりあっています。また、私たちが主導して、起業家を交えて朝のミートアップの交流イベントや夕方のハッピアワーイベントなどを開催しています。このように、利用者同士が次第に顔見知りになっていくような仕掛けをたくさんしています。 ── レストランの開店時間までに仕事を終わらせる必要がありますね。 ディナーサービスが始まるころ、テキストメッセージを利用者に送っています。利用者には「退出する時間ですよ」ではなく、「バーで何かオーダーしませんか?」という意味合いのメッセージですので、好意的に受け止められています。 ── ニューヨークに出張や旅行で来たときも、スペーシャスは便利そうですね。 もちろん! ニューヨークに短期滞在で仕事をする場合でも、ホテル近くのロケーションで気軽に利用できる最適なオフィス環境だと思います。また、クライアントとミーティングがある際でもクライアントの近くのロケーションを会議場所として選ぶこともできるので便利ですよ。 (文:安部かすみ fromニューヨーク) ■店舗詳細 Spacious ■取材国:アメリカ 安部かすみ(あべ・かすみ) 2002年に渡米し、在ニューヨークの新聞社でのシニアエディター職を経て、2014年からフリーの編集者、ライターに。ニューヨークから食やエンタメ、テック系などのトレンドを発信中。編集者歴は日米で20年。 HP Global Press Blog Twitter TSUTAYA T-SITE(2017.8.16)「NYはコワーキングスペース激戦区。最旬は「Spacious」や日本初上陸「WeWork」」より転載(無断転載禁止)ウェブサイトのコピー

NYであの和菓子が注目の的に。高級避暑地ハンプトンのハイエンドな食の祭典「Chefs & Champagne」(2017)

