「日本のパレード」はNYの人の目にどう映ったか?岩倉使節団と野球伝来、日米友好150周年

ニューヨークで14日、日本の伝統や文化を祝う「ジャパンパレード(Japan Parade)」が開催された。 毎年この時期に、日本をテーマにしたイベント「ジャパンデー(Japan Day)」がセントラルパークで行われており、コロナ禍で3年ぶりの開催となった今年は、パレードとストリートフェアの形式で行われた。 今年は、日本の近代化に貢献した岩倉具視率いる使節団が1872年にアメリカを訪問して150周年の節目にあたる。日米交流のさらなる促進と日系コミュニティの強化を図り、当地に感謝の意を表すためにパレードは企画された。 初の開催となった「ジャパンパレード」には、当地を拠点とした文化系サークル、芸術家、スポーツ愛好家、日系企業、アジア系差別撲滅のための活動家など約90団体、2400人が参加し、日本舞踊、空手、剣道、和太鼓、雅楽、神輿などを沿道に集まった人々に披露した。 公民権運動の活動家でもある日系の人気俳優、ジョージ・タケイさんもスペシャルゲストとして参加し、パレードを先導した。また『美少女戦士セーラームーン』のミュージカル版の出演者によるライブパフォーマンスも行われ、沿道からは一際歓声が上がった。 花魁のグループ「Ayame」でパレードに参加した中澤利彦さんは、「着物を日本から取り寄せるなどし、本格的なものをニューヨーカーに見せることができて良かった。沿道から写真もたくさん撮られました」と語った。中澤さんはプロダンサーとしてアポロシアターやブロードウェイに出演した経験を持ち、この日もダンスを披露した。 「侍の所作、そして殺陣という日本の伝統芸術を学ぶ私にとって、フロート車に乗り通りを真っ直ぐ突き抜ける景色を見た瞬間、あたかも自分が150年前に船でここにやって来たかのような気になり、心底感慨深かった」と振り返ったのは、「TATE Hatoryu NY」で参加した三宅由利子さん。 ジェノさんとジャクさんは「New York Lolitas」というロリータファッションを楽しむ仲間31人と一緒にパレードを行進した。「これまで参加した桜祭りなどの日系イベントとはまた違った経験で、とても楽しかった」と語った。 日系の退役軍人の古本武司さんは、ベトナム戦争の出兵で着用した同じジャングルファティーグを着てパレードを歩き、沿道の人々からは拍手がわき起こった。 沿道に集まった人々の目にはどう映っただろうか?パレードを見に来た人にも話を聞いた。 近所に住むジャックさんは友人と息子と一緒にパレードを見に来た。一番印象に残ったものを聞くと「これ」と言って腕を上に伸ばし、手の先をひらひらさせて踊って見せた。 ラジ・ムラリさんは「どのパフォーマンスもすごく良かった。中でも女性5人の太鼓演奏がエネルギーに満ち溢れていて、非常によくコーディネートされていた」と感想を述べた。 日本を訪れたことがあるエンジェルさんも、和太鼓演奏が特に印象深かったようだ。「あとは日本舞踊もね」。 大学生の男性は「小さい時から観ていたから懐かしい」と言い『セーラームーン』のパフォーマンスを印象的なものとして挙げた。 趣味で歌をうたう日系人のサンディ・ダンさんは「ハーレムのゴスペル隊が、黒人歌手のソウルフルなリードボーカルと日本人の美しい歌声で構成されていて、聞くだけでインスピレーションと喜びに満ち溢れた」と語った。 中には、「出発地点で見ていたら、どのグループもなかなか出発せず、動きが停滞していた。ニューヨークはパレード開催に慣れているはずなんだけどね」という意見や、「日本の軽食を食べようとストリートフェアにも寄ってみたら、長蛇の列ですぐに売り切れとなり、何も食べられず残念」という声も一部からは聞こえてきた。 また今年はアメリカから日本に野球が伝来して150年の記念の年でもあり、前日の13日にはメジャーリーグのニューヨークメッツとシアトルマリナーズとの対戦試合が行われたシティフィールドで、日本のヘリテージナイトが行われた。 在ニューヨーク日本国総領事館の森美樹夫大使が始球式を行う予定でマウンドに向かったが、メッツのピッチャー、マックス・シャーザー選手は大使に気づくことなくウォーミングアップの投球をはじめて始球式は行われず、こちらもSNS上で話題となった。地元紙は、同選手が始球式について知っていたか否かは不明としている。 さまざまな声や反響があったが、初の「ジャパンパレード」はニューヨークの人々に日本の文化の素晴らしさを印象付けた。パレードを見た筆者も、強く結ばれた日米関係が揺るぎないもので今後も築かれていくことを感じた。 Text and some photos by Kasumi Abe (Yahoo!ニュース 個人より一部転載)無断転載禁止

