ヘンリー王子&メーガン夫人のクリスマスカードに「メリークリスマス」と書かれていない理由

アメリカはいよいよ今晩がクリスマスイブ、明日はクリスマスだ。クリスマスと言えばこの国で最大のホリデーのため、おとといあたりから帰省ラッシュとなっているが、今年はオミクロン株拡大の影響による人手不足で空の便が欠航するなど、一部混乱も見られる。 23日には、カリフォルニア州に住むイギリスのヘンリー王子とメーガン・マークル夫人が今年のクリスマスカードを公開し、こちらも話題になっている。 今年のクリスマスカードは6月に生まれた長女で初公開のリリベット・ダイアナちゃんも含む4人の家族写真だ。同州サンタバーバラにある自宅で、結婚式の写真も撮影したフォトグラファー、アレクシー・ルボミルスキ氏が再び撮影したものだという。 さて、これはクリスマスカードなのに「メリークリスマス」という言葉がないのはなぜか?最近のアメリカのクリスマス事情と共に解説する。 メリークリスマスと段々言わなくなっている 「移民の国、アメリカではすべての人がクリスマスを祝うわけではない。だから最近はメリークリスマスと段々言わなくなっているの」 この言葉を英語の教師をしている友人の女性から聞いたのは、今から3年前のこと。 友人曰くアメリカ、特にニューヨークやロサンゼルスなど大都市には移民家族も多く、その中にはイスラム教やユダヤ教の人々など、クリスマスを祝わない人もたくさんいるため、近年、会社や学校で「メリークリスマス」と言う代わりに「ハッピーホリデーズ」という言葉が使われるようになっている、と説明してくれた。いわゆる「宗教が違う人々への気遣い」「多様化への寄り添い」ということのようだ。 筆者は気になって、その後友人や企業から届くクリスマスカード(ホリデーカード)やメールの内容を見てみたり、店の人からの掛け声を注意深くチェックしてみたりした。この国では、伝統的にクリスマスが近づいてくると「メリークリスマス」と挨拶されることが多かったのだが、確かにここ数年は「Happy Holidays(ハッピーホリデーズ)」という挨拶が主流になってきていると、実際の生活を通して感じている。 忘年会はクリスマスパーティーではなく「ホリデーパーティー」、「クリスマスギフト」は「ホリデーギフト」という言葉があえて選択されることが多くなったようだ。今年、仕事関係でもらったメールにも「Have a lovely holiday season」などと書かれており、「クリスマス」の文字は見当たらない。 知識共有サイトのQuora(クオーラ)にも、今月の投稿でこんな内容のものがある。 「なぜ(アメリカの)ほとんどの人々は『メリークリスマス』ではなく『ハッピーホリデーズ』と言うのですか?」 その答えとして、このように答えている人がいた。「自分は、宗教的にクリスマスを祝う相手には『メリークリスマス』と言います。しかしクリスマスを祝わない宗教の人もいるため、必ずしもそのように言うわけではありません。ほかの宗教にはそれぞれの休日があり、またほとんどすべての人には仕事を休むという意味での休日(ホリデー)がある。だから相手がクリスマスを祝う風習があるかどうかどうかわからない場合は『ハッピーホリデーズ』と言う方が(相手にとって)正しく、無難でしょう」。 筆者の友人もこのクオーラの回答も、だいたい現代のアメリカ人の「メリークリスマス」に対する平均的な考え方であろう。そして、アメリカに移住したヘンリー王子とメーガン夫人もおそらく、この流れで今年のクリスマスカードは「ハッピーホリデーズ」と大きく書かれたものにしたのではと察する。 もちろん、だからと言って「絶対にメリークリスマスと言ってはいけない」というルールになっているわけでもない。今でもこの時期に、店のスタッフで「メリークリスマス」と声をかけてくる人もいるにはいるし、道すがらそのような掛け声を聞くこともたまにある。 筆者が今年もらったクリスマスカードをチェックすると、1枚だけイエス・キリストの絵が描かれたカードのメッセージに「Have a Joy-Filled Christmas」(喜びに満ちたクリスマスを)と書かれていた。 送ってくれた人は、キリスト教信者の年配の女性で、長年家族ぐるみの付き合いがある友人だ。筆者がキリスト教信者ではないと知っているはずだが、厚意で以前クリスマスの数日間、自宅でのクリスマス家族イベント、ディナーにも誘ってくれたことがある。中にはそういう人もいるということだ。 近い将来、新型コロナが落ち着いて、この時期にアメリカを訪れるようなことがあれば、このようなムーブメントもあると知っておくことで、年末のホリデーについてまた違った見方ができるだろう。 最後に個人的な感想だが、アメリカのクリスマスは本当に楽しい。(クリスマスを祝う典型的な家庭の過ごし方の例として)イブあたりから家族・親戚が大集合してディナーを囲み、クリスマスの朝はパジャマ姿の子どもたちがサンタクロースからのプレゼントに大喜びする。大人もそれを微笑ましく見ながら、家族・親戚同士でのプレゼントの交換大会が始まる。皆、子ども時代に戻ったようにラッピングペーパーをビリビリと大胆に破りながら、開封していき「あぁこれ欲しかったの!」と大げさに喜んで笑い合う。それが終わったらテレビを観たり昼寝をしたりと各々がとにかくのんびり、まったり過ごす。そしてまた夜はご馳走をいただく。まるで日本の正月や大晦日のような日なのだ。 この冬、新型コロナの感染は拡大中だが、ワクチン接種も進んでいるため検査をして陰性であれば予定通り家族・親戚で集まり、2年ぶりにこのホリデーを盛大に祝う人も多いようだ。 Happy Holidays! 皆さまも(感染状況に気をつけて)良い年末シーズンを。 本稿はラジオ、CROSS FM Urban Duskの2019å¹´12月9日に出演した際に筆者が話した「NYクリスマスライティングの様子と、メリークリスマスと言わない理由」をベースに、最新状況を加筆したものです。 参照 Omicron variant causes Christmas flight cancellations and holiday travel headaches Why do most people say “Happy holidays” instead of…