リッチなニューヨーカーにとっての避暑地、ハンプトン。マンハッタンから車で3時間ほどの場所で、真っ白な砂浜が広がる自然に恵まれた高級ビーチリゾートだ。ここに別荘を持つセレブも多く、人混みのマンハッタンを逃れこの地でゆっくりするのは、お金持ちの夏休みの定番。 毎年この時期、ハンプトンで夏を過ごすセレブたちがおしゃれをして、Wölffer Estate Vineyard(ウォルファー・エステート・ヴィンヤード)というワイナリーに集まる。食の屋外イベント「Chefs & Champagne(シェフズ&シャンペン)」があるからだ。 食の祭典「Chefs & Champagne」へ日本の和菓子が参戦 今年は7月29日に開かれ、会場では40もの飲食ブースが出店。来場者はシャンペンやワインを片手に小皿料理を優雅に楽しんだ。毎年、上品な1口サイズのアペタイザーは創作料理が主流だが、その中でもひときわ異彩を放っていたのは日本の和菓子だった。 日本から参加したのは、うなぎパイで知られる春華堂の新ブランド「五穀屋」(ごこくや)。和菓子の魅力を異なる切り口でニューヨーカーに紹介したいと、ニューヨークまでやって来たという。 当地で和菓子というとまず思い浮かぶのは、マンハッタンのマジソン街に店を構える源吉兆庵だろう。日本好きな一部のニューヨーカーの間ではこの店は定番人気だし、庶民路線の柿の種やのり巻きあられ、わさび味の豆菓子なども、だいたいどこのスーパーやデリでも手に入るようになった。…と書けば、ニューヨークで和菓子がすっかり定着しているように聞こえるかもしれないが、やはり大多数の人は知らない(もしくは口にしたことがない)のが実情だろう。 この日パーティーを訪れた人々に、(おそらくはじめて目にする)日本の和菓子はどのように映ったのだろうか? 食のアカデミー賞、JBFが主催 Chefs & Champagneの説明からしよう。主催は「James Beard Foundation」(ジェームズ・ビアード財団、以下JBF)。数々の功績を残した料理人ジェームズ・ビアードの名を冠した由緒ある団体で、そこからの受賞は、料理界のアカデミー賞とも言われるほど権威があり、レストラン業界で知らない人はいない。 そのJBFが声がけした40人のシェフ(そのほとんどがJBF受賞歴あり)がボランティアで集まり、それぞれ食のブースを設けるというもの。入場料は一般275ドル、会員は200ドル、VIPは375ドルとまさに料金も“一流”だが、実力派シェフによる創作料理を気軽にテースティングできるとあり、毎年来場者で満員になるほどの盛況ぶり。グレートギャッツビーよろしく、老若男女誰もが全身着飾っている様子からも、このパーティーをいかに楽しみにしていたかがうかがい知れる。 和菓子を体験したニューヨーカーの反応は? 五穀屋がこのパーティーで用意したのは、同社の商品である「よつわり」という、もなかの皮を使ったアミューズ2品「焼きトウモロコシとローズマリー、醤油のフリーズドライ」「味噌ピーナッツと水窪のアワ、ミントの香り」。監修者として参加したジャンジョルジュ東京の米澤文雄シェフが創作した限定スィーツで、どちらも甘さ控えめでサクッと食べやすい。 五穀屋のブースは、会場入り口近くと恵まれた場所だったのと、スタッフが涼しげな浴衣姿だったため、来場者の目に止まるのに時間はかからなかった。どの人も初めて目にする和菓子に、「これなに?」と覗き込むように興味を示す。スタッフが説明しながら差し出すもなかに戸惑いを見せる人はおらず、どの人もためらいなく「パクッ」。どの来場者からも、絶賛の声があがった。 手巻きスパイシーツナも大人気 参加シェフはすべて実力派とあり、どのブースも人垣ができていた。その中でもほかに特筆すべきは、マンハッタンの高級創作ジャパニーズ、Zuma(ズマ)だ。 Zumaでは、西京味噌味のバゲットに和牛タルタルのトリュフ添えと、天かすつきスパイシーツナ手巻きを提供。スパイシーツナと言えば、ニューヨークではどの日本食レストランでも大人気メニューで、この日のパーティーでも開始後1時間半ほどで在庫切れするほどだった。五穀屋のもなかといいZumaの手巻き寿司といい、アメリカ人の日本食への関心を改めて身近に感じた。 次回もし、五穀屋の親元である春華堂がパーティーに参加する機会があるとすれば、日本が誇るべき傑作和菓子、うなぎパイもぜひ出展してほしい。今年以上のリアクションを見せるニューヨーカーの笑顔が浮かんでくる。 (文:安部かすみ fromニューヨーク) ■店舗詳細 Chefs & Champagne 五穀屋 Zuma ■取材国:アメリカ 安部かすみ(あべ・かすみ) 2002年に渡米し、在ニューヨークの新聞社でのシニアエディター職を経て、2014年からフリーの編集者、ライターに。ニューヨークから食やエンタメ、テック系などのトレンドを発信中。編集者歴は日米で20年。 HP Global Press Blog Twitter TSUTAYA T-SITE(2017.8.13)NYであの和菓子が注目の的に。高級避暑地ハンプトンのハイエンドな食の祭典「Chefs & Champagne」より転載(無断転載禁止) ウェブサイトのコピー