服装で搭乗拒否のDJ SODA。日本では知られていない、米飛行機で「絶対にしてはいけない」こと

何が起こった? DJ SODAという韓国人女性DJが、ニューヨーク発ロサンゼルス行きアメリカン航空機で、履いていたボトムスが原因で降機させられ嫌がらせを受けたと告白し、米メディアでも話題になっている。 DJ SODA氏によると25日、ビジネスクラスでウェルカムドリンクを飲みながら出発を待っていたところ、突然現れたスタッフに、荷物をまとめて飛行機を降りるように求められたという。 理由は、DJ SODA氏の履いていたスウェットパンツにプリントされていたFワード(F**K YOU)が、搭乗には「不適切」で「攻撃的」と受けとめられたため。 同氏のSNSによると、何ヵ月にもわたる北米ツアー中も同じスウェットパンツを履いて移動し、問題になったことは一度もなく、同機に搭乗した際も、始めはまったく問題視されていなかったという。 同氏が結局スウェットパンツを脱いだところ、スタッフに「もっと早く脱げただろうに」と皮肉を言われたという。 最終的にはスウェットパンツを裏返しで履き、1時間遅れで再び搭乗できたとか(飛行機の出発も1時間遅延)。同氏はお怒りで、同社に対して「不当な扱い、ハラスメント(嫌がらせ)を受けた」と批判し、ボイコット宣言をした。 筆者の経験から思うこと まずFワードについて。アメリカでは言葉の爆弾のような破壊力があり、子どもに悪影響を与えかねないため、メディアや公の場で厳しくセンサーシップがかかり、テレビでは「ピー音」が必ず入る。テレビでは「バカ」などの言葉が21世紀の今でもたまに聞こえてくる日本にいるとあまりピンとこないかもしれないが、アメリカでは言葉の暴力であるFワードは、厳しく規制されている。 DJ SODA氏が同社とここまでこじれた理由について。筆者が思ったのは、同氏が航空会社の指示に対して抵抗し、反抗的な態度を見せたからではないだろうか。初めから素直に応じていれば、相手の態度は硬直化せず、事態の収束に1時間もかからなかっただろうし、嫌味を言われることもなかったのではと推測する。(あくまでも憶測の域だが) また動画を見る限り、男性マネージャー(真ん中)はアメリカ英語を話しているが、このようなアメリカの慣習やルールに配慮していなかったのも不思議だ。 一言断っておくが、米系の航空会社が乗客に対していつも高圧的かというのは、必ずしもそうとは言えない。パイロットによっては到着後にわざわざコックピットから出てきて乗客を笑顔で見送ってくれたりもするし、ジョークを交えた個性的な機内アナウンスをして乗客をリラックスさせる客室乗務員がいたりするなど、マニュアル通りに丁寧過ぎる日本の航空会社と比べても、柔軟でフレンドリーな側面もある。 ただし「安全運行のための機内ルールの徹底」ともなれば、彼らは時に強気&ドライな態度を見せることもある。日本のように「お客様は神様です」とは決して見ない。 参照 オーサーコメント 米系機内でやってはいけない3つのこと (アルコールを飲みすぎない、など周知されていることは割愛) 人を不快にさせる見た目やメッセージ性の高い服装 DJ SODA氏のスウェットパンツ(彼女のスポンサー)のように、いくらデザインの一部だからと言っても人を不快にさせるメッセージが服装(Tシャツやキャップなど)に含まれていると、アメリカでは「Offensive(攻撃的、侮辱的、不快)」と捉えられることがある。あくまでも「それを見た客室乗務員がどう受け取るか」によるので、搭乗拒否やトラブルを避けるためにも、飛行機では無難な格好がベストだ。 また、セクシー過ぎる服装も「攻撃的、不快」と捉えられ、時に搭乗拒否の対象となるので、注意が必要。 参照 As Heard On The Monsters Is this woman’s outfit too sexy to fly in? She Was kicked of a flight?! 英語で書かれたTシャツやキャップなどに関しては、日本人は注意が必要だ。なぜなら、英語で書かれたメッセージの意味を完璧に理解して身につけている日本人は、そう多くはないから。 事例1. 2019年には、アメリカで「Rope. Tree. Journalist. Some assembly required」とプリントされたTシャツを着た乗客が物議を醸した。…

日本人が海外旅行を躊躇する一因?思わず発狂するほど「厄介」な日本帰国に必要なもの(コロナ禍の体験記)

