Yahoo!Japanニュースにて、NY&アメリカ最新ニュースを配信中

  Yahoo! Japaneニュースにて、現地の声や空気が伝わるNY&アメリカ最新ニュースを配信中。 (記事を読む)   人気記事トップ5: 暴徒化するハロウィン。アメリカでは伝統と収穫を祝う(経済効果もある)素朴で楽しい祭りなのですが・・・ 大坂なおみ帰国会見「自身のアイデンティティについてどうお考えですか」。インタビュアーとして思うこと セレブにも愛された名店がなぜ? 老舗が次々に閉店に追い込まれ「ニューヨークらしさ」がなくなっていく 全米オープン騒動が差別問題へ発展。セリーナ・ウィリアムズの1番の理解者は好感度大のイケメン夫だった トランプ大統領の不倫関係と女性からの生々しい告白に、ほとほと嫌気が差したメラニア・トランプ夫人   etc…      本稿は「Yahoo!ニュース個人」の記事 からの転載。無断転載禁止

007 創作カクテルのおいしいバー「The Binc」

  ブルックリンのガイドブックの著者が、本で書ききれなかったことやまだまだあるお気に入りスポットを紹介します。「大切な友人に紹介するとしたら?」という目線で選んだとっておき、今週はブルックリンハイツにある「The Binc」です。     ブルックリンには、歴史的建造物の保存地区が33カ所もあり、ブルックリンハイツは第1号として1965年に認定された地区。 それより102年も前の1863年に創立されたブルックリン歴史博物館を中心に、映画に出てくるような重厚なブラウンストーンが一帯に広がり、街歩きが楽しい地区です。   関連全6店はすべてブルックリンに そんなブルックリンハイツを散策していてたまたま見つけたバーが、この「The Binc」でした。     The Bincがオープンしたのは2016年。姉妹店全6店の一つとして誕生しました。 姉妹店は、Bevacco、Provini、Bar Tano、Bar Toto、Ogliastroなど、すべてブルックリンにあり、イタリア系です。 そしてBevaccoとThe Bincは隣同士で、Bevaccoでの食事後にThe Bincへ移動し2次会というのもカンタンです。 The Bincは看板バーテンダーのフレージャー・タイが生み出す、季節ごとのクラフトカクテルが自慢。常時13種類以上がそろい、好みを伝えればその場でオリジナルカクテルを作ってくれます。 中でも人気は、日本文化にインスパイアされた酒&ジンベースの「ボンサイ」と、メキシコの蒸留酒メスカルベースの「エビータ」。 私はボンサイをいただきましたが、ワサビが鼻腔を通ってほんのり香り、レモンの爽やかさと黒コショウの苦味が混じり合ったユニークな味で飲みやすく、一瞬で飲み干してしまいました…。   環境問題にも真剣に取り組む店 この店は、環境問題にも真剣に取り組んでいます。脱プラスチックに向け、プラ製ストローから紙ストローへの移行をオープン時から計画していました。取引先の会社が紙ストローを取り扱っていないため、紙ストローの業社を調べたそう。     「価格は1本プラ製が0.005セントほどなのに対して、紙製は3~5セントほどに値上がりしました。でも環境保全を考えたらどうってことのない差額です」と、ジェネラルマネジャーのエイミー・マスセナ。 今後は、フードの持ち帰り用の紙製容器の導入も考えていくそうです。   The Binc(ザ・ビンク)   (Text & Photo by Kasumi Abe)   本稿は、Weekly NY Japionのコラム Brooklyn本著者が案内する「古くて新しい、とっておきのブルックリンへ」を転載した。無断転載禁止©️ Kasumi Abe  