NYで急増する「混合店」企業生き残り、話題作り

    ニューヨークでは近年、業種が混合したお店が増えている。日本で業種が混合といって頭に浮かぶのは、カフェと本屋だろうか。ニューヨークでは、カフェと本屋の混合はもちろんのこと、カフェと洋服屋、カフェと銀行、カフェとボクシングクラス、バーと花屋、靴屋とアイスクリーム、質屋とレストランバー、レストランとコワーキングスペースと雑貨店など、実にユニークで種類もさまざま。混合店が増えている背景を探った。 ▽ここ数年のトレンド 「混合店がニューヨークのここ数年のトレンドになっているのは確かだね」 そう語るのは、流行の発信地、ブルックリンにある「Upstate Stock」のオーナー、ブラム・ロビンソンさん。ブラムさんの店は、キルティング倉庫だった古い建物を改造して作った、クリエーティブで個性的なアパレルとカフェの混合店だ。アパレルコーナーには、ローカル産の雑貨も置いている。 ブラムさんがオリジナルブランド「Upstate Stock」を立ち上げたのは、今から5年前。今ではアメリカはもとより日本でも販売されるほど人気となった。そんな中、店の手前入り口側に、カフェスペースを併設したのは昨年のことだった。 ▽高騰する賃料 なぜカフェを併設したのか、理由を聞いてみた。 「主な理由はレンタル(賃料)だよ」とブラムさん。アパレルだけの売り上げでは、ブルックリンの高い賃料を賄うのが難しいのだという。 ニューヨークでは不動産価格が高騰し続けている。ブルックリンも例外ではなく、賃料の高さは、経営者には頭の痛い問題だ。 ブラムさんの店の賃料を尋ねることはできなかったが、「LoopNet.com」という、店舗用空き物件情報を調べられるウェブサイトによると、ブラムさんの店から徒歩5分圏内にある、角に面した、同じようなロフトタイプの店舗用リース物件は、1スクエアフィート(約0.093平方メートル)につき月5ドル。その物件の実際の広さは1400スクエアフィート(約130平方メートル)だから、月の賃料は約7千ドル(約79万円)だ。今のブルックリンの賃料のだいたいの相場が分かってもらえたと思う。 ▽頭ひねる経営陣 混合店には、個人店と大手企業の2種類が存在する。ブラムさんの店のような個人経営の店ではファイナンシャル的な理由が主なようだが、大手企業が混合店を開く場合、そのほとんどは、企業の生き残りをかけたマーケティング戦略と話題作りが理由にあるようだ。 例えば昨年、マンハッタンの14丁目に米大手銀行「Capital One」がカフェを併設し、「Capital One bank Cafe」としてリニューアルオープンし話題になった。 また、表向きは質屋だが、店の奥にあるドアを開くと豪華なレストランバーになっている人気店「Beauty & Essex」も、飲食とナイトライフ事業を全米展開する大手の「TAO Group」が経営している。 賃料が高く、競合店も多いニューヨーク。混合店は、経営陣が頭をひねって生み出した、この街で生き残るための試行錯誤のカタチなのだ。(ニューヨーク在住ジャーナリスト、安部かすみ=共同通信特約) Kyodo 47 News(2017.7.25)【世界から】「NYで急増する「混合店」企業生き残り、話題作り」より転載(無断転載禁止) 類似記事: TSUTAYA T-SITE(2017.7.29)「質屋レストランに銀行カフェ? NYで話題の混合店がおもしろい」より転載(無断転載禁止)ウェブサイトのコピー   ウェブサイトのPDF

“世界のベストレストラン50”の頂点がNYにファストカジュアル店をオープン。話題の「メイドナイス(Made Nice)」って?