前回「海外旅行はもう行ける!アメリカには「これ」さえあれば…(日米渡航体験記、日本→アメリカ編)」からの続き 今年の3〜4月にかけてコロナ禍初となる日米渡航をした筆者。国境を跨ぎ、この2年で落ち込んでいた渡航者数が徐々に復活していることを肌で感じた。 出発地のロサンゼルス国際空港で出発3時間前の夜10時、すでにチェックインカウンターには長蛇の列ができていた。コロナ禍では必要書類が何せ多いため、皆早めに来たようだ。搭乗するのは日本の航空会社だったので、日本人らしき人も見かけた。東南アジアの人も経由のために日本に渡航するようだった。搭乗すると座席は隣が1人開いた状態でゆったりしていた。同列の日本人女性は駐在員の娘夫妻の産後ケアで3ヵ月間西海岸に滞在し、その帰りだという。 外国人に対して観光目的の入国を認めていない日本は鎖国状態と聞いていたが、到着した羽田空港には意外と外国人がいる印象だった。 コロナ禍3年目、日本も含め世界は着実に前進しているようだ。 ただ国内では、多くの日本人が今もなお海外旅行に躊躇していると聞く。理由として、新型コロナの感染を心配してというのはあるだろう。しかし80%以上の人がワクチン接種を済ませた今、理由はそれだけではなさそうだ。 コロナ禍の渡航は、以前はなかった手間と時間とお金がかかる。一言で言えば、厄介な作業が増えた。海外に行く!という熱量が必要で、リスクも孕んでいる。これらも一般の人々が渡航へ二の足を踏む一因になっているかもしれない。 本稿では、筆者が準備段階や入国時に思わず発狂しそうになった面倒な渡航書類などを備忘録として記しておく。数年後に「そんなこともあったな」と笑って読み返す日を願って…。 日本帰国に必要なもの(渡航条件) コロナ禍の渡航にかかるのは膨大な「手間」と「時間」 前回の記事で、日→米への渡航は、ワクチン接種などの「条件」をクリアすれば、実にシンプルで簡単だと説明した。 それでは楽しいアメリカ旅行が終わり、今度は日本へ帰国するときの話をしよう。 コロナ禍の日本への入国は(たとえ日本人であっても)準備と入国時の手続きが煩雑だと感じた。昨年欧米を渡航した経験からも、日本だけが特別に込み入った条件を設けている印象だ。 近い将来、外国人に観光目的の入国を認めても、このような複雑なプロセスが継続されていく限り、外国人は尻込みし日本旅行に二の足を踏むだろう。 コロナ禍において、日本政府が日本人を含む帰国者・入国者に対して、入国時の条件として求めているものは主に以下の通り。(パスポートなどはコロナ前と同様なので割愛) 健康居所確認アプリ(My SOS)のインストール、アカウント登録、情報入力 接触確認アプリ(COCOA)のインストール、アカウント登録、情報入力 スマートフォン位置情報の設定 新型コロナの陰性証明書(出発前と到着後の2回) 誓約書 健康居所確認アプリ(My SOS) 入国者の居所を確認するためのアプリ。 厳しい水際対策の一環として日本は引き続き入国後の待機期間を設けており、どの地域から入国するか、またワクチン接種が完了か否かで待機期間が異なる。 アメリカからの入国は、ワクチンのブースター(3回目)接種が完了していれば、3月1日より待機日数がゼロになり、筆者もその恩恵を受けた。よって日本滞在中に筆者のMy SOSにビデオ通話がかかってきたことはなかった。 一方、ブースターを含むワクチン未接種者や感染拡大の地域からの入国者は、入国後に一定の待機が求められている。参照 接触確認アプリ(COCOA) 陽性者と接触した可能性について通知を受け取ることができるアプリ。 このようなアプリのインストールは欧米への入国には一切求められないものだ。「アプリか〜。しかも2個も…。日本は手強いな」というのが正直な気持ち。しかし日本入国にはマストだ。やらねば!と奮起。 筆者の旅程は、羽田到着の1時間半後に国内線搭乗だ。しかし入国時、空港検疫で待っているのは、実に長い作業だった。飛行機が羽田に到着しても、国際線トランジット客の優先降機のため、私のような国内線客は座席での待機が続き、ヤキモキした。我先に降りようと試みた乗客もいたが、客室乗務員にぴしゃりと阻止されていた。 20分ほど待っただろうか、筆者もやっと飛行機を降りることができ、到着ゲートには国内線乗り継ぎ客の1人として名前が張り出されていた。 兎にも角にも国内線の乗り継ぎまで時間がない。だから空港検疫〜入国審査をスムーズにするため、ファストトラックで事前に必要事項(ワクチン証明書など)を入力し、写真データを送り、事前審査も完了していた。すべては「完璧」なはずだった。 なのに、第一関門でつまづいた。 