002フレンチ&インダストリーの融合、 週末は2,000人が集まる「Lot 45 Bushwick」

ブルックリンのガイドブックの著者が、ガイドブックで書ききれなかったことやまだまだあるブルックリンのお気に入りスポットをナビゲートします。今週の私のとっておきスポットは、ブッシュウィックにある「Lot 45 Bushwick」です。 壁画街「ブッシュウィック・コレクティブ」のあるブッシュウィック・エリアは、クリエイターが多く住み、今ブルックリンでもっとも勢いがある地区の一つです。 私も2005年まで1、2年ほど住んでいました。「おしゃれだから」ではありません。好条件の家がたまたま見つかったからで、飲みに行くのはいつも決まって数駅先のおしゃれなウィリアムズバーグでした。 ブッシュウィックは長年劣悪な治安で、犯罪と戦ってきました。 1980年代、この辺に住んでいた知り合いの女性曰く「拳銃の流れ弾が飛んでくるのは日常茶飯事」だったそうです。私も空き巣に入られたり路上で変質者に遭遇したり、いろんな目に遭い引っ越しました。数年後に、こんなクリエイティブなエリアになるとは思いもせず…。   商業トラック製造所を改造   音楽&イベントベニューも兼ねたレストラン&バー「Lot 45 Bushwick」は、生まれ変わったこのエリアを象徴する店。 19世紀に商業トラックの製造所だった広い敷地を利用し、奥はバースペース、手前のパティオエリアはコンテナを改造したミニキッチンや卓球台もあり、夜な夜な近所のヒップスターが集います。   ラモン・ノラレホ(Ramon Noralejo)が2013年にオープンし、フランス出身のシェフ、サミア・ベハヤ(Samia Behaya)が共同オーナーとして参加。 ラモンが初めてこの空スペースを見たとき「大きなリビングルームが頭に浮かんだ。そこには風が通り抜ける明るいベランダがあって…」。まさに今のLot 45です!     料理は近郊農家で仕入れた食材を使い、すべて手作り。サミアの両親のルーツ、アルジェリアとフランスのフレーバーがミックスした季節ごとの手料理は、店が混んでない時間帯にぜひトライしてみてください。   姪っこへの思がこめられたキッチン   さて店名の意味を問うと、「Lotは大きなスペースを表しているのと、ここはもともと店外の向こう側まで一つの大きなプロパティで、店舗リースにサインをするときに割り振られたロットナンバーが45だったのさ」とラモン。 そして「実はねこの店には別のストーリーもあるの」とサミア。 サミアが立つコンテナキッチンは「djenna 」(ジェナ)という名前がついています(アラビア語でパラダイスという意味)。 「2012年に亡くなった姪の名前よ。彼女は生前『フードトラックをしてみたら』とアドバイスをしてくれていた。姪を忘れないために名付けたのよ」     多くのほろ酔いパーティーピープルは気づかないかもしれないけど、ブッシュウィックのイケてるスポットの随所には、そんなオーナーの大切な思い出が込められているのでした。   Lot 45 Bushwick 411 Troutman St. (347) 505-9155 地下鉄L線Jefferson St駅から徒歩2分   時間があれば、ここにも立ち寄ってみて Company XIV   (Text by Kasumi Abe)  …

ニューヨークの人気スィーツ店Egglooが「色が変わるアイスクリーム」を新発売

ニューヨークで人気のアイスクリーム屋を経営している若きアントレプレナー、マイクさんから連絡をいただきました。 彼のお店の名前はEggloo(エッグルー)と言って、2016年のオープン以来、Instagramのフォロワーは4万人超え。人気過ぎて、イーストビレッジにも新店を出したほど。 オープン時に書いた記事 とにかく大成功しているスィーツ店です。そのマイクさんが 今度、うちで新しい商品出すんだ。Changing color ice creamって言うんだ。食べにこないか? と言うではありませか。 お誘いは基本断らないがポリシーの私。しかも、すっかり30℃超えで一気に夏になったかのようなニューヨーク。アイスクリームとは、なんとパーフェクトなお誘いではないですか。 二つ返事でOKしました! と言っても、行くまでChanging color ice creamが何のことだかよくわかっていなかった私…。 さっそくお店のスタッフが作ってくれました。 左はBefore、右はAfter。 わかるかな? この左に刺さっているスポイドの中の液体をかけたらあら不思議、青色が薄紫に変わって、さらにインスタ映え! 食べてみると、お茶のフレーバーで、アメリカらしからぬ甘さひかえめのお味です。(たこ焼きワッフルこと、香港スタイルのエッグワッフルが甘めなので、バランスが良い) アメリカの中でも、健康志向の人が多いと言われるニューヨークですが、庶民派スーパーやデリに行くと、体に悪そうな色と液体がそこかしこで大量に売られている。 このスポイドの液体も何か?と訝しげに思っていると、「自然のレモン汁だよ」とスタッフが教えてくれました。 ちなみに、ソフトクリーム(アメリカではソフトサーブと呼びます)は、アールグレイの茶葉とバタフライ・ピーの茶葉のブレンドで、この青色はバタフライ・ピーの茶葉からのナチュラルカラーだそうです。 ソフトサーブはカップが5ドル、エッグワッフル入りが9ドル。エッグワッフルな外側カリッと内側やわらかくておすすめです。 4月27日に発売したばかりの新商品で、店内にはまだメニューがない、いわば隠れメニューなのですが、インスタグラマーのお客さんが、店内メニューを見ずとも次々に注文していました。 1号店の場所はこちら 2号店のイーストビレッジ店はこちら 【お問い合わせ】 https://www.myeggloo.com/  

ニューヨークでディープでアングラな芸術を観るならこれ。ブルックリンの超人気バーレスク『シンデレラ』

ニューヨークではブロードウェイのショーもいいけど、もう少しディープでアングラな芸術を求めているなら、バーレスクに行こう。   バーレスクは、昔からニューヨークのいたるところにあって、バーなどこぢんまりとしたベニューで開催されている、ちょっとエロスでコミカルなショー。   アメリカ女子たちが、誕生日パーティーや結婚式の前夜に行うバチェラレットパーティーをこのバーレスクで楽しむことも多い。 また、通常のバーで、例えば午後8時以降、バーレスクショーを上演するというところも多いので、同僚と仕事上がりに飲みながら観たりすることもあるし、普通の観光客にももちろん人気。   その中でも私のおすすめは、ブルックリンのブッシュウィックで木、金、土、日曜のみ上演しているCompany XIV(カンパニーフォーティーン)の『シンデレラ』。 ショーとしての完成度、ダンサーらのレベルは非常に高い。周辺の治安は近年向上しており、夜間でも特に問題ないとされている(ただし観光客の一人歩きはなるべく避けた方が無難)。 チケットは当日上演時間の直前だと、インターネットではアップされていない安い残席が残っていることもある。 観劇は18歳以上(要ID)。チケットは65~300ドル。   【お問い合わせ】 Company XIV (All photos, video and text by Kasumi Abe) 本稿は、ブログ『ニューヨーク直行便』の投稿記事を一部加筆した。無断転載禁止