先日、とあるニューヨークの高級レストランが2017年度の世界一に選ばれた。世界のトップレストランを決める毎年恒例の「World’s 50 Best Restaurants」で栄えある1位に選ばれたのは、マンハッタンのノマドエリアにある高級レストラン「イレブン・マジソンパーク(Eleven Madison Park Restaurant)」である。 世界一のレストランがハイエンドの次に目指したもの さすがは世界最高峰。お値段も一流クラスで、テースティングメニューは1人295ドル(税別、チップ込み)。旅行中はいろんなことに挑戦してみたい気分になるから、ハイソサエティーなニューヨーカーに混じるのもよい経験だろう。しかし、食事のみで300ドル越えとなると、なかなか簡単に踏み切れるものではない。 しかし!諦めることなかれ。2017年4月、姉妹店のファストカジュアル・ダイニング店がオープンしたのだ。お店の名前は「メイドナイス(Made Nice)」。 この店はオープンキッチン・スタイルで、商品をカウンター越しに受け取るシステム。テーブル席もあるので店内でも食べられるし、トゥーゴー(持ち帰り)もできる。特筆すべきは、イレブン・マジソンパークと同じ食材とテクニックで作った良質のものを、ニューヨークでは破格の10ドル代で楽しめるということだ。 また、ファストフード店ではなく「ファストカジュアル店」なのもミソ。ニューヨークのファストフードは、おいしくない、早くない、健康によくない、それほど安くない……など悪名高く、一部の層で不人気になりつつあるが、そこで誕生しているのが、おいしくてスピーディー、リーズナブルで健康にも良い、メイドナイスのようなファストカジュアル店だ。トレンドとして近年、ニューヨークで注目されている。 高級食材のカウンター販売で高いコスパが実現 ランチメニューの人気ナンバー1は、ハンガーステーキとブロッコリーの「Khao Salad」(15ドル)。また、マネージャーのカークさんの一押しは、蒸し煮したチキンとインド系のバスマティライスの「Chicken Rice」(14ドル)や、カリフラワー、豆腐、クスクスの「Curry Cauliflower」(11ドル)。 特に「Curry Cauliflower」は、イレブン・マジソンパークで6年間にもわたって人気のあるメニューと“ほぼ同じ”内容らしい。試してみたが、おこげがほんのり香るカリフラワーはほどよくジューシーで、クスクスと一緒にミッスクされているココナッツやレモングラス、クレソン、アーモンド、グレープなどとの相性もバッチリだった。 ランチメニューは常時9種類そろっている。季節の素材を使うため、シーズンごとに変化し、いつ行っても週に何度通っても飽きない工夫がされている。また、午後5時以降はディナーメニュー(22ドル)もプラスオン。ブルックリン産の地ビールやニューヨーク州産のローカルワインは、昼夜共にあり。この夏ニューヨークを訪れることがあれば、ここはもうマストでしょう!   Made Nice Eleven Madison Park (文・写真:安部かすみ fromニューヨーク) ■取材国:アメリカ 安部かすみ(あべ・かすみ) 2002年に渡米し、在ニューヨークの新聞社でのシニアエディター職を経て、2014年からフリーの編集者、ライターに。ニューヨークから食やエンタメ、テック系などのトレンドを発信中。編集者歴は日米で20年。 HP Global Press Blog Twitter TSUTAYA T-SITE(2017.6.10)「“世界のベストレストラン50”の頂点がNYにファストカジュアル店をオープン。話題の「メイドナイス(Made Nice)」って?」より転載(無断転載禁止) ウェブサイトのコピー