筆者のスマホだけがなぜか空港のWi-Fiに接続できず、アプリの登録情報が見られないトラブル….。係員は「この問題は初めて見ます」と言いながらタブレットがあるテーブルに誘導し、再び一からの入力を求めてきた。Wi-Fiのせいで事前入力しておいた時間と労力が台無しだ。無機質な作業台で途方に暮れた。しかし私だけではない。左右にも仲間がいた。同様につまづいた外国人集団(&一部日本人)が頭を抱えながら入力している。時折舌打ちが聞こえてきた。この作業(ロスタイム)に2、30分ほどかかった。(結局のところ、My SOSの登録済みQRコードが必要だったわけで、筆者のようにならないためにスクリーンショットを取っておくことを勧める) しかし、これはその後永遠とも言えるほど長〜く続く、ベルトコンベア式の検疫関門の始まりに過ぎなかった。それぞれの関所(チェックポイント)で多くのスタッフが我々入国者を待ち受け、次々に書類を提出したり、新たな書類を手渡されたり・・・。(コロナ禍で入国者のために働いてくださっているスタッフの方々に感謝しております!) スマートフォン位置情報の設定 2種類のアプリを使用するためには、スマートフォンの位置情報(グーグルマップなど)の設定・保存が求められた。スマホ自体を持っていない人は空港で自費でレンタルしなければならないというルールもある。本当に厄介。これも日本だけ。 厄介と言えば、事前準備の問い合わせもそうだ。書類不備は入国拒否となり飛行機に搭乗できない可能性があるという情報を耳にしたので、事前に情報を入力する際、アプリ入力がうまくできない箇所がいくつかあり、問い合わせ先とされているところにメールを送信したら、返信で「質問はこちらへ」とまた別のメールアドレスに誘導された。質問を再送信したところ「当日現場で解決する」的な返答がきた。こんな不毛なやりとりにも辟易した。 新型コロナの陰性証明書 出国前72時間以内に検査し、結果が陽性であれば飛行機に搭乗できない。また日本入国時に再度検査がある(欧米入国時は再度の検査はない)。入国時の検査で陽性なら、当然だが隔離される。 検査方法も、日本はRT-PCR法などの核酸増幅検査(NAAT)などと「指定」している。 その上、検査証明書も「指定」している(欧米入国には指定フォーマットなどない)。厚生労働省の所定フォーマットに現地医療機関が記入し、署名または押印したものが有効ということだ。(任意フォーマットでも記載内容が適切であれば認められるようだ) ちなみに、筆者が日本への出発前に受けたPCR検査は、ニューヨークの路上に立っている簡易テントの検査場で受けた。料金は、日本の所定フォーマットの検査証明書の発行も含めて無料だった。 読者から「どこ?」という問い合わせがきているが、近所にある検査場を2、3箇所回って、対応してくれる所を見つけただけであり、別に筆者が受けた所のみならず、対応してくれるところはほかにもたくさんあるはず。滞在中に自分の近くの検査場(市内そこかしこにある)を回って、直接確認すると良いだろう。 ちなみに日本のみならず世界中どこでも、コロナ禍での渡航は、出発日の〜日前に受けるコロナ検査が求められ、日本行きの場合は結果が出た翌日に所定フォーマットの検査証明書の発行のために再度出向く必要がある。検査&証明書のための時間とお金と労力がかかることにも筆者は辟易している。 合格発表を待つかのような長い検査結果待ち 話を、筆者が到着した羽田空港の検疫に戻そう。 次々と関門(チェックポイント)を突破し、最後は新型コロナの抗原検査コーナーへ。この再度の検査で「陽性」にでもなったら日本で隔離されるから、これから搭乗する国内線の航空券も今後の予定もすべておじゃんだ。お金も時間も無駄になる。自分で行うように言われ説明を読みながら採取した唾液検査の試験管を、神に祈るような気持ちで係員に渡す。 結果が出るまで、大展示場のように広い待合室で時差ボケの中、ボ〜と待機。暇なので周りの人と会話。岩国の米軍基地の米兵や、ブラジルからやって来た女性英語講師と話したが、彼らも就労目的の来日のようだ。 筆者の乗るはずの国内線はすでに出発した。それでもここを通過しなければ日本には入れないわけだから、冷静さと辛抱強さが求められる。自分の番号がスクリーンに映し出されるのをじっと待つ。まるで受験の合格発表のような緊張が走る。1、2時間待っただろうか。ついに自分の番号が呼ばれた。 ドキドキしながら発表を聞きに行く。「陰性」の紙が手渡される。「やった!」。まるで受験に合格した時のように安堵した。 長旅で疲労困憊だが心はうきうき。長い長い廊下をさらに歩を進め、最後の関所、入国審査までやっと到達した。…