【GW直前】観光客に「これ何?」とよく聞かれるNYの建築物3選(ニューヨーカーでも知らない豆知識)

  「こんなに古くて歴史的な高層ビルがたくさん残っているとは思わなかった」というのは、ニューヨークを観光で訪れた方からよく聞かれる言葉です。どうやら日本に住む人にとって、ニューヨークといえば、東京のようにキラキラ輝く近代的な高層ビルばかりが乱立しているイメージがあるようです。 しかしニューヨークに降り立ち、マンハッタンを少しでも歩けば、エンパイアステートビルやグランドセントラル駅に代表されるように、歴史のある瀟洒なデザインの建築物がこの街にたくさん残されていることに気づくでしょう。東京にはないニューヨークの良さは、これら歴史的な建築物と近代的な建築物が混在していることにあります。 今年のゴールデンウィークにニューヨークを訪れる人も多いでしょう。ニューヨークを象徴する新旧建築物の中から、「これ何のビルですか?」と観光客に聞かれることの多い建築物3つと、ニューヨーカーでも知らない豆知識を紹介します。 The David N. Dinkins Municipal Building(ザ・デービッド N・ディンキンズ・ミュニシパル・ビル) ブルックリン橋をマンハッタンからブルックリン方面に歩いて渡る際、橋の入り口左手に立つこの荘厳な建築物は、ザ・デービッド N・ディンキンズ・ミュニシパル・ビルです。 6年かかって1914年に竣工し、完成当時、世界有数の規模を誇る庁舎として話題になりました。市内で最初に地下鉄の駅と連結した画期的なビルとしても知られています。1914年といえば日本はちょうど大正3年。大正初期の時代にすでにこのような高層建築技術がアメリカにはあったのだと驚くばかりです。 庁舎内は、市政監督官、パブリック・アドヴォケート(公的擁護)、マンハッタン区長室の3つのオフィスと、建物を管理する市営行政サービス局の本部があり、約1,000人が毎日ここで働いているとされています。市の財務省や税務署、公務委員会、歴史的建造物の保存委員会、ペイロール(給与)管理局、環境保護局、市長の関連チーム、IT&通信局もここにオフィスがあります。 ビル名は、この街の経済回復に貢献したデイビッド ・ディンキンズ(David Dinkins)元マンハッタン区長に敬意を払い、2015年、The Manhattan Municipal Buildingから現在の名前に改名されました。 建築資材は石灰岩で、ローマ建築、ルネサンス建築、クラシカル建築に影響を受けた建築様式が特徴です。 1階のオープン広場には、古代ローマ時代のコンスタンティヌスの凱旋門に影響を受けたアーチや柱があり、3階部分までの高さは、下から見ると圧巻の一言。 また、建物の一番上に乗っているのは、Civil Fame(市民の名声)という名の金色の女性像。市内5区が集まってできたニューヨーク市を祝っているもので、像の左手には五岳の冠があります。この像、下から見上げるととても小さく見えるのですが、実際は7m弱の大きさです。 建物は、結婚の儀式を執り行うシティクラークス・オフィスとしても長年使われてきました。2009年にシティクラークス・オフィスが現在の場所に移転するまで、約30万人のニューヨーカーがここで結婚式をあげたそうです。 写真はこちらのウェブサイトからも確認できる。(引用元) The William Vale(ザ・ウィリアム・ヴェイル) 低層の建物が多く、マンハッタンに比べて空が広いブルックリン。その中でも特に人気のエリア、ウィリアムズバーグ北部を歩いていると、近年視界に入ってくるのは、1つだけ飛び出ている高層近代建築。これは、ザ・ウィリアム・ヴェイル というデザイナーズホテルです。2016年開業の22階建てビルで、全183室にベランダがついているのが特徴です。 この建築を手がけたブルックリンの建築会社アルボ・リベリス社のニック・リベリス氏によると、(近年のブルックリンスタイルのトレンドである)インダストリアル・デザインのマネゴトだけは避けたいというクライアントの意向を汲み取ってデザインし、完成させたものだとか。 また、ホテルを下から支えるコンクリート製のトラス構造は、ブルックリンの象徴である橋、工場設備や跡地、タンクなどとうまく同化するようにデザイン、設計されたものだそうです。 ザ・ウィリアム・ヴェイルが決して無機質な印象を与えていないのは、ここを訪れるとすぐにわかります。敷地内には、芝生のある屋外広場、ヴェールパーク(Vale Park)があり、気候の良い季節はミスターディップス(Mister Dips)というレトロなフードトラックでランチを買ったり、休憩で芝生の上に寝っころがっている人々なども見かけます。 ホテルのルーフトップバー、ウェストライト(Westlight)はぜひ訪れてほしいです。ゴージャスなマンハッタンの景色を見ながら飲むマティーニは、格別です。 Oculus(オキュラス) 最後はこちら。世界貿易センター跡地のグラウンドゼロを観光する人に、必ず「あれ何ですか?」と聞かれるのが、このオキュラスです。2016年にグランドオープンした、大きく広がった鳥の翼や何かの骨を連想させるような、クリエイティブな近代建築物は必見です。 マンハッタンとニュージャージー州を繋ぐPATHトレイン、地下鉄ワールド・トレード・センター駅、ショッピングモール、室内プラザから成るオキュラス。広さは約7万4300平方メートルで、ターミナル駅としては市内で3番目に大きな規模です。 建築家は、スペイン出身のサンティアゴ・カラトラバ(Santiago Calatrava)氏。アテネオリンピックのスタジアムを手がけたことでも有名で、ほかにも青空に映える白色と、骨や翼を組み合わせたようなフレームがトレードマークの建築物をたくさん創ってきました。米国内ではほかにも、テキサス州ダラスのマーガレット・ハント・ヒル橋やウィスコンシン州のミルウォーキー美術館新館なども、カラトラバ氏が手がけています。 オキュラスの見所はユニークな外観同様に、内側も見逃せません。建物の内側両脇に、エスカレーターを併設した階段があります。構造計算を駆使して、下からの支柱がないまま、内側に飛び出したかような状態で設置されているんです。建築業界の関係者でさえも、「どのように支えられているのか?」と首をひねるほど高度な技術で作られたものです。近代建築が好きな人は、必ず見てほしい建築物の1つです。 以上、「これ何?」と聞かれることが多い建築物3選を紹介しました。ニューヨークを訪れる際には、この記事を参考にしながら街歩きを楽しんでいただけたらうれしいです。 (All photos and text by Kasumi Abe) 本稿は、ニューヨーク便利帳2018年4/20号の記事を転載し、一部加筆した。無断転載禁止