「日本にいる時より幸せ」有力紙が米移住の元皇族発言を引用。眞子さま結婚 米で一斉報道

眞子さまと小室圭さんの結婚が、宮内庁により正式に発表された。同時に眞子さまが複雑性PTSD(心的外傷後ストレス障害)と診断されたことも明らかになった。 アメリカでも1日、CNN、ブルームバーグ、ロイターなど主要メディアにより一斉に報じられた。そして、2人が今後住むことになるだろうニューヨークでも、ニューヨークタイムズ、ウォールストリートジャーナルといった有力紙の記事も確認できる。 ウォールストリートジャーナルは「Japan’s Princess Mako to Marry as Palace Blames Media for Her PTSD」(眞子内親王はメディアの批判によってPTSDを発症し、結婚へ)という見出しで、眞子さまに関する記事を初めて報じた。 同紙は「日本のスクラッピー(ちぐはぐ、とっちらかったなどの意)な週刊誌やそのほかのメディアによる報道が繰り返されてきた。それらは(小室さんの)父親の自殺を含む家族のことを調べ上げ、最近では帰国時のポニーテール姿を批判した」など、これまでの背景を紹介。 また結婚自体については「基本的人権の問題であり他人が干渉してはならない」とするコメントを引用し、記事を結んだ。 最近の動きについて静観していたニューヨークタイムズも、眞子さまの結婚について報じた。「A Princess Is Set to Be Wed. But It’s No Fairy Tale.」(プリンセスが結婚へ。しかしそれはおとぎ話ではない)という見出しで、この結婚が多難であることを示した。 同紙は眞子さまについて、「第二次世界大戦後に皇室に関する新憲法が日本で施行されて以来、一般市民と結婚する9人目の女性皇族」であると紹介。そして3人の女性 ── メーガン夫人、皇后雅子さま、元皇族の島津貴子さんの事例を引き合いに出した。 メーガン夫人 眞子さまの複雑な結婚問題とよく引き合いに出されるヘンリー王子とメーガン夫人の英王室離脱騒動(メグジット)と比較し、日本の皇室についてはこのように紹介している。 Japan’s staid royal family is low on star power and has largely avoided the dramas surrounding the British royals. The family, the…