海外旅行はもう行ける!アメリカには「これ」さえあれば…(日米渡航体験記、日本→アメリカ編)

ゴールデンウィーク直前となり、コロナ禍3年目の今年は、メディアが「海外旅行」というキーワードで発信している記事が増えているようだ。 しかし、世界中で新型コロナが終息していない状況にあることは変わりなく、日本では引き続き海外旅行に躊躇している人が大半だろう。 今年3、4月にかけて日米を往復した筆者は、日本滞在中、周囲から「いつになったら行けるだろう?まだ海外に行く気にはならないけど」という声がチラホラ聞こえてくることがあり、人々が1日も早く安心して気軽に海外旅行ができる日を待ち望んでいることを実感した。 また、実際に日米をつなぐ日系航空会社の国際線に搭乗してみて、日米間を渡航する日本人や外国人、または経由地として日本でトランジットをする外国人が微増していることも肌で感じた。 人数はそれほど多いとは言えないかもしれないが、それでもこのゴールデンウィークにコロナ禍以降初めて日本を離れる人もいることだろう。筆者の経験を踏まえ、コロナ禍の日米渡航体験記と、それを通して知り得た情報を綴っておく。今すぐに海外に行く予定はなくても、今後計画を立てる際の参考になれば幸いだ。 どんな人がアメリカに渡航? あくまでも筆者が利用した便の話になるが、4月半ば、羽田空港からロサンゼルス国際空港へ、日本の大手航空会社の国際便を利用して飛んだ。夜10時半ごろの出発便だったが、ゲートは割と混み合い、機内もほぼ満席だった。 多くは外国人、それもフィリピンなどから日本を経由してアメリカに渡るアメリカ人や東南アジア系の人のようだった。(見た目で日本人か否かを判断し記事に書くのはよくないから一言断っておくが、筆者がどのように判断したかについては、聞こえてくる会話の内容と、あとは日本人であれば機内の各座席に簡易スリッパが用意されていると、長いフライト中に履き替えてリラックスするものだが、そうしているのは筆者だけで、周りの人は靴を脱いでいないなどの生活習慣から) 日本人らしき人も少数見かけたが、海外旅行をするファミリーや女子旅などではなく、多くはビジネスのための渡航のように見えた(あくまでも憶測)。ゴールデンウィーク期間中は、日本人の比率ももっと増えるのではないだろうか。 ロサンゼルスに着陸し、入国審査では外国人用の窓口に長蛇の列ができていた。アメリカに前回入国したのがちょうど1年前になるが、当時はヨーロッパからの渡航が禁じられていた時期で、外国人の列はガラガラだった。昨年11月よりヨーロッパからの入国を許可したのもあり、アメリカに入国する外国人が激増したことを感じた。 いつになったら海外旅行に行ける? 「いつになったら海外旅行に行けるか?」という質問がよく聞こえてくる。アメリカ旅行に関しては「行きたければ(今日コロナの検査をして)明日にでも行ける」というのが筆者の答えだ。しかしそれには、いくつかの条件と、手間を手間とも思えない熱量が必要で、ちょっとしたリスクと心理的な負担があることも忘れてはならない。(後編で詳しく説明) まずアメリカへの入国は、日本への入国に比べてかなりシンプルだ。日本人にとっても、アメリカから日本に戻るより、日本からアメリカに行く方がプロセス自体は簡単だということを明記しておく。 アメリカへの渡航に必要なもの(渡航条件) コロナ禍において、アメリカが日本人を含む外国人に対して、入国時の条件として求めているものは以下の通り。(渡航に必要なパスポート、ESTA、ビザなどはコロナ前と同様なのでここでは割愛する) 新型コロナのワクチン接種完了証明書 新型コロナの陰性証明書 CDC(疾病予防管理センター)への誓約書 1に関して。昨年11月以降、アメリカに入国できる外国人は、新型コロナのワクチン接種完了者のみとなっている。ワクチン未接種で、アメリカへの渡航のためにワクチン接種をする予定ならば、少なくとも出発の2週間前には接種を「完了」しておく必要がある。 日本語の接種証明書であれば、英語翻訳版も準備する。基本的に日本の空港で搭乗手続きをしてくれる地上係員は日本語や日本の事情を理解しているので、英語版は搭乗のためというより、アメリカに到着後のためだ。アメリカでは日本と違って今もなお、イベントなどでワクチン接種証明書の提示を求められることがままある。 また限られているが、この入国規制には例外も設けられている。例えば以下に該当する人々は、ワクチンを接種していなくても入国を認められることがある。 例外 18歳未満の子ども 医学的にワクチンの接種が不可能な人 緊急の渡航で、適時にワクチン接種ができない人 2に関しては、搭乗日の前日(出発の24時間前である必要はない)に検査(採取)し、結果が陰性である必要があり、陽性であれば飛行機に搭乗できない。(陽性や書類不備の場合は「強制送還」という情報が一部のメディアに載っているが、強制送還ではなく、そもそも飛行機に乗れない) 検査は一般的にRT-PCR法などの核酸増幅検査(NAAT)が多いが、日本への渡航と違ってアメリカへの渡航には、必ずしもPCR検査である必要はなく、抗原定量検査や抗原定性検査(Antigen)による結果でも問題ない。日本には、外国語の証明書も含めて高額のPCR検査を提供している検査機関もあるようだが、筆者が福岡空港で受けた抗原定性検査は、日本語と英語が両方併記されている証明書も含めて1900円(税込)だった。筆者が昨年6月にスイスで受けたPCR検査は、約160スイスフラン(約2万1000円)。それに比べると随分とリーズナブルな価格だと感じた。 陰性証明書のフォーマットについて、規定はない(日本は指定されたフォーマットを求めているが)。日本入国時に求められるようなアプリのインストールも、アメリカでは必要ない。 3に関しては、アメリカでの滞在先やサインなどをカウンターで渡される書類(紙)に手書きし、出発地の羽田空港でチェックインの際に提出した。 以上の必要書類は国際線の飛行機(国内を経由する場合は最初の便)のチェックイン時に必要とされるものだ。いったん飛行機に乗ってアメリカに到着すれば、後は入国審査で提示を求められることもなく、再度のコロナ検査もない。アメリカの入国プロセスは、コロナ前のようにシンプルかつスムーズだ。 アメリカでの待機や隔離期間は? アメリカに入国後、症状がない限りは日本にあるような厳重な隔離や待機などは求められていない。濃厚接触者の追跡もない。しかし、入国に必要な書類の「例外の人々」は到着後3〜5日以内に新型コロナの検査を受け、7日間自己検疫する必要があるようだ。 筆者が昨年、欧米を往復した際、アメリカは入国する外国人に対して、まだワクチン接種を求めていなかった。当時アメリカに入国して数日後、携帯電話に自動音声装置で留守電が残り、「体調を注視し、新型コロナの症状が見られる場合は、自宅待機や隔離せよ」という趣旨のメッセージが一度だけ入った。しかし、入国の条件にワクチン接種を設けている今、そのような通達はもうない。 本稿で伝えた以上の内容は、アメリカの水際対策に応じて今後変わる可能性がある。筆者が搭乗に先立って、福岡空港で日系航空会社の地上係員に直接問い合わせをした際、その係員も情報に変更がないかタブレットで「最新」情報を逐一確認していた。 出発の際には、直前に変更がないかを調べ、常に「最新情報」を入手しておく必要がある。 (次回、アメリカ→日本編に続く) 本稿の情報はすべて2022年4月28日現在 参照 米国への渡航(在日米国大使館) アメリカ入国後の隔離や待機(CDC) 過去記事 米入国にワクチン接種義務化。健康上の理由で接種できない人は今後どうなる?… 専門家に聞いた(21年) 感染拡大に拍車。英国発の水際対策に再び出遅れるアメリカ(日本も)【ウイルス変異種】(20年) コロナ禍で気になるアメリカ入国のESTAやビザ滞在。在米弁護士に聞いた(20年) ゴールデンウィーク/海外旅行で犯罪やトラブルに巻き込まれないよう注意すべきこと(在住者の視点)(19年) Text and some photos by Kasumi Abe (Yahoo!ニュース 個人より一部転載)無断転載禁止