ブルックリンにオープンしたNY初の酒蔵「Brooklyn Kura」【創業者インタビュー】

ニューヨークでは、もはや珍しくない食のジャンルになってしまった日本食。レストランに行くと、現地の職人が器用にお寿司を握っていたり、熱々のおいしいラーメンを作ったりしている姿をよく目にする。板前が包丁持つまでに3年(もしくはそれ以上)というのは、伝統的な日本食の限られた世界だけの話になってしまったようだ。 そして時代は2018年。世界中のもので手に入らないものはないと言われるこの街で、これまでなかったものの一つに日本の酒蔵があったが、まさかニューヨーク初の酒蔵がアメリカ人によって作られるとは、誰が想像しただろうか。 オープンした酒蔵の名は、「Brooklyn Kura(ブルックリン・クラ)」。場所はトレンドの発信地ブルックリンで、クリエイターやアントレプレナーたちから大注目を浴びる、一大複合ビル群「Industry City(インダストリー・シティ)」の一室だ。 本格的な日本酒をNYで作った2人の男たち 早速、ブルックリン・クラを訪れた。鮮やかな青色のドアや、打ち放しのコンクリート壁や床など、モダンなインテリアがお出迎え。純米吟醸酒を試飲させてもらったが、程よいドライさと甘さが混じり合い、「この味がアメリカで実現できるとは」と驚く。麹の発酵から30~40日後にはここでいただけるとあり、できたて新鮮なお酒を飲めるのも魅力的。冷やや常温でもおいしいが、半年~3年ほど寝かせて熟成させても味わいがより深くなりそうだ。 この生まれたばかりの酒蔵で、共同創業者のブライアン・ポレン(Brian Polen)氏とブランドン・ドーン(Brandon Doughan)氏に話を聞いた。 日本旅行中に出合い意気投合した ── 2人が酒蔵をオープンするに至った経緯から教えてください。 ブライアン:僕たちは2013年、共通の友人の結婚式に参列するために日本を訪れた際に出会った。滞在中に何人かで飛騨高山や京都を訪れた。実はそれまで僕たちは日本酒についてほとんど知らなかったんだけど、たまたま訪れた伝統的な酒蔵で日本酒の美味しさに出合い、魅了されてしまったんだ。 ── 日本で飲んだ日本酒はどんな味でしたか。 ブライアン:これまでアメリカの日本食レストランで飲んだものとは似て非なるものだった。決して簡単には生み出せない複雑な味わいで、質の高さに驚いた。僕は当時金融マンで、ブランドンは生化学者。2人ともモノ作りに興味があり、ビール造りの工程を見学できるブルワリー訪問が好きという共通点があった。2週間の滞在中に多くの酒蔵を訪れ、さまざまな種類の酒を試飲した。 ── 自分たちで造ろうと思ったきっかけは何だったのですか。 ブランドン:僕は長年、趣味の一環でクラフトビールを自宅で作っていたんだ。1回あたり24ビールを一気に作っていた。まぁビールというより、どちらかというと「発酵」自体に興味があった。だから、自宅で醤油を造ったこともあるよ。日本でおいしい日本酒と出合って造り方を見学し、これはアルコール類の中でももっともユニークな発酵物だと思った。 ブライアン:アメリカの小さな街ではだいたいどこも地ビールや地ワインがあるけど、地酒はほとんどない。だからブランドンと話をして、地酒がなぜアメリカにはほとんどないのか? ないなら僕たちで造ろうじゃないか、となったんだ。 ── どこで日本酒造りを学んだのですか。 ブランドン:静岡県沼津市の高嶋酒造や長野県諏訪市の宮坂醸造、アメリカ・ポートランドのSaké One(サケ・ワン)で、見習いとして実地訓練をさせてもらった。また、酒造りの本でもいくつか学んだ。酒造りについて最初に学んだことは、「日本酒については一生学ぶことがある」ということだった。 原料は日本や全米各地から調達 ── そして、ニューヨーク初の酒蔵がオープンするに至るわけですね。 ブライアン:そのとおり!全米には大小合わせて約15~16軒の酒蔵があるけど、僕たちの酒蔵はニューヨークで最初の酒蔵になった。日本から戻ってすぐに、限られたスキルと知識で自宅で日本酒造りを始めた。それから2016年、ブルックリンのブッシュウィック地区の小さなスペースを実験的に借り始めた。当時は技術的にも未熟で今の10分1くらいのスキルしかなく、すべてが手探りだった。しかし日々酒造りに挑戦していくうちに、僕たちにも質の高いものができると自信がつき、本格的な酒蔵を作るため2017年3月この場所を確保し、6月中旬ごろから設備を整えはじめた。 ── 日本酒の原料はどこから調達していますか。 