NY人気店「ベンジャミンステーキ」が六本木に6月30日オープン。味や雰囲気はどうなる?【現地レポート】

ニューヨークの人気ステーキハウス「ベンジャミンステーキ」が、2017年6月30日(金)に日本第1号店となる「ベンジャミンステーキハウス六本木」店をオープンする。 現地ライターも太鼓判。NYの人気ステーキハウス「ベンジャミンステーキ」とは ニューヨーク店の共同創業者は、ブルックリンの老舗ステーキハウス「ピータールーガー」でマネージャーとして10年の経験を積み、義理の兄弟および同店で20年間シェフをしていた同僚らと共に、2006年、自分たちの店「ベンジャミン」をマンハッタンにオープン。 現在はニューヨークエリアに、全3店舗展開している。 安定した味とボリューム、上質のサービスを誇り、オープン以来、連日のように周辺のビジネスマンや観光客らで満席になるなど大盛況。2014年には安倍首相もニューヨーク訪問の際、この店で食事をしている。 筆者もビジネス関連で個人的によく利用する店だが、どんなクライアントを連れて行っても食事を楽しんでもらえる、誰に紹介しても恥ずかしくない店の一つだ。 海外初進出。NYの味と雰囲気そのままに 海外初進出となるベンジャミン六本木店は、ニューヨーク本店そのままの味と雰囲気を楽しんでもらえるように、まったく同じメニューを提供する。 サーロインステーキ(9,000円)やリブアイステーキ(11,000円)、フィレミニョン(9,000円)なども見逃せないが、初回はまずいわゆるTボーンステーキと言われる「ポーターハウス」から試してみてはいかがだろう?(2人前16,000円、3人前24,000円、4人前32,000円)。 熱々の大皿でサーブされるポーターハウスは、骨を挟んでサーロインとテンダーロイン(フィレ)の2つの味が楽しめる。ボリュームがあるので、3人で行った場合でも2人前(ポーターハウス・フォー・トゥー)の注文で十分なはず。 ステーキハウスの楽しみ方は個々でさまざま。最初はおしゃれにマティーニグラスを傾けるもよし、シーフードやベーコンなどからスタートするもよし、いきなりステーキと赤ワインを注文するもよし、とにかくお堅いルールなどはいっさいない。 先述のように、特にマンハッタンのビジネス街にあるステーキハウスは接待や同僚との食事会、記念日などによく利用されているが、皆どの人もワイワイガヤガヤとカジュアルに楽しんでいる様子がうかがえる。 ステーキハウス=格式高い、と身構えず、ニューヨーカーのように気取らずに食事を楽しんでみよう。 予約受付は2017年6月5日(月)より。 ■店舗詳細 Benjamin Tokyo Benjamin New York (文:安部かすみ fromニューヨーク) ■取材国:アメリカ 安部かすみ(あべ・かすみ) 2002年に渡米し、在ニューヨークの新聞社でのシニアエディター職を経て、2014年からフリーの編集者、ライターに。ニューヨークから食やエンタメ、テック系などのトレンドを発信中。編集者歴は日米で20年。 HP Global Press Blog Twitter TSUTAYA T-SITE(2017.6.1)「NY人気店「ベンジャミンステーキ」が六本木に6月30日オープン。味や雰囲気はどうなる?【現地レポート】」より転載(無断転載禁止) ウェブサイトのコピー

アマゾンがリアル書店をニューヨークにオープン【初日レポート】

シアトルで2015年スタートした、アマゾンのリアル書店「Amazon Books(アマゾンブックス)」が、5月25日(木)ニューヨークにもオープンした。同社はこれまで、数々の個人経営店を閉店に追い込んできた存在だとも言われているが、今度は自社の実店舗をオープンさせた形だ。