脱マスクが進む米国とその兆しがまったく見えない日本 ── 2国間を往復して感じたこと

筆者は4月半ば、全員が屋外でもきっちりマスクを着用している日本から、マスク離れが進むアメリカに1ヵ月ぶりに戻って来た。 LAX(ロサンゼルス国際空港)のゲートに到着し、約半数の人がマスクをしていない姿を目にした時、アメリカの脱マスク化を肌で感じた。 19日にはオハイオ州のクリーブランドから、国内線に再び搭乗したが、すでに機内では数名の乗客に加え、客室乗務員の何人かもマスクを着けていなかった。 この日はちょうど、アメリカン航空やユナイテッド航空など米主要航空各社が空港や国内線の機内で、客室乗務員と乗客に対し、新型コロナウイルス対策としてのマスク着用義務をなくすと発表した翌日のことだった。 この変更については飛行中も、客室乗務員から乗客に向け改めてアナウンスがあり「新型コロナの予防策として着用する必要がある人、または着用したい人は引き続き着用を勧める」という趣旨の内容と共に、「着用については自分で判断し決める」ことが周知された。 これらの発端は先週、米CDC(疾病予防管理センター)が発表した、空港や公共交通機関でのマスク着用義務の延長宣言だ。これに対し、フロリダ州連邦地裁のキャサリン・キンボール・ミゼル連邦地裁判事は、CDCが法的権限を逸脱してマスク着用義務を人々に押し付けているとし「着用義務の延長は無効」と判断を下した。これにより、米TSA(運輸保安局)がマスク着用義務を解除し、空港、鉄道、バス、タクシー、ウーバーなどの配車サービスなどで、着用義務は事実上撤廃された。 筆者は航空機内で、つい最近まで「(搭乗拒否など航空会社との)トラブルを回避するため、食事以外は鼻の上までカバーする徹底したマスク着用を求める」趣旨のアナウンスを、耳にたこができるほど何度も聞かされてきた。また昨年の話だが、欧米間を渡航した際に、着用していた布マスクは「機内では適さない」と不織布マスクを手渡され、着用し直しを指示されたこともある。コロナ禍以降「空港や機内での不織布マスクは当たり前」「欠かせないもの」と思っていたので、客室乗務員がマスクをせずにドリンクサービスなどをしている姿を約3年ぶりに見て、アメリカのさらなる「脱マスク」化を実感したのだった。 一方で、対応は州によって異なり、CDCは機内や公共交通機関でのマスク着用を引き続き推奨しているため、市民の間では「わかりにくい」との混乱もある。 例えばニューヨークでは今もなお、地下鉄の駅や車両内ではマスク着用義務があり、見渡す限りほぼすべての乗客がこのルールを守っている。 一方で、室内イベントに行くと、誰もマスクを着けていない状態だ。(このようなイベントの多くは、ワクチン接種証明書の提示を今も参加条件としている) 20日米司法省は、航空機内や公共交通機関でのマスク着用義務を違法とした連邦地裁の判決を不服として上訴した。 アメリカの人々はどう受け止めているか。 AP通信-NORC公共問題研究センターが行った最新の世論調査では、アメリカ人の半数以上が機内や公共交通機関でのマスク義務化に賛成していることがわかった。賛成派は56%、反対派は24%、どちらとも言えないと回答したのは20%だった。 またポリティコ/モーニング・コンサルタントによる最新の世論調査でも、59%のアメリカ人が機内や公共交通機関でのマスク義務化の延長を支持。政党別では、民主党の84%が支持しているのに対し、共和党はわずか35%だった。 新規感染者数がこれまでと比較して落ち着いているアメリカは、20日時点で7日間の平均の新規感染者数は約4万3,000人弱だ。日本も現在、同じような数字の推移だ。 そんな日本に先月、コロナ禍になって初となる一時帰国を果たし、約1ヵ月間滞在し、感じたことがいくつかある。 まず、日本はPCRの検査場もワクチン接種会場も、限られた場所にしかないということだ。検査は「県民のみ」というところもあり、多くは土日は開いていない。ワクチン接種には「券」が必要ということで、それらの場所へのアクセスのしにくさを感じた。参考までに、ニューヨークの検査場はテントがそこかしこに立っており、「州民か否か」で区切られておらず、週7日オープンし、無料で検査できるところも増えた。ワクチン接種も予約不要で、打ちたい時にすぐ打てる(外国からの旅行者でも)。博物館にも仮設接種会場が設けられているので、展示品の鑑賞前後に気軽に注射を打てたりもする。 そしてマスクに関して、着用率然りデザインや色の豊富さ然り、日本は大変優秀な印象だ。アメリカのようにマスク着用義務がないにも拘らず、ほぼ全員が(屋外においても)常に、そしてきちんと、鼻の上までマスクで覆っている。店に行けば検温設備や消毒液があり、徹底したコロナ対策に感心した。(アメリカでは消毒はこれほど徹底されていない。検温、ビュッフェのビニール手袋においてはほぼ皆無だ) 一方で少し面食らったのは、マスク着用の徹底ぶりだ。屋内や電車内は良いとして、人の少ない屋外でたとえ1人で歩いていたとしても、都市部でのマスク着用率はそう変わりはないようだ。筆者は日本上陸直後に息苦しさを感じたため、1人での散歩時はマスクを着けない時もあったが、結果的にそうしたのは、滞在中ほぼ数えるほどしかなかった。 現在、ニューヨークでマスクなしの生活に舞い戻った筆者が、なぜ日本では常にマスクを着けていたのかを改めて考えてみると、新型コロナの感染予防という理由は、密な状態になりがちな店内や地下鉄などに限られていた。そして多くの場合、日本社会で「目立つ存在になりたくない」「変わり者としてジロジロ見られたくない」という理由があったのは否めない。何人か友人に、いつまでマスクを着ける予定かと尋ねたら、「七難隠す」便利なツールとして「この先もずっと…」という返答もあった。確かにマスクをしていると入念にメイクをしなくても良い、というのはありがたい。 一方で筆者のように、ほぼ全員のマスク姿に多少なりとも閉塞感や息苦しさを感じている人も、中にはいるかもしれないとも思った。この先のコロナ禍の「出口」として「着用については自分で判断し決める」もの、つまり着用したい人は着用し、したくない人はしなくてもいい雰囲気作りなどが必要とされる日が、日本にもやって来るだろうか。そんなことをニューヨークのイベントで、久しぶりにマスクをせずに来場者らと談笑しながら、ふと考えたのだった。 米でのマスク着用義務化に関する過去記事 – 2022年 「マスク嫌い」のアメリカ人に起きた、コロナ3年目のある「心境」の変化(現代ビジネス) NY屋内マスク義務が今日から解除。人々はマスクを外した?街の様子は? – 2021年 1年3ヵ月ぶり「非常事態」が解除 NYはいま【昨年との比較写真】 新型コロナに「打ち勝った」“先行事例”となるか?NYが復興へ前進、大規模再開へ 米「ワクチン接種でマスク不要」 NY中心地のマスク率は? 街の人の声は? – 2020年 結局アメリカでマスクはすんなり受け入れられたのか 外出の際、顔はカバーすべきですか?「はい」とNY市長 アメリカでマスク改革、はじまる NYでマスク姿を見かけるようになったのはいつ?最新現地事情とウイルス防止対策 (タビジン) Text and some photos by Kasumi Abe (Yahoo!ニュース 個人より一部転載)無断転載禁止