ブライアン:日本産の麹菌と日本とアメリカ産の酒母(しゅぼ)、カリフォルニア産とアーカンソー産の酒米(山田錦)、そしてブルックリン産の水を使っている。酒米はカリフォルニアとミネアポリスの業者に依頼し表面を60%磨いてもらい、それ以外は発酵からボトル詰めまですべての工程をこの酒蔵でやっているよ。 ── ブルックリンの水は日本酒造りに適していると思いますか。 ブランドン:ブルックリンの水質には自信を持っているよ。ニューヨーカーが世界に誇るべきご当地グルメ、ニューヨークスタイルのピザやベーグルも、同じ水源の水で作られているからね。それらで証明されているように、水質はすばらしい。ニューヨーク市が約100年前に開発し整備した水源がアップステート・ニューヨーク(ニューヨーク州北部)にあって、そこからニューヨーク中に水が供給されているんだ。軟水でイースト(酵母)に適しているが、パイプの関係で粒子、鉄分、塩素が含まれるので、フィルター(浄水器)に通してそれらを除去し、ミネラルを残している。 ── このブルックリン・クラでは、どのような日本酒を製造していますか? ブライアン:現在、純米吟醸生原酒を中心に造っていて、おり酒や搾りたてなどの期間限定商品も、このタップルーム(試飲ができるバーエリア)で出しているよ。将来的に、純米酒、純米吟醸生貯蔵、にごり酒、スパークリング酒なども加えて、生産量は年間最大300石(こく・一石=180リットル)まで増やし、市内の主要な酒屋や酒バーにも卸していきたい。このインダストリー・シティ内に人気バーベキュー店や日本のフードホール(フードコートのおしゃれ版)がオープンする予定なので、そこに行った人が帰りに寄ってくれる場所になったらいいな。 日米で日本酒ファンを増やしていきたい ── 日本酒ファンへ何か伝えたいことはありますか。 ブライアン:日本酒事業に参入し日本と繋がれるのは、僕たちにとって大変な挑戦だけど、同時にすばらしく誇りに思える。また僕たちが交流させてもらっている日本の酒蔵は、新たな酒蔵がブルックリンにオープンしたことを喜んでくれていてとてもうれしい。僕たちは伝統的な日本酒をリスペクトしているし、僕たちは僕たちで独自のスタイルのアメリカンクラフト酒をこの地で造っていきたい。 ブランドン:アメリカではたまに他国から持って来たものがぐちゃぐちゃにかき混ぜられたりすることが起こるけど、悪い例ばかりではない。例えばビールはアメリカでIPAが造られ世界に広がっている。カリフォルニア産ワインも個性的なものとして世界で高く評価されている。逆バージョンだってそう。日本産のウィスキーは今では世界一のクオリティーがあると呼び声が高いが、10年前に誰が日本のウィスキーを知っていただろう? ここで造られるアメリカンクラフト酒が今後どう発展していくか、楽しみに見守ってほしいな。 ── 今後積極的に挑戦していきたいことは何ですか。 ブライアン:この酒蔵の中にあるタップルームをイベントスペースとして活用したい。白ワインやミックスドリンクのようにもっと身近なものとして日本酒をこちらの人に楽しんでほしいから、日本酒のプロモーションのためのワークショップなどを開いて、日本酒のおいしさを啓蒙していきたい。また、日本から来る酒蔵の方にも使ってもらえたらと思う。酒だけじゃなく、いろんなイベントのために使っていきたい。 ブランドン:僕たちは、どのようにしたら質の高い日本酒ができるのか、いつも情熱を持って集中して考えているので、本気でやったら不可能なことはないと思っている。 アメリカは日本酒の輸出先としてもっとも大きな市場だ。私たちはこの市場を成長させたい。日本酒全体にとってもよいことだと思う。 ブライアン:今日本の若者の間では日本酒離れが進み、クラフトビールやウィスキー人気が高まっていると聞く。でもここ、ブルックリンのクールなトレンドを発信する土地柄を利用して、うちが成功することでそのトレンドを日本に逆輸出し、日本中で日本酒ファンが増えるといいなと思っている。 公式サイトBrooklyn Kura (文:安部かすみ fromニューヨーク) ■取材国・都市:アメリカ・ニューヨーク 安部かすみ(あべ・かすみ) 2002年に渡米し、在ニューヨークの新聞社でのシニアエディター職を経て、2014年からフリーの編集者、ライターに。ニューヨークから食やエンタメ、テック系などのトレンドを発信中。編集者歴は日米で20年。 HP Global Press Blog Twitter TSUTAYA T-SITE(2018.2.17)「NY初の酒蔵「Brooklyn Kura」がオープン。日本酒をタップでアメリカ流に提供も」より転載(無断転載禁止)ウェブサイトのコピー