NY最先端の試着室が未来すぎる! 魔法の鏡&タッチパネルで新ショッピング体験

フツウではない魔法の鏡 洋服を見に行って試着室へ。そこにあるのは全面タッチパネルの大きな鏡 ── サイズや色の在庫確認から支払いまで必要なことがすべてそこでできる(しかも日本語で)、魔法の鏡だった。 なにも近未来の話をしているのではない。実際にアメリカの小売店ですでに導入されている試着室のことだ。 この魔法の鏡の正体は、「The Oak Mirror(オークミラー)」。開発したのは、米「Oak Labs, Inc (オーク・ラボズ社)」。同社のジェニー・サムエルズさんによると、オークミラーは、元eBayの小売イノベーションチームにいたテック専門家らにより開発され、2015年に誕生したものだとか。 オークミラーは、レベッカ・ミンコフやラルフローレン、ゲリーヴェーバーなどですでに導入されているそうだ。魔法の鏡とはいかなるものか。それを体験しに、レベッカ・ミンコフのニューヨーク店に行ってみた。 近未来の試着室をいざ体験 マンハッタンはソーホーにある、セレブ御用達の店、レベッカ・ミンコフ(Rebecca Minkoff)。お店に入るとまず、大きな鏡のようなものが目に飛び込んでくる。 これもただの鏡ではなかった。タッチスクリーンになっており、最新のルックブックが見れたり、サービスで出してくれる無料ドリンク(お茶、コーヒー、エスプレッソetc …そしてシャンパンも!)を選べたりするのだ(希望により携帯番号を入力すれば、ドリンクが用意された際にテキストで知らせてくれる)。 早速入り口から、最新テクノロジーを思い切り感じられる店だ。店内をぐるっと回っていると、スタッフが熱々のおいしいエスプレッソを持って来てくれた。ありがたくいただきながらお店をひとしきり見たら、気に入った洋服を持っていざ試着室へ。 試着室に入ると、何もしなくても商品情報が鏡に写し出された。これにより、スクリーン(鏡)上でほかのサイズや色など、在庫確認が瞬時にできる。店員さんを呼んでリクエストして「少々お待ちください」の時間が省けというわけだ(オークミラーは店員が各自で持っているiPadと繋がっているため、タッチスクリーンで希望を出せば、瞬時に在庫を持って来てくれる)。 ほかに言語(日本語を含む)や、その洋服を着るであろうシーン(照明)の選択メニューもある。「試着室内では好きな色だったけど、日中や薄暗いレストランではいまいちだった」なんていう失敗を防ぐための優しい心遣いだ。 店員のメルセデスさんによると、これら一連のプロセスを可能にしているのは、RFIDと呼ばれるセンサー技術なのだとか(洋服には、ID情報が埋め込まれたRFタグが付いている。Suicaのような非接触ICカードをイメージするとわかりやすいか?) 新決済システムでの支払いも可能 またオークミラーではこの2月より、近距離無線通信と言われる「NFC技術」(*)も導入し、オークミラー内でApple PayやAndroid Payの利用が可能になった。これにより、すべての買い物のプロセスを、このオークミラーで完了させることができるようになったのだ。 (※注釈) ほとんどのスマホやクレジットカードに備えつけられている機能。NFCタグにより、ウェブページやソーシャルメディアなどの情報をリンクさせたり、電子支払いが可能になる。 自分でチェックアウトもできる ちなみにレベッカ・ミンコフでは、テックパートナーとしてほかに「QueueHop, Inc.(キュー・ホップ社)」とも提携しており、顧客が現金を持たずして自分でチェックアウトができる「ノーキャッシュレジスター」も導入している。これで(特にアメリカの大都市にある人気店では当たり前の)レジに並ぶ時間が節約できる。 オークミラーとの相性もバッチリとかで、試着室で支払いを済ませたあとは、キュー・ホップステーションで、盗難防止用のセキュリティタグを自分で外すことも可能。 試着室内で、店員など他人に煩わされることなく、ほぼ自分で、ほぼすべてのプロセスを、スピーディー&スムーズにできるとあり、オークミラー設置以降評判は上々のようだ。 「たかだか数分の待ち時間かもしれませんが、待っている間はまるで永遠のように感じるもの。オークミラーは試着室内でのプロセスを40%早くしてくれるだけでなく、消費者に『ここなら時間がなくても大丈夫』『さっと購入できる店』というイメージを潜在的に与えてくれるものなのです」とジェニーさんは胸を張る。全米では今後、夢のミラー導入店が増えていくことだろう。 Oak Labs, Inc. QueueHop, Inc. Rebecca Minkoff   (文・写真:安部かすみ fromニューヨーク) ■取材国:アメリカ 安部かすみ(あべ・かすみ) 2002年に渡米し、在ニューヨークの新聞社でのシニアエディター職を経て、2014年からフリーの編集者、ライターに。ニューヨークから食やエンタメ、テック系などのトレンドを発信中。編集者歴は日米で20年。 HP Global Press Blog Twitter TSUTAYA T-SITE(2017.3.15)「NY最先端の試着室が未来すぎる! 魔法の鏡&タッチパネルで新ショッピング体験」より転載(無断転載禁止) ウェブサイトのコピー ウェブサイトのPDF