tibiのおしゃれなオフィスを覗いてみた。NYファッションウィーク

ニューヨークの2月はファッションウィーク。今回は、ウォール街にあるtibiのショウルームに新作を見に行ってきました。 tibiと言えば私が好きなブランドで、10年くらい前に買ったドレスは今でもお気に入り。素材もいいのでずっと着られます。 オフィスに入るとまず大プロジェクター室がありました。美術館やギャラリーみたいで、おしゃれ。 ショウルームも(撮影できなかったけど)オフィスも、これぞ「ザ・ニューヨーク」的でおしゃれ。ニューヨークは2月にマスク着用義務が解除されたため、誰もマスクを着けていませんでした(私も取りました)。 案内してくれたスタッフによると、tibiの来秋シーズンのテーマは「ウェスタン」。カウボーイっぽい幅広のデニムジーンズとかディテールが特徴的。 *すべて、掲載許可をいただいて撮影しています。 Text and photos by Kasumi Abe 無断転載禁止

日本産ハマチ(ブリ)をNY&LA人気店がどう手がけるか?期間限定のメニュー公開

ニューヨークとロサンゼルスの人気レストラン10店で、日本産ハマチ(ブリ)のオリジナルメニューを期間限定で提供している。 アメリカの都市圏では一般的に、ハマチ料理を多くの店で食べることができる。日本食を海外でプロモーションしているJFOODO(ジェイフード)によると、日本産ハマチ(ブリ)は米国内でHamachiやYellowtailとして親しまれており、Maguro/Toro, Shake/Salmonに続く消費量だという。(ちなみにUniは4位、Unagiは5位) ブリ類(ヒラマサ、カンパチ)はアメリカやメキシコ(ヒラマサ、ヒレナガカンパチ)をはじめ世界中で獲れているが、アメリカでの消費だけに絞るとアメリカ(ハワイ)、オーストラリア、オランダ産が多く、日本産と同様に寿司やカルパッチなど生食で食べられているそうだ。 そこで今回は、改めて「日本産」のものを使ったオリジナルメニューを米現地シェフに手がけてもらうという企画だ。参加店はニューヨークの7店とロサンゼルス3店で、いずれも人気店。 ソーホーの新店「Veranda」(コンテンポラリーアメリカン)では、ハマチのリッチなフレーバーを最大限に生かし、旨味を存分に味わえる「Hamachi Confit」(27ドル)を提供中。(写真上) ほかの店は「AQUAVIT」「The Musket Room」など。 同2店はいずれもミシュランの常連店で、筆者はこれまで料理長を取材したことがある。いずれも接待や特別な日にも「絶対に外さないお店」として定評がある。 過去記事 Emma Bengtsson (Aquavit)インタビュー Matt Lambert (The Musket Room)インタビュー なお、今回のオリジナルメニューの提供は1/27から2/28までの1ヵ月間のみ。 参加店の情報はこちら https://www.instagram.com/hamachiofjapan/ Text by Kasumi Abe 無断転載禁止

小室眞子さん夫妻のNY高級アパート前で白昼に銃撃事件。動画を米紙が公開

ニューヨークのヘルズキッチン地区で10日、銃撃事件が起こったとして、テレビニュースや新聞など地元メディアがいっせいに報じた。 同日午前11時過ぎ、マンハッタン西52丁目の路上で、身内のいざこざが銃撃事件にまで発展し、衛生局の非番の清掃作業員が左太ももを撃たれた。 清掃作業員の娘の元交際相手の兄弟にあたる男が、路上で清掃作業員と口論になり、発砲したと見られている。現場の路上から、容疑者が撃ったとされる弾が見つかった。容疑者はその後、黒のメルセデス・ベンツで現場から逃走したが、車だけが27丁目で見つかった。 【閲覧注意:暴力的なシーンが含まれます】 発砲事件の一部始終を近所の人が撮影し、地元メディアが公開 アパートの室内から録画した人は「あぁなんてこと、これはよろしくない」と連呼。その後、発砲音が3発聞こえた。 NYではこの1、2年、銃撃事件が多発 関連記事 市内では先月だけで100件もの銃撃事件が発生。警官2人も殺された。 1月だけで銃犯罪100件! ── バイデン大統領が誓った「テコ入れ銃規制」と見えてきた「失望」 清掃作業員は病院に搬送された。詳しい症状は分かっていないが、命に別状はないという報道もある。警察の捜査により、現場付近は一時立ち入り禁止となった。 筆者が気になったのは、発砲事件そのものに加えて、事件現場となった「場所」である。 報道されている事件発生現場や建物の外観は、昨年11月に英デイリーメールが報じた小室眞子さんと圭さん夫妻が住む高級アパートの外観などと一致している。 事件が起こった厳密な場所は、小室夫妻の居住ビルに隣接したビストロ&カフェの前にある道路だ。眞子さん夫妻は移住後、市内での散歩姿がよく報じられており、ビル入口出てすぐのこの歩道を、夫妻は毎日通っているだろう。 ヘルズキッチン地区の事件の発生率について 関連記事 市内で飛び抜けて高いエリアでもないが、犯罪発生率が低いほかの地区に比べると繁華街に近い分、やや高めの傾向。 ヘルズキッチンを東京で例えるならば?治安は実際どうなの?犯罪発生率を徹底的に調べてみた 小室夫妻で大注目「ヘルズキッチン」てどんな街?住みやすい? また地元メディアの報道では、口論の発端となった清掃作業員の娘は「このアパートに居住」しており(小室夫妻と同じ建物かビストロ&カフェの建物かは不明)、当日容疑者らが娘を訪れ「父親に連絡するよう」促したということだ。今後もこの娘を軸に、いざこざが起こる可能性は否定できない。 小室さん夫妻はニューヨークで新婚生活を始めて3ヵ月もしないうちに、このような凶悪事件がしかも自宅前で発生し、驚いていることだろう。またこのようなニュースがご両親である秋篠宮ご夫妻の耳にでも入った日には、ご心中いかばかりか。 しかし悲しきかな、これが2人が新天地として選んだニューヨークの「今」なのである。 関連記事 殉職の22歳NY警察 NY人気観光地で連続の発砲事件 パンデミックで銃購入増。銃社会は危険と考えない価値観とは(保釈金を支払わずとも被告が公判まで自由の身になれる新保釈制度について) アンティファが再襲撃 ── 叫ばれる「割れ窓理論」 全米ライフル協会に解散要求 銃の悲劇なんて気にしない金の亡者 NY治安悪化でまさかの警察予算削減 刑務所がコロナの温床 650人を釈放、懸念される治安悪化 警察憎悪犯罪 警官に向けた連続発砲事件 毎日100人、年間4万人が銃の犠牲 3億丁ある銃器との共存やいかに? 【加速する銃乱射】数字で見るアメリカの現実と憂い 海外で近づいてはいけないエリアの判断基準 NY銃乱射地区を歩いた体験 誤射で死亡 ーー 11秒間で7人の警官が42発の発砲 Text by Kasumi Abe (Yahoo!ニュース 個人より一部転載)無断転載禁止