ニューヨーク五番街でリアル『ティファニーで朝食を』。オードリー・へプバーン気分で「The Blue Box Cafe」へ

これまでティファニーに朝食はなかった かの名女優、オードリー・ヘプバーン主演の映画『ティファニーで朝食を』に憧れ、ニューヨークの五番街にあるティファニーを訪れることを夢見た女子は世界中にいったいどのくらいいるだろうか? かく言う記者もあの映画に感化された一人で、初めてニューヨークを訪れたときは、もちろんティファニー前で記念写真を撮り、大満足したもの。 しかし、ティファニーでの朝食は映画(もとは小説)の中では架空の話であり、映画の中でオードリー・ヘプバーンは五番街に面した入り口横で、ショーウィンドウを眺めながらコーヒーカップ片手にペイストリーをほおばっている。店内ではこれまで、顧客サービスの一環としてドリンクを出してくれることはあっても、レストランやカフェのような飲食スペースは存在しなかった。 ティファニー初となるカフェ「ブルーボックスカフェ」が五番街にオープン ティファニー初となるカフェ「The Blue Box Cafe(ブルーボックスカフェ)」が五番街の旗艦店に昨年11月にオープンし、話題になったのは言うまでもない。文字通りティファニーで朝食を食べるという夢が叶えられることになったのだ。 カフェがある4階はティファニーのホーム用品やアクセサリーを販売するフロアで、カフェはその奥にある。カフェ内は壁、ソファ、いすなどのインテリアからお皿やカップなどの陶器にいたるまで、女子の永遠の憧れであるティファニーブルーが取り入れられている。 同店チーフ・アーティスティック・オフィサーのリード・クラッコフ氏は、「カフェを併設した実験的かつ体験型スペースで、新しいティファニーへのウィンドウ(窓、入り口という意)のような存在」だとコメントしている。 オープンから2ヵ月。「ブルーボックスカフェ」の評判やいかに? インテリアには、ティファニーのクラフトマンシップと伝統を反映したインダストリアルな ディテールが盛り込まれている。遊び心にあふれた意表を突くタッチが、ヘリンボーンマーブル(大理石)や アマゾナイトを使用したフロアと調和し、新しいホーム&アクセサリーコレクションのコンセプトである「日常のラグジュアリー」を反映。 ブルーボックスカフェの評判が気になったので調べてみた。アメリカの評価サイトYelp(イェルプ)を見ると、「量が少ない」「料金が高い」などネガティブな意見がいくつか見受けられる一方で、「食べ物がおいしい」「大満足」という意見も多い。 もっとリアルな声を聞きたいと、実際にカフェに行った人に話を聞いてみた。 UCLA大学を卒業したばかりで現在ロサンゼルスで女優をしているローレン・ヘニングさんは、「アンリアルな(夢みたい、信じられない)空間だった」と一言。 ローレンさんは、アボカドトーストや季節のフルーツつきのヌッテラのクロワッサン朝食(コーヒーか紅茶つき、29ドル)をオーダーしたそう。笑顔や丁寧さが無料の日本のような上質サービスがほぼ皆無だと言われるニューヨークのサービス業だが、「スタッフはとても親切でサービスもキビキビしていたし、言うことなし。使われている陶器はすべてティファニー製で美しく、盛り付けもお見事。カフェから見える五番街の景色も最高だった」と、体験を熱く語ってくれた。最後に「オードリー・ヘプバーンの大ファンの人は、絶対に気にいるハズ」と太鼓判を押した。(写真はローレンさんのインスタグラムで確認できる。@lauhen) また、マンハッタン在住の女性(匿名希望)も、ここで憧れの朝食を体験した一人。オーダーしたのは、トリュフ卵つきのクロワッサン朝食(コーヒーか紅茶つき、29ドル)で、感想を聞くと、「フードの量は確かに少なかったけど味はおいしかった。また私はもともと紅茶派ではないけど、紅茶もおいしかったし満足よ」とのこと。また、「インテリアが息を呑むほどすばらしく、それだけでもお金を払う価値はあると思ったわ。また朝ごはんを食べに行きたい」と絶賛した。 インスタ女子殺到で、予約が最も困難 日本同様、ここニューヨークでも「インスタ映え」するものがSNSで盛んだ。まぎれもなくブルーボックスカフェも、世界中のインスタ女子が今一番殺到している場所であろう。 予約は30日前の午前9時から、ウェブサイト上で受け付けている。オープンから2ヵ月経った今も、世界中から予約が殺到し、シートはすぐ埋まり、なかなか取りにくい状況だ。ただし、空きができるとお知らせしてくれる機能もあるので、ティファニーで朝食を体験したかったら、粘り強くチャレンジしてみて! (文:安部かすみ fromニューヨーク) ■店舗情報 The Blue Box Cafe (ブルーボックスカフェ) 世界の素敵な暮らしをお届け。「Global Lifestyle」 (All text by Kasumi Abe) ■取材国:アメリカ 安部かすみ(あべ・かすみ) 2002年に渡米し、在ニューヨークの新聞社でのシニアエディター職を経て、2014年からフリーの編集者、ライターに。ニューヨークから食やエンタメ、テック系などのトレンドを発信中。編集者歴は日米で20年。 HP Global Press Blog Twitter TSUTAYA T-SITE(2018.1.10)ニューヨーク五番街でリアル『ティファニーで朝食を』。オードリー・へプバーン気分で「The Blue Box Cafe」へより転載(無断転載禁止) ウェブサイトのコピー

【世界から】「⼿作り」と「助け合い」 NYで息づく⼈の温かさ

ニューヨーク・ブルックリン。マンハッタンのお隣に位置するこの地域ではここ10年ほどの 間、クリエーティブマインドの⾼まりとともに、作り⼿の顔や思い、⼿のぬくもりなどが⾒え たり感じとれたりするモノへの愛着が⾼まっている。 ハンドクラフトにこだわるクリエーターは、マンハッタンより広いスペースが借りやすいブ ルックリンで⽇々創作活動に励んでいる。⼿作りするモノは洋服やジュエリー、⾷べ物、スキ ンケア⽤品、家具と実にバラエティー豊か。そして、その活動は各種アルコール類にまで広が りを⾒せている。 ▽NY産の⽇本酒誕⽣ 全⽶ではクラフトビールが⼤流⾏している。2006年の調査によると、⽶国内にあるビールの ⼩規模醸造所は3千以上。ニューヨーク州には200以上あり、ブルックリンでも20以上の醸造所 が⼩規模ながらビール造りをしているとされる。そのブルックリンでは、クラフトビールはも ちろんのこと、ワインやウイスキー、ウオッカ、ジンなど各種アルコール類も少量⽣産され、 地元の⼈々に親しまれている。地産地消の精神で原材料はできるだけ地元でとれたものにこだ わり、それを誇りとばかりに「ブルックリン産」を声⾼にうたう。 そしてこの秋、ニューヨーク初となる⽇本酒の蔵元まで完成し、グランドオープンを迎えよ うとしている。その名も「Brooklyn Kura(ブルックリン・クラ)」。⽇本滞在中の13年に出 会ったブライアン・ポレン⽒とブランドン・ドーン⽒が⽇本酒のおいしさに⽬覚め、意気投 合。⽇本の蔵元で⽇本酒作りを学び、カリフォルニア⽶やブルックリンの⽔を使って純⽶吟醸 酒や⽣貯蔵酒、にごり酒などをここブルックリンで作り始めた。 味は意外にも驚くほど本格的だ。出来たてもおいしいが、寝かせることで熟成感が増しより 深みある味わいになりそうだ。すしやラーメンに続き、⽇本酒までもが⽶国⼈により作られる 時代になったのだと驚くばかり。 酒蔵を開いた動機を両⽒に聞いてみた。ポレン⽒が「⽇本のウイスキーは質の⾼さで世界中 に名をとどろかせた。しかし、10年前に誰がそんなことを予想できただろうか︖」と話すと、 ドーン⽒が「⽇本で本格的なウイスキーができたのだから、⽶国産の本格的な⽇本酒があってもおかしくない」と⾔葉を継いだ。⽇本では若者の⽇本酒離れが懸念されているが、トレンド の発信地ブルックリンで地酒がブームになれば、⽇本の市場にも好影響を与えることになるだ ろうとして期待が⾼まる。 ▽根付くシェア⽂化 Brooklyn Kuraは投資家の援助があるからこそできた⼤胆な試みだが、彼らのように潤沢な 資⾦を持っている⽣産者や職⼈ばかりではない。そこで、⾃社⼯場や制作スタジオを構えられ ない職⼈らの強い味⽅となっているのが、作業スペースをシェアするスタジオだ。 「シェア⼯ 房」と呼ばれるこれらのスタジオは広いスペースを⽐較的リーズナブルに借りられることに加 え、備えられた⼯具を⾃由に使って創作活動に打ち込め、⼤型設備などの初期投資も不要とあ り⾼く⽀持されている。製作の場をシェアしている職⼈同⼠が⾃然と交流することで、ジャン ルを超えたさまざまなコラボレーションも誕⽣しているという。 ルームシェアの⽂化や近年の コワーキングスペース(シェアオフィス)ブームからもわかるとおり、シェアすることに関し て⽇本よりオープンで寛容な⽶国。ブルックリンのクラフトシーンでもシェア⽂化がすっかり 定着しているのだ。 ▽開業時も助け合い 開業して2年になるブルックリンの⼩規模醸造所「Strong Rope(ストロング・ロー プ)」。コンペティションでいくどとなく受賞するなどビール作りの実⼒はお墨つきだ。オー ナーのジェイソン・サーラー⽒は⾃社ブルワリーをオープンした時を振り返って「近所に Threes Brewingという別のブルワリーがあるが、設備を運ぶときにフォークリフトを貸してく れた。ここには助け合いの⽂化がある」との秘話を教えてくれた。 モノを⼿作りしたり、ローカル産を選んで地元の経済を応援したり、必要なものを貸し合っ たりシェアしたり…。ニューヨークのみならず⼤都会はどこも⼈との関係が希薄になりがちだ が、ブルックリンではこんなほっこりした⼈間模様が繰り広げられている。(⽶ニューヨーク 在住ジャーナリスト、安部かすみ=共同通信特約) Kyodo…

ブルックリン名物「スモーガスバーグ大阪」開催! 【創業者インタビュー】

ニューヨークの週末の昼下がり、香ばしいグリルの香りに誘われて辿りつくのは── 「Smorgasburg(スモーガスバーグ)」。ニューヨーク・ブルックリンの公園や広場、空き地などを利用した屋外フードマーケットだ。地元ブルックリンはもとより全米、世界中からも人々が訪れる、アメリカ最大規模の食の青空屋台市場として2011年にスタート。以来「週末のお楽しみ」として人々に親しまれてきた。 そんな週末の定番イベント、スモーガスバーグがブルックリンでのスタートから6年、いよいよ今秋、大阪に上陸することが決まった。 「Smorgasburg(スモーガスバーグ)」とは? 時期によって参加する店(ベンダー)のラインナップは違うが、平均100店前後が参加し、食の競演が繰り広げられる。BBQ、ハンバーガー、ホットドッグ、ロブスターロールなどアメリカンフードから、フィリピンやタイ、中国など世界各地の軽食もそろう。中にはたこ焼き、お好み焼き、焼き鳥、おにぎり、味噌汁、ラーメンなどといった、日本の軽食を見かけることも。屋外で食べるとどんどん食が進んで、あれもこれも食べたくなる。 また、ベンダー側にとってこのイベントは、新メニューを試験的に出して客のリアクションを知ることができるポップアップ的なショーケースとしての意味合いも大きい。スモーガスバーグからスタートし、実店舗を持つまでになった店は数多い。 10月27日(金)~29日(日)大阪で開催。その理由は? 2017年10月27(金)・28(土)・29日(日)、大阪で開催されるにあたり、共同創業者のエリック・デンビー氏に、日本進出のきっかけやイベント開催に向けての抱負を聞いてみた。 ── 大阪でスタートさせるきっかけになったのは? 3年前に長年の友人ハリー・ローズンブラム(料理学校、Brooklyn Kitchenの共同オーナー)が、大阪で貿易関係やマーケティングの仕事をしているユウコ・スズキを紹介してくれたんだ。みんなでマンハッタンでラーメンをすすりながら、大阪とブルックリンのベンダーを交換できたらいいねという話になった。大阪とブルックリンは共通点が結構あるからね。例えば両都市とも、歴史的に食べ物がおいしい街だし、マンハッタンや東京とは違う「第2の都市」として異彩を放つ存在だし、両市ともアントレプレナーががんばっている街でもあるからね。 その後ユウコが阪急電鉄を紹介してくれて、今年の3月、阪急電鉄を訪問する機会に恵まれた。企画をプレゼンテーションしたところ、スモーガスバーグに興味を持ってくれて、ぜひ大阪でやりましょう!となったんだ。 ── スモーガスバーグ大阪に期待していることは? 大阪のすばらしい食文化のショーケースになり、スモーガスを披露するめでたい場になるだろう。才能あるシェフが作り上げた特別なフードにたくさん出合えるはずだ。そしてブルックリンの食ベンダーも参加するから、海を超えて彼らのスキルをどう日本のみんなに披露できるか、僕も楽しみにしている。たくさんのハッピーな笑顔が溢れるイベントになるのは間違いないよ。(SNSも)食べ物の絵文字で溢れるだろうね(笑)。 ── 次の展開としてほかの都市への出店の可能性は? 大阪のイベントがうまくいったら、もちろん今後も日本で継続していきたいと思っているよ。ただ2018年いっぱいは、大阪での開催にフォーカスしていきたいと思っている。 ── 日本での開催を楽しみにしている読者にメッセージを。 スモーガスバーグ初の国外開催を、大阪というすばらしい食文化と歴史を持つ街で開催でき、とてもうれしく思っている。今年3月に大阪を訪問した際、たくさん美味しいものを食べ、人々から心の温まるすばらしいおもてなしを受けた。ブルックリン同様、大阪でも人々に楽しんでもらえるイベントになればうれしい。 日本初のスモーガスバーグの開催は、2017年10月27日(金)~29日(日)の11:00~22:00、大阪市北区、阪急・中津の高架下にて。入場無料。 (写真・文:安部かすみ fromニューヨーク) ■開催情報 「スモーガスバーグ大阪」 開催日/2017年10月27日(金)~29日(日) 開催時間/11:00~22:00 会場名/阪急中津(梅田方) 高架下区画 Smorgasburg 世界の素敵な暮らしをお届け。『Global Lifestyle』 ■取材国・都市:アメリカ・ニューヨーク 安部かすみ(あべ・かすみ) 2002年に渡米し、在ニューヨークの新聞社でのシニアエディター職を経て、2014年からフリーの編集者、ライターに。ニューヨークから食やエンタメ、テック系などのトレンドを発信中。編集者歴は日米で20年。 HP Global Press Blog Twitter   TSUTAYA T-SITE(2017.10.13)「ブルックリン名物「スモーガスバーグ大阪」10月開催! 創業者インタビュー」より転載(無断転載禁止)ウェブサイトのコピー