NY屋内マスク義務が今日から解除。人々はマスクを外した?街の様子は?

ニューヨーク州では10日より、屋内飲食店や小売店などで、マスクの着用義務がなくなった。 着用義務化は、感染が急拡大していた昨年12月半ばより再び導入されていたが、10日に期限を迎えるにあたり、新規感染者数や重症による入院患者数の減少を踏まえ、ホークル州知事が専門家らと意見交換をし、着用義務の方針に関して更新しない判断をしたという。 「パンデミックの新たなフェーズだ」。知事は9日の記者会見でこのように述べながら、協力店に感謝の意を表明した。 ただし、今後も経営者の裁量や店の方針によって、客に着用義務を求めることはできる。また地下鉄やバスなど公共交通機関、空港、医療機関や介護施設、学校、ホームレスシェルターなどでは引き続きマスク着用義務化が継続される。 実際に10日の街の様子を見に行った。 屋外を歩いている人では、マスクを着用している人としていない人は半々で、昨日までの光景と何ら変わりない。 近所の公園のバスケットボールコートでは、ティーンと思しき若者が5対5のバスケをしていた。10人のうち2人はまったくマスクをしていなかったが、8人はマスクを顎に引っ掛けたままプレーをしていた。 小売店に行ってみると、多くの店頭に依然としてマスク着用を求める張り紙がされたままだった。また客もほとんどがマスクを着用していた。 この2年間ですっかりマスク着用に慣れてしまった感があるニューヨーカーだが、街の人に話を聞くと、今後も念のためしばらくは屋内でもマスク着用を続けていくだろうと答える声も聞こえてきた。 またホークル知事自身も、同日の記者会見で「パンデミックが終わった訳ではない。脆弱な人々を今後も感染から守らなければならないし、誰もが安全・安心を感じて欲しい。マスクを着用することで安心を感じるならば、引き続き着用を勧める」と述べた。つまりは、今後はマスク着用の判断を、経営者や個人の裁量に任せていくということだ。 過去記事 マスクを取ってもいいよと急に言われても、今度は逆にその無防備さに戸惑うのだろう。大多数の人が清々しい気持ちで「マスクはもういらない」という気持ちになるまで、もう少し時間がかかりそうだ。 米「ワクチン接種でマスク不要」 NY中心地のマスク率は? 街の人の声は? 広がるマスク着用義務撤廃の動き マスク着用義務の規制撤廃の動きは、アメリカではこれまで共和党寄りの州で見られてきたが、ここにきてニューヨークやニュージャージー、カリフォルニアなど民主党寄りの州でも広がっている。またイギリスやフランス、北欧などヨーロッパ各国でも同様に、マスク着用義務の規制撤廃の動きが報じられている。 ただし米ホワイトハウスやCDCは、引き続きマスク着用を推奨している。 マスクやワクチン義務化に関する過去記事 – 2021年 NYワクチン接種義務に抗議。義務化初日に休職の市職員9千人が都市に及ぼす影響 NY屋内活動に「ワクチン接種証明」義務づけ 全米初の試みが始まったが・・・街の様子 1年3ヵ月ぶり「非常事態」が解除 NYはいま【昨年との比較写真】 新型コロナに「打ち勝った」“先行事例”となるか?NYが復興へ前進、大規模再開へ 米「ワクチン接種でマスク不要」 NY中心地のマスク率は? 街の人の声は? – 2020年 結局アメリカでマスクはすんなり受け入れられたのか 外出の際、顔はカバーすべきですか?「はい」とNY市長 アメリカでマスク改革、はじまる TText and photos by Kasumi Abe (Yahoo!ニュース 個人より一部転載)無断転載禁止

Starbuck Cofee スターバックスコーヒー関連【まとめ】

世界のスターバックス、1万6700店制覇の「アメリカ人」と3800店舗制覇の「日本人」がついに出会った! 日本とアメリカのスタバ、使い捨てを減らす新たな試み。 スタバやナイキ:相次ぐ米大企業の世界展開。東京やNYより「上海へ」の時代に 高級スタバが日本上陸! 素敵すぎる「ロースタリー」NYでも話題沸騰 スターバックス帝国を一代で築いたハワード・シュルツ。貧困からのアメリカンドリーム NYスタバ Starbucks Eveningsの新メニュー、地ビール&エスプレッソ (過去記事より一部